ニコニコ動画に見る失敗のマネジメントとは?2chひろゆき氏も指摘していたニコニコ動画の問題点

  • 13 December 2017
  • のぶやん

ユーチューブは、Google社が運営しているので資本力が半端ではなくて、いくらでも動画をアップロードできるプラットフォームに成長していますそのGoogle社が運営しているニコニコ

ニコニコ動画の有料会員減少

今まで増加を続けてきた『ニコニコ動画の有料会員』は、2016年から減少に転じています。この大きな理由として、競合するユーチューブに多くのユーザーが流れてしまった事が最大の要因で、その他にツイキャスのライブが流行していたり、フェイスブックライブなどが開始された事もあるでしょう。いずれにしても、ネトウヨ育成してきたニコニコ動画に陰りが見えている事は確かです。

ニコニコ動画の現在の立ち位置としては、アクセス上位にアニメのチャンネルが乱立して『アニメ放送チャンネル』のようになっています。アニメを見る為だけに有料会員になっている人も多いです。しかし、それはアベマTVがアニメを無料で放送するようになってから、ユーザーを奪われる事が懸念されています。

ひろゆき氏の指摘

ひろゆき氏の指摘によると、社内においてユーザーを見ている人に権力がないという事で、ユーザーを見てない経営陣がやりたい事をやる場になっているというのです。現場とコミュニケーションをしている人たちに全く権限がなくて、現場の声が届かないようになっているというのです。

日本企業では、使えない人材が上層部に居て、高給取りで威張っていますが、ニコニコ動画もその例外ではなくなりました。サービス開始当初は新しかったサービスは、既に古臭く陳腐化しています。そして、日本企業の上層部は、現場に決定権を持たせると口で言いながら、給料をそのままに失敗したら現場に責任を押し付けようとします。最も良いのは、サービスが分からない上層部が失敗を認めて引退する事です。

ユーザーを見ている人に権力がない。
誰もユーザーが喜ぶサービスを企画しない
ユーザーを見ていない経営陣がやりたいことを企画する
ユーザーが喜ばないサービスが世に出る
ユーザー喜ばない

自民党と癒着するニコニコ動画

ニコニコ動画は、麻生氏の甥の名である麻生巌が株式会社ドワンゴ取締役、カドカワ 株式会社社外取締役となっており、完全に政権と癒着しています。政治が入り込んでしまうと、資金・人脈などを政治に頼りがちになってしまう傾向があり、経営努力を損なう危険性が出てきてしまいます。

政治と癒着して、経営者が政治の方向を向いているという事は、ユーザーの方向を向けないという事にもなりかねません。政府から補助金を貰ったような事業に失敗が多いのは、『補助金を受け取る事が稼ぐ事』と勘違いして、実際の市場の方を向いていかないからです。実際には市場からお金を稼ぐ事ができずに失敗します。

経営権を握る古い顔ぶれ

ニコニコ動画は、ドワンゴの川上会長が運営責任者を退いて、NTTドコモだった栗田穣崇さんが運営責任者となりました。自民党の熱狂的支持者でNTTドコモだった夏野剛さんの後輩にあたる人であり、NTTドコモ時代にimodeを成功させた事でニコニコ動画の取締役に就任しています。しかし、今までの経営陣が出てきた所で、結果は変わらないでしょう。現場に権限を与えるとか言ってますけど、最も良い方法は経営陣を刷新する事です。

経営陣が持っているパソコンのスペックは最新型でサクサク動くかもしれませんが、世間の若者が持っているものがそうであるとは限りません。お金がなくて10年前のパソコンを使っている人もいますし、ほとんどスマホで視聴している人もいます。そうした若者の事情をくみ取らないとサービスが成功しない時代になっています。相手が持っているパソコンであったり、対象顧客の感性を理解できなければ、サービスどころではありません。

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