NAVERまとめ第2回編集コンペの応募作品を作っていて沸いた疑問


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  • 15 June 2013
  • のぶやん

NAVERまとめの第1回の作品がどんなものかなーと見ていて思ったのですが、第1回の尾道のおもてなしプラン10万円受賞作品ですけど、小沢健二「ブルーの構図のブルース」をトップに持ってきて、聴きながらNAVERまとめを楽しめるという作品が評価されたとありますけど、これって明らかに著作権違反だと思いました。今までは、良く見てなかったので気がつきませんでした。

利用者であるしろくまさんは、全く悪くないですが、これを選ぶ側はどうかしてますね。しかも、それが「違法動画」と言われるどころか「編集の妙」などと評価されちゃってるところが、え?と思わずにはいられません。こういった違法動画は、Youtube側に申し立てがあれば、いつ消されるか分かりません。

「海と猫のまち 尾道」オトナの日帰りおもてなしプラン
http://matome.naver.jp/odai/2135159069533363201
(違法動画である小沢健二さんの歌が使われています)

素晴らしいのはまとめか曲か

小沢健二さんの曲が素晴らしいのは誰もが知るところですけど、Youtubeに違法にアップロードされたのをまとめに使うのは、本来はやってはいけない行為です。NAVERまとめがこうした確実に著作権違反しているまとめをコンペで選択したのは、非常に良くない行為と言わざる得ないですね。第2回では、こうした作品を選ぶ事がないようにしてほしいと切に希望しますね。

Youtubeの違法アップロードを使っていい事になってしまうと、雰囲気を高める曲をどんどん使えるようになって、編集コンペの意図とは全く別のものになってしまうからです。

Twitterの処理をどうするか

Twitterに関しては、使うか使わないかは表現者の自由になるでしょうが、利用した場合に利用を嫌がる人がいるかもしれない所に注意が必要です。Twitterの場合には、アカウントが他の情報と連動しやすい性質があるので、編集コンペに使う場合には、利用を断っておいた方がいいかもしれないと思いました。

ソースの信憑性に対する評価

NAVERまとめは、「キュレーション」という事で、様々な場所からソースを取ってくる事になりますが、そのソースの信憑性がどのように評価されるかという所は難しい所です。一般的には、新聞社などの大手メディア媒体が書いたものというのは、いちブロガーが書いたものよりも信憑性が高いと言われています(実際にそんな事はないのですけど)。誰が書いたか分からないブログの内容であれば、内容が憶測や間違いを含んでいる可能性もあって、引用は慎重に行わなくてはいけないからです。

この点に関して、NAVERまとめの編集コンペで「ソースの信憑性」がどのような評価になるかという所は分かりづらいところではありますね。その点について何も書いてないという事は、「自分で判断してください」という事なのかもしれません。少なくとも、生活情報サイトのNanapiのような場所でライターが書いた記事が「コンテスト」と言われるものに耐えうる信憑性があるとは思えないというのが私の判断ではあります。

紙媒体とウェブ媒体の違い

前回の第1回編集コンペでは、紙媒体の審査員がインターネット上の性質というよりは、プロの編集者の目線で審査するというものでした。それはそれで面白い視点ではあったのですが、インターネットの媒体の特性というものをもう少し審査に加味しても良かったかもしれません。具体的には、起承転結などにこだわらない自由な構成などがインターネットでは受けが良かったりします。特に「転」が途中で来ると訳が分からなくなるので、最初に持って来たり、最後に持って来たりする事が多くなったりします。

特に日本語の場合には、編集というと、かならず「はじめに」「中間」「おわりに」という形で、結論が終わりにくる傾向がありますが、それではインターネットでは分かりづらくなる可能性があり、最初に結論を持ってくるという方法が良く好まれます。まあ、この点は最近の紙媒体もそうなってきているかもしれませんが、英語の論文のような形に近づいてきているのかもしれません。

紙媒体であれば、情報の切り口というのは先が予想できなくてもOKなのですが、ウェブ媒体の性質として「先が予想できる構成」というのは必修になってきます。例えば、リピートするサブタイトルが紙媒体で優秀なサブタイトル、ウェブ媒体ではわかり易いサブタイトルとして重宝される場合があるのです。この辺の性質があると、紙媒体の編集者をウェブ媒体と混同してやってもうまくいくのか不明瞭です。

1000万人の閲覧者に耐える質とは?

せっかく作るのであれば、単なる10万人20万人が見る作品ではなくて、1000万人が見るインターネットに影響力を与える作品を考えたいものですね。そういう作品というのは、単に観光地を紹介しただけとか、料理を紹介しただけとは別の角度で切り込んでいかないといけないですね。インターネット上での拡散も含めて考えていけたらいいなとは思っています。

いかに口で「良い編集」を叫んでいたとしても、売れない雑誌が廃刊になってしまうように、全くPVが伸びないようなまとめというのが「良いまとめ」と言えるかどうかは微妙です。前回の第1回編集コンペにおいて優秀賞を受賞している作品は、いずれも3万PV程度のもので、ほとんど拡散されていません。言い方はかなり悪いですが、美人を選ぶ美人コンテストで「内面が最高に素晴らしい」ブスを選んでしまったようなものでしょう。

もしくは、ゲームの作り手がプログラムを駆使して自称「素晴らしいゲーム」を作ったとしても誰もプレーせずに離脱するようでは、素晴らしいゲームとは言えるかどうかは分かりません。プロの目線は重要ですが、同時に多くの人が評価するようなまとめも大事になってくるかもしれないですね。みんなに実際に見せてみて、評価を見てもらうような。

スポンサーを付ける素晴らしい取り組み

NAVERまとめがオロナミンCでスポンサーを付ける取り組みは、本当に素晴らしいと思います。やはり、主催者だけでは限界があるので、他の会社も巻き込んで、いろいろとやっていけば、これからコンペを積極的に開催できるようになるかもしれません。いちキュレーターとしては、これは本当に素晴らしい事だなと思います。アメリカなどは、そういった賞金コンテストが発達していますが、日本ではまだまだなんですよね。

国が税金を投入して、いろいろな事を一生懸命にやるよりは、小さなコンペを沢山開催していった方が社会的な意義とか意味とか大きいような気がします。それだけ眠っている才能があるかもしれないんですからね。


複数の情報を組み合わせる難しさ

編集コンペは素晴らしい取り組みだと思うのですが、思っていたよりも難易度が高いです。単に作るだけなら何とかなるのですが、上手にシンプルで深いものにまとめようとなると、少しのソースでは駄目で、大量のソースの中から選ぶ作業になるので大変です。
 

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