お金の世界にこだわらないと見えてくるもの

  • 3 September 2023
  • のぶやん
お金の世界にこだわらないと見えてくるもの

今では、アップル社の時価総額は、3兆ドルを超えています。日本円で、約400兆円ということになります。アップル社がその気になれば、日本の大企業などいとも簡単に買収できてしまいます。振興IT企業と言われるGAFAと呼ばれる巨大企業を合計すれば、東証の合計時価総額と同規模であり、円安によってGAFAは東証の合計時価総額を抜き去ってしまいました。私たちの生活は、GAFA抜きに語れなくなっています。

伸び続ける巨大企業の時価総額

Apple社が1兆ドルを超えたのは、2018年ですが、それから僅か数年で3兆ドルを突破することになりました。小型のベンチャー企業ではなくて、世界で最も大きな企業にお金が集まっているのです。Apple社は、わずか10年で株価が10倍近くに跳ね上がったのです。もはや、これらの企業は、世界中の不動産でも、企業でも買い放題という状態になっていますが、小さな企業を買っても大きな収益があげられないレベルなので、自社のビジネスにおいて収益をあげることを求められているのです。

新しい需要を作り出す必要性

GAFAぐらいの時価総額になってくると、「新しい事業を創造する」ことが極めて困難になります。今の事業を動かしているだけでは不十分であり、新しい事業を求められるようになるのです。米国債の金利は、どんどんあがってきており、この超巨大企業には、米国債の金利以上のリターンが求められるようになってきているのです。

他人と同じ生き方ではいけない

普通にサラリーマンとして勤務して、週末に遊ぶような手法であれば、当然ながら「ジリ貧」になっていく事は間違いありません。年収300万円ぐらいでは、稼いだ金の多くが「ストレスを解消すること」に費やされてしまうことになるので、お金が全く手元に残らないということになります。お金・時間のどちらも残らないという状況に陥る訳です。

長期的な人生の設計

人生を考えるのであれば、最終的に40~60歳ぐらいで「競争に打ち勝て」ば良いということになります。そうなるためには、20代の頃の経験が「サラリーマンのみ」であれば、不十分である可能性があるでしょう。手短な金にとらわれず、もっと違う経験が出来るのであれば、長期的に見れば勝ち組になる可能性を含むという事にもなりえます。

資本の蓄積をいかにするか

自分自身の資本をいかに蓄積するかと言う「総合的な資本」というものが大事になるという事もあるでしょう。現金を貯めようとしても、日本において効率が悪いということがあります。そうであるならば、お金にこだわるのではなくて、他のところで「自己投資」などをしておいた方が、よほど将来性があると見込めるということでしょう。

お金持ちに希少性がないため

簡単に言ってしまえば、お金が余っている「お金持ち」が沢山いるということです。そして、彼らは時代が変わっても金持ちで居続けるために「新しい投資先」を探しています。お金の価値は、時代を追うごとにその価値が失われていくからです。日本国内には、有望な投資先(=資金を増やしてくれる投資先)がない状況で、お金持ちほど、投資先に困るような状況が生じているのです。

お金をかけたからと言って、不可能なものは不可能なのです。例えば、超お金持ちであったとしても、国の法律を破ることはできませんし、超高級ホテルと言っても1泊10万円ぐらいの高級さが限界というところです。

貨幣を投入しても社会変化が起こらない

今では、お金持ちは「国家が買えるほどにお金持ち」とされるようになってきています。そのため、大金持ちは、生活でみると相当に自由に行う事が出来ます。金持ちが有利なような法律を通したりすることもできます。しかし、全てが可能になる訳ではありません。民主主義の国家では、どんなに大金持ちでも、交通違反をすれば罰金を支払わないといけないし、犯罪をすれば捕まるのです。また、選挙においても、大金持ちも投票は1票しか持っていないことになっています。

人間としての面白さ

人間として面白さがあれば、それで「お金」を集める事が出来るという社会になります。自分自身のプロデュースが上手であれば、つまり「マーケティング」が上手であれば、ニートでも「面白さ」でマーケティングで成功することは可能であるということです。それは、現代社会のマーケットが、過去とは比較にならないほど大きいからということでもあります。

ツィッターのフォロワーなどは、「その人に対して付いている」ことになります。お金で買えるものになれば、簡単に「コモディティ化」してしまうので、希少価値がなくなってしまって、その価値自体が失われてしまうことになってしまうのです。この社会で価値を持つものというのは、お金に換算できない(=コモディティ化)せずに、自分自身の価値を高めていくことにあります。

誰が個人の評価をするのか?

個人の評価は、会社においては、上司が行うことになります。その評価は、業績に応じた評価になりますが、営業でもない限り業績に対する貢献度は「分かりづらいもの」になります。そのため、本来の評価と、会社貢献度の評価が「乖離する」可能性があります。インターネットのビュー数などは、そういう面で「より公平な評価」が期待できます。

会社で全く使い物にならなかった人が、Tiktokで毎月サラリーマンではとても稼げない金額を稼ぐという事もあります。インターネット上のプラットフォームを通じて、直接評価が行われた結果として、会社よりも高い市場評価が得られたという事になります。要は、デジタル化によって、お金を稼ぐ方法が多角化してきたということでもあります。

お金で人生の満足度があがらない

お金だけで人生の満足度があがらないというのは、どういうことなのでしょうか?例えば、芸能人がお金を持っていたとしても、「アルバイトの経験がない」ということで、何だか「普通にアルバイトをやってみたい」と思うようになる可能性もあるでしょう。つまり、自分がやったことがない経験というのは、人生において「簡単には購入できないもの」ということになります。

究極を言えば、お金を持っていたからと言って、1人で旅行に行っても楽しくないと思えることもあるかもしれません。お金を増やすためには、社会的に「何かの意義」が必要であり、人を豊かにする必要があるということでしょう。そうしないと、政治と結びつくことができないので、票を取ることができないのです。

好かれる人間がお金を集める

結局のところは、人に好かれる人間の方が得をするという考え方です。「自分さえ良ければいい」という考え方では、周囲に人を集めることはできません。身近にいる人に対して、どのように接していくのかということも、評価を上げる上で大切になります。ただ、無料でドンドン人を助ける人の所には、多くの場合に雑魚すぎる人間しか集まらないでしょう。

インターネット上の力とは?

インターネット上の力は、選挙の投票と同じようになっています。選挙では、当選をしなければ、議員になることができず、議員活動することができません。そのため、アクセスを集めることができなければ、人気にもなれないですし、影響力を持つことも、お金を稼ぐことも出来ません。ある程度の影響力がある人と、思想が結びついた時、それが貨幣を伴って、社会が動くのだと感じます。

例えば、宮崎駿は、映画1本で社会を変えるつもりでやっていると言いますが、そこには、優秀なプロデューサーが付いたりしています。

フリーターはどうなのか?

フリーターとして「時給1500円」で暮らすことに問題はあるのでしょうか?お金がないと、普通に生活をするだけでも大変です。

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