人に無料で仕事を頼むべきではない理由とは?相手の公開している市場価格を良く見よう

  • 15 January 2017
  • のぶやん

仕事を無料で依頼してくる人がいると、本当に驚きます。もちろん、無料で引き受ける事はありませんが、場合によって『仕方なく』無料で引き受けないといけない事もありますが、その場合にも納期が存在しなくなるなど、全てがこちら側の都合で仕事を決めさせて貰う事になります。

カメラの撮影、モデルの手配、ウェブサイトの構築、コンサルティングなど、何でもやりますけど、無料でやるのは最初の軽い相談ぐらいのものです。最初の軽い相談だったら、無料と言う事もありますが、後から本格的に動くとなれば、当然ながら有料になります。

技術料金を支払うのが当然

技術を習得するには、何年もかかる訳で、それが飯を食ったりしているプロとなれば、10年がかりで習得している技術というのも沢山あります。そういった技術を使いたいという事であれば、お金を支払うのが当然と言えるでしょう。もし、技術料金を支払わず、無料で出来ると感じるのであれば、自分でやればいいのです。

カメラの撮影だってクオリティを求めなければ誰でも簡単に行う事ができますし、Wordpressのインストールだって3日間ほど勉強すれば誰でも行う事ができます。無料で依頼をするぐらいの仕事であれば、自分で時間をかけてやればいいんです。もちろん、3日の学習でプロのクオリティを出してお金にするのは絶対に不可能です。

無料のクオリティとは何か

無料だから仕事を引き受けないという訳ではありません。プロ野球選手だって、ファンサービスと言う事で、無料でサインを書くのと同じで、プロが出来る範囲で仕事の時間を使ってあげるのも、ファンサービスと考えてあげてもいいでしょう。無料で仕事を行う場合のクオリティというものはどういうものかという事を考えてみたいと思います。

無料で行う場合には、納期が存在せず、『暇な時にやっておきます』と答えるようにしています。暇な時というのは、半年後かもしれないし、1年後かもしれません。相手の事情など、私の知った事ではありません。時間があって気分が向いた時に行うというのが無料という事です。

(1)納期は存在しません
(2)クレームには応じません
(3)メンドクサイ要求には応じません
(4)やり直しは行いません
(5)メール・電話の応対は行う

1万円を支払って20万円のクオリティを要求されても、実現する事はできません。なおさら、無料で1万円分のクオリティを求める事ですら無理があり、プロが無料で出来る事に限界があります。オーダーに応じたものをカスタマイズで作るのがプロで、そこに金がかかります。無料で良ければ、例えば写真素材を購入しなくても、1000円でインターネットで買えばいいですね。

場合によって金額を提示する事が大事

無料でやってと言われながら求められるクオリティが高いと判断した場合には、個人ではなくて事務所の名前で見積書を送るようにしています。見積りには、それなりの値段が書いてあるので、無料でお願いしようとしていた人であったり、会社などはその金額は支払いたくないからと拒否する場合が多いです。それでいいと思うのです。

ビジネスを成功させる為には、最初から相手に出血を求めるようなやり方では誰も相手にしてくれません。先ずは、自分が損をするかもしれないけど、相手を尊重してそれなりのお金を支払って仕事をやって貰って、話はそこから始まります。ホームページなどで価格を公開していても、『そこまで見てなかった』というお客さんはいるでしょう。その場合には、見積書を送って金額をはっきりさせると良いでしょう。

素人がやるのと違う仕事をやるプロ

写真なんて3日ほど集中的にインターネットで学習すれば、誰でも一眼レフカメラを使ってそこそこのものを撮影する事が出来るでしょう。しかし、自分でやったのと細かい所で違いが出るのがプロです。後から、自分がやったものと、プロがやったものを比べてみると分かるのですが、品質に違いがあります。

今では、プロが撮影したカメラと、iPhoneで素人が撮影したものが分からない言われる事もありますが、それでもプロが撮影したものは『売れるクオリティで撮影』します。そこにお金をかけるべきかどうかというのは、自分で判断すると良いでしょう。

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