若者を高齢者の奴隷化して滅びゆく日本の末路。

  • 8 March 2018
  • のぶやん
日本の没落

日本は、90年代から近くて豊富な労働力がある中国にアウトソースするようになっていきました。90年代には、中国は貧しい発展途上国とみられており、日本は世界で最も発達した先進国とみられている時期でした。

90年代から日本企業が中国に工場を移転した結果、日本では就職先がない『就職氷河期』が発生しました。そして、日本の工場は、安い労働者を派遣労働者・アルバイトで雇って操業していく事になります。

日本の没落

日本人労働力が高すぎていた

90年代には、円高によって日本の労働力があまりに高くなり過ぎていました。当時、日本人の労働者の月収は中国人の20倍以上にもなっており、中国で生産した方が圧倒的な安さで組み立てを行事ができました。中国に工場を移転する事は競争力に繋がりました。

日本から次々と中国に工場が移転して、日本が空洞化していきました。日本では、シャープのように最先端で大規模な工場投資も行われましたが、無理な投資で出来た製品が高すぎた事もあって、シャープは台湾企業に買収される事になりました。

優秀で安い労働力の消失

日本では、少子高齢化によって、優秀で安い労働力が消失した状態にあります。既に引退して働いていない高齢者だらけになっている状況で、国際的な競争力をどんどん落としていく事は目に見えています。

中国では、若い大卒が1年間で600万人以上もいて、今後の産業の主力になっていきます。もはや、現在の日本では中国の産業力に太刀打ちできないばかりではなくて、少子高齢化で高齢者だらけになりという『非常に深刻な状況』を抱え込んでいる状況になっています。

サービス産業のみ発達

先進各国の特徴は、工業が中国などにアウトソーシングされた結果、金融・ITなどのサービス産業が発達するという事です。サービス産業は、特に都市部において発達しており、日本でインターネット企業が渋谷・新宿などに集まっています。

この金融産業の中心にいて、高給取りの代名詞とされていた銀行のビジネスが揺らぎ始めようとしています。海外に工場が移転してしまったので、日本国内に貸出先がない状況になってしまって、本来の貸し出しビジネスが出来なくなってきたからです。

郊外に工場を作る需要もなければ、地方都市に工場からの雇用が生まれる事もなく住宅も供給過剰で余っている状況です。このような状況において、日本企業に資金を供給してきた国内の銀行は窮地に陥ろうとしています。


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