DrupalがCMSとしてWordpressに負けて衰退している理由

  • 2 May 2018
  • のぶやん
Drupal 10年チャート

Drupalは、CMSとして衰退を続けていて、10年後に存続しているか分からないような状況になっています。

Drupal 10年チャート

習得に時間がかかりすぎる

Drupalを使いこなすには、独自の様々な概念を理解しなければならず、習得に多大な時間を要します。Wordpressのようにインストールして、少しのモジュールを入れて、すぐに使えるような代物ではありません。様々な大量のモジュール(少なくとも10以上)をインストールしないと使いものになりません。

使いこなせるようになるまでに時間がかかる上、使いこなせるようになってからも、デザインを強化したりするのに膨大な時間がかかり、それなりの知識が要求されます。マニュアルがインターネット上に用意されているとは限らず、モジュールによってはテストに非常に多くの時間がかかります。日本語での情報は全く期待できないので、英語が多少なりできないと話になりません。

更新が頻繁で非常に面倒

Drupalの更新は非常に頻繁に行われますが、そのセキュリティのアップデートだけで多大な時間がかかります。時間はコストなので、それだけサイトの運用コストが跳ね上がるようになります。酷い時には、コアが1ヶ月に2回以上もアップデートされる事があり、それはサイトメンテナンスの負担を高める事になります。

このDrupalにおける多大なる労力のコストを嫌って、ホワイトハウスがいよいよDrupalをやめてWordpressに移行してしまいました。毎日のようにモジュールがアップデートされて、バックアップを取ったり、モジュールテストを繰り返すのは、それだけで膨大な手間になり、多大なコストがかります。Drupalでは、モジュールの数が増えるだけその作業も膨大です。

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