ジェレミー・バーナード・コービン(英:Jeremy Bernard Corbyn, 1949年5月27日 - )は、イギリスの政治家であり、現在の野党である労働党党首。 1983年以来、ロンドンのイズリントン・ノース選挙区選出英国庶民院議員 (MP) をつとめている[1]。 ソーシャリスト・キャンペーン・グループ、パレスチナ連帯キャンペーン、アムネスティ・インターナショナル、核軍縮キャンペーン、ストップ・ザ・ウォー・コアリションの一員であり、ストップ・ザ・ウォー・コアリションについては2011年6月14日から2015年9月12日まで議長を務めた。
自他共に認めるTraditionalists(トラディショナリスト、伝統主義者。トニー・ブレアやゴードン・ブラウンら「第三の道」路線の「ニューレイバー」に対して「オールドレイバー」とも称される)かつ民主社会主義者であり、公共事業や鉄道の再国有化[2]、炭鉱再開、企業の税金逃れ取り締まり強化、大学の学費負担をなくして学生補助金を再開させること、非核化とトライデント核兵器プログラムの中止、インフラ及び再生可能エネルギープロジェクトへの資金を供出する 人々のための量的金融緩和政策、デーヴィッド・キャメロン政権が2010年以降行ってきた公共部門と福祉への予算カットを元に戻すことなどを政策として訴えている。
エド・ミリバンドの労働党党首退任を受け、2015年6月6日に党首選への出馬を表明した。当初は泡沫扱いを受けていたが、多数の世論調査で圧倒的支持を得たことに加え、UNITE(イギリス最大の単一労働組合)など労働党と提携する労働組合の多数、更には提携のない組合3団体からも支持を得た[3]ことで一躍、有力候補となった。