NAVERまとめに見るウェブページを追加する概念
最近のウェブサイトの傾向として、「細分化したものを集める」という方向が強まってきています。どうしてそういった方向になるかと言えば、時代の最先端を追っていくという意味で、完成させた情報を提示するという事が難しくなってきているからです。例えば、ニュース記事を1週間ほどかけて書いたとしても、その記事が書き終わる頃になると、そのニュースの旬が終わって誰もみなくなるという事が発生するという事です。
こうした状況が発生して来た事によって、ニュース記事は、「旬のものを短くて簡潔に」というものが求められるようになってきました。そして、その短く簡潔にまとめられた情報を過去のものを含めて、履歴として提示するという機能を持つウェブサイトも少しずつ増えてきています。代表的なものとしては、NAVERまとめがあります。NAVERまとめでは、itemページを集めて、1つのページを構成するという手法をとっています。
NAVERまとめのitemページ
NAVERまとめにおいては、小さいページ(itemページと呼ばれている)を沢山集めていく事によって、1つのページを形成するというスタイルがとられています。これは、検索エンジンにも非常に強くて、各itemページと、1つの単体ページが読み込まれているので、ページビューが大きくなる効果が期待できます。また、画像などを直接外部にリンクするのではなくて、NAVERまとめ内部に1段階itemページを作ってからリンクする事によって、ページ数を増やす事ができます。
小型の情報(100文字の文章、1枚の写真)などを大事にしておきながら、そういった出来上がった情報に対して、新しい情報を少しずつ付加するという事が現在のサービスの主体となりつつあります。埋もれた過去の情報を発掘して、それに対して新しい価値を付けていくという作業になってきます。それはまるで、古代の美術品を掘り起こして、美術館に展示するような作業のようにも見えます。ガラスケースに入れて美術館に展示すれば、同じ作品であっても輝いて見える事があります。
美術品の素人がピカソの絵を見ても何が何だか分からないのと同じで、アイテムだけを見ると、どんな情報かというものを理解できない場合が多いので、それに説明を付け加えるだけでアイテムが輝いて見えます。更にそれにストーリーを加えると、アイテムは小説になり、動画を加えると映画になります。
ブレインストーミングの手法
プロジェクトの初期の段階でまとまりがないものであっても、とりあえず様々な意見を集めておく事を「ブレインストーミング」と言ったりします。簡単に意見を否定したりせず、自分の頭の中にあるものをどんどん書き出していくのです。携帯電話などを使って、自分でどんどん情報を集めたり、メモを書いておくなどしておいて、後からその情報を自分なりにまとめあげて、新しい世界を作っていくというのが最近の主流となってきています。
Twitterが流行した背景には、自分の情報を発信したいという欲求もあったにしても、短文で短いものを積み重ねて「自己の形成」を行おうという欲求があったものと思われます。そうしたTwitterをまとめるサービスが出てきたのも自然な流れだったと考えられます。本来であれば、Twitterをまとめるというサービスを提供するのがTwitter社がやるべき作業だったわけですが、それをTogetterなど外部の企業が行っているのは、Twitter社の力不足という事でしょう。
企業における情報資産の活用
企業においても、情報が中途半端だからと言って、それを捨ててしまわないような努力が重要になってきます。特にベンチャー企業などにおいては、人数が少ないのでオンラインでの情報共有が容易にできるので、新しいアイディアをオンライン上に次々と出して貰う事が大変に重要になるでしょう。「業務に関係あるかないか分からないけど、とりあえず共有していく」という姿勢が大事になってきます。
日本の企業が今まで欠けていた事とすれば、新しいアイディアを出せる人材に対しての評価が低かった事でした。日本企業の多くは、発言などせずに「もくもくと上司から言われた仕事に取り組む」という人材を評価してきました。上司がこのような姿勢にあっては、グローバル化の変化に対応するようなサービスが出せるわけもなくて、自然と日本企業は淘汰される要因になってきた事でしょう。新しいアイディアを出し続けていく為には、時間と労力がかかるのです。そういった新しいアイディアを出し続ける人を評価する企業こそ伸びていく企業といえるでしょう。
ファスト情報の観点
ファッション業界では、「ファストファッション」が流行していて、私が好きなH&Mなどでは、3000円もあれば、3-4枚のTシャツが購入できてしまうほどに激安で売られています。ファストファッションの特徴としては、とにかくデザインされてから生産が早いのです。それが実現できる背景には、色だけが違っていたり、少しだけデザインが変更され続けていくという感じで、少しずつの変化をどんどん市場に出して売り切るという特徴があります。こうした手法は、じっくりと練られたデザインを出すブランド品とは対照的です。
最初から完全なものを目指すのではなくて、消費者のニーズに応じて変化さえていきながら、完全なものに対するリリースを目指すという姿勢が大切になります。商品のリリースを行いながら、消費者のニーズに対する研究などを行いながら、修正を加えて発展してくと、追随するのが難しいというようなサービスの完成に至るでしょう。
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