国際企業が競争の中で対立を深めている。ウォールマートがVISAの取り扱いを停止
日本マクドナルドは、コーヒー100円戦略でブレイクしたのだが、今の日本で『マクドナルドにコーヒーを買い求めに行く』と言う人はほとんどいないでしょう。それは、コンビニが100円コーヒーを始めた事によって、コーヒーを100円で購入する文化は、全く珍しい事ではなくなったからです。むしろ、マクドナルドに行くよりも、コンビニで100円コーヒーを購入した方が早いという事が明らかです。
消費者が消費できる金額は有限
ウォールマートなどのスーパーは、大量に仕入れる事で安く販売していますが、インターネットの脅威を感じている事は間違いありません。インターネット販売の最大手であるAmazonなどは、これ以上安くするのは不可能という非常に仕入れ値に近い圧倒的な安価で提供しています。ウォールマートは、実際に店舗を動かしているので、そのアマゾンの出荷工場に勝たなくてはいけないのです。
スターバックスコーヒーも同じことで、300円のスターバックスのコーヒー豆と、セブンイレブンが使っているコーヒー豆がほとんど同じという事が分かっています。それでもスターバックスで飲む理由はあるのか?という事になります。セブンイレブンなど日本のコンビニチェーン店がコーヒーを始めた事によって、コーヒーチェーン店にとって大きなプレッシャーとなっています。コーヒーショップで300円のコーヒーを消費者が『高い』と思うようになるからです。『これなら、セブンイレブンで3杯のコーヒーが飲めるよな』と。
VISAカードは使われなくなる
現在では、クレジットカードが盛んに使われていますが、クレジットカードは近い将来に使われなくなるとみられています。その手数料をクレジットカード会社に支払う事を嫌がる小売店は多くて、クレジットカードの分がなければ、それだけ利益を上げる事ができるか、消費者に自社のポイントなどで還元する事が出来るからです。クレジットカード手数料を支払うのがばかばかしい小売店は、クレジットカードの代わりに『電子マネー』などを普及する動きもあります。
『ビットコイン』などの電子マネーは、クレジットカードと違って手数料が非常に低いという特徴があります。今後は、ビットコインなどの電子マネーで決済する人が増えていくでしょう。消費者は確かに選択の自由があり、カード会社はポイント、分割払いなど便利なサービスを提供していますが、そういった形態も形が変わってくる可能性が大きいでしょう。