三菱重工の航空機MRJが大失敗!完成品ばかりを狙うと大失敗する

  • 4 December 2017
  • のぶやん

三菱重工の重役たちは、やりたい事と、やれる事の区別がついていなかったと言われても仕方ないでしょう。巨大な豪華客船を無理やり受注して大失敗して撤退。2013年に納入開始とされていた国産航空機のMRJは、2020年になっても納入されない見通しで、既に時代遅れのものが出来上がって売れないどころか、販売が決まったものまでキャンセルされる可能性が出てきました。

航空機

当初は、2008年から開発を開始して、5年後の2013年頃には製品として納入する予定でした。しかし、5年で航空機の開発などとてもできない事は、作り始めてから判明していく事になり、三菱MRJは泥沼にはまりこんでいきます。

1997年に正式に開発が開始された本田ジェットは、2012年に発売されるまで15年もの時間を要しています。しかも、本田ジェットは1993年に他社製のエンジンで既に初飛行に成功していました。三菱重工が開発しようとしている大型飛行機は、ビジネスジェットより更に難易度が高い物になります。

完成品を作りだせない

日本の空母であったり、航空機などは、防衛能力が弱いとされていました。結局のところは、防衛能力を高めるほどの余裕がなかったものと考えられています。空母の数でアメリカ軍と同じと考えていても、実際に戦ってみると何故か負けるというのは、空母の防空能力、航空機の防衛能力などの差が現れる事が多かったからでしょう。

MRJも既に試験飛行は行われていますが、細かい所の調整に時間がかかっています。三菱重工の場合には、今までの実績がないのでゼロからの開発となり、あらゆる所に時間がかかっています。航空機開発のノウハウの蓄積が全くない中で、航空機を飛ばすだけでも大変なのに、他社に勝って市場でトップを目指すなど夢物語です。

競合他社に勝てない

三菱重工は、最初から競合他社に市場で勝とうと挑んでいますが、今のところその見込みはほとんどありません。100席未満の小型旅客機では、エンブラエル(ブラジル)、ボンバルディア(カナダ)の2社が1000機以上の出荷がありますが、特に売れているブラジルのエンブラエル社に性能で勝つことができそうもないのです。

飛行させるだけで精一杯であり、2013年に納入するはずだった商品が2020年にまで遅れて、それで世界一の性能を出せる訳がありません。それどころか、エンブラエル社が性能を改善してきた「175-E2」(80〜88席)は、2020年に発売して、それが三菱重工が開発する機体よりも優れている可能性が高いというのです。

今まで開発しなかったツケ

造船業などが傾くまで、新しい産業に参入しなかったツケが航空機MRJに現れています。航空機の部品の数は半端ないもので、その全てが完璧に仕上がっていないといけないという難易度が高い物です。日本には、その技術力を支える若者は不足しており、10年後、20年後が見通せないほど少子高齢化となっています。その一方で、ブラジルは2億人の人口を誇っており、若者で溢れて今後も伸びが期待できます。

世界の航空会社が『今後のお付き合い』を考えるのであれば、日本の状況とブラジルの状況を比較して、ブラジルの航空会社であるエンブラエルの航空機を採用したくなるというのも当然でしょう。確かに日本市場は、世界を代表する大きな航空業界の市場ですが、それがずっと続くとは限らないからです。

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