ヤフーの情報管理はどうなっているのか?個人情報流出事件より
Yahoo! JAPANのID流出がニュースになっています。5月16日には2200万人分のIDが流出したという事で、この原因が「サーバーを使う為のパスワードを社員が変更しなかった」という信じられないような要因でした。こういった問題というのは、ミスというよりは管理体制の問題であり、どうしてパスワードが定期的に変更されないのに放置されているのかという問題でもあります。
Yahoo! ID削除事件
私は、Yahoo! Japanのメールをずっと使っていたのですが、海外にしばらく居た時にYahoo!Japanのメールを使わず、帰国してから使おうと思ったらメールアドレスを削除されていて使えなくなっていました。半年間ログインがないものを削除するという事でしたが、僅か半年で削除された事には怒りを覚えました。無料メールだからといって、半年間使わなかっただけで削除されるのはあまりに醜いと思いました。サービス終了というならまだしも、サービス継続中で削除されて、Yahoo!Japanを信用しなくなりました。
ファーストサーバーの障害事件
2012年にソフトバンク系列のファーストサーバーのデーターが吹き飛んだ事件がありました。この事件では、バックアップを取っていると嘘をついていて、実は取っていなかったという詐欺まがいの行為を行っていた事が発覚しています。つまり、ソフトバンク系のセキュリティに関しての意識というのは、企業を主にサービスを行っているファーストサーバーですらその程度だったという事でしょう。
起こるべくして起こっているID流出事件
Yahoo! Japanの情報管理というのは、ファーストサーバーを見ても、今回の流出事件をみても、勝手にID削除事件をみても、管理体制が非常に粗末である事が分かります。日本では、ウェブサイト全体の半分以上のアクセスを稼ぎ出すとさえ言われるYahoo! Japanで、1600億円もの利益を出している会社であるにも関わらず、そのお金はセキュリティ強化などには使われず、ソフトバンクの借金返済にでも消えているようです。
何も努力しなくても儲かるYahoo! Japan
Yahoo! Japanは、日本のポータルサイトとして日本人の非常に多くの人が利用しているので、既に「何も努力しなくても儲かるサイト」になっています。毎日のようにサイトから数億円-数十億円利益をあげる事ができるような凄いサイトです。これはGoogle社も同じなのでYahoo! Japanが悪いとか言ってる訳ではないのですが、このような状況でYahoo! Japanの内部で何か欠けたものが出てきているのかもしれません。