NAVERまとめはもう無理だと思った理由

  • 20 February 2014
  • のぶやん

2009年頃にスタートした(正確に言えば2010年頃に正式スタート)したNAVERまとめですが、「もう難しい」と思っています。その理由としては、NAVERまとめと似たようなプラットフォームが誰でも簡単に出来るようになってしまった事があります。

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次々と出現するNAVERまとめの類似サービス

NAVERまとめの類似サービスが次々と出現している事は、前回のブログでも取り上げました。

Drupalでも同じ事ができる

WordpressのようなCMSで私がサイト構築で使っているDrupalを使って以前はNAVERまとめと全く似たようなプラットフォームの構築が困難かと思っていましたが、最近ではDrupalが進化してきたので、ほとんど同じような事ができるようになってきました。しかも、発展性を考えると、NAVERまとめのプラットフォームよりも、Drupalを使った方が将来性があると考える事もできます。

そんな私もDrupalで引用を中心としたサイトを構築していますが、NAVERまとめ以上に自由度が高いだけではなくて、運営側から文句を言われる事もないので、私もNAVERまとめで養った知識を活かして自分のサイト上でコンテンツの展開を考えていけたらと思います。そういったところまでDrupalが発展したのと、自分の技術力もそこまできたという気がしています。

プロを育てられなかったまとめサイト

NAVERまとめは、卍さんのように「NAVERまとめのプロ」と呼べる人が20万円稼いだと話題になった訳ですが、彼はそのあとに奨励者の制度が変更したからとして引退しています。短期で業績を伸ばすという「その時々に応じた対応」というのは悪くないのですけど、ユーザーの信頼を損なう結果になってしまって、奨励していた人が引退する事になったのは大変に残念です。その一方で、卍さんに次いで芸能人まとめを量産して稼いだという奨励者も出てきました。

その一方で、Twitterで上手にアクセスを集めていたWasejyoさんのように奨励にならなかったり、くまもち氏のように奨励に選ばれない基準なのにどうしたわけか奨励を続けていたりと、何重にもわたる不明瞭・不明確な奨励基準、注目に入る基準が曖昧になって、多くのユーザーが不満を抱く事になりました。

公平に収益を分配できないサイト

会社でも公平に収益を分配するという事はありえません。例えば、上司が業績が良い部下をひいきして、良い店舗を抱えさせたりするという事は良くある事です。会社というものは、業績が良い人・悪い人がいるのは当然で、経営者が優秀であれば、全体を持ち上げる事ができるのです。ただし、公平に分配する努力ぐらいはして貰わないと、意味不明に奨励者が決まったり、意味不明に注目入りが決まったりするシステムは不公平でユーザーのやる気を損ないます。

Google社は、検索エンジンのランキングを独自の検索エンジンで決定しています。Google社の決定するランキングに従いたくなければ、Googleを利用するなという事です。そういった1つの企業が提供している世界観のみで世界のインターネットの半分ほどが支配されている事は、インターネットにとって大変に大きい損失であるとも言えます。こうした現状は、打破されるべき問題だと感じています。

NAVERまとめに感謝してる

それでも私はNAVERまとめに感謝しています。そこそこのお金を受け取れたと思っているし、受け取れた金額に関しては、それなりに満足(そんな多くも無かったけど、こんなもんかな)しています。ただし、NAVERまとめが開始されてから3年を経て、NAVERまとめではとうてい生活できない事はハッキリしたわけで、卍さんの判断は正しかったと言わざるえません。つまり、早めに引退する方が良かったのかもしれないという事です。今からでも遅くは無いので、NAVERまとめに割く時間を少しずつ別の事に割り当てる事をおすすめします。

具体的にどういった代替の方法があるかと言えば、NAVERキュレーターの一部の人がやっているようにWordpressやDrupalで自分のプラットフォームを持つのもいいですし、別の稼ぎ方を考えるのも良いでしょう。自分なりに自分で稼げると思うプラットフォームに移行する時期ではないかと思います。

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