アイディアを実現する力が大切な時代!実行する能力と粘り強さ

  • 22 April 2014
  • のぶやん

先日の記事で「企業にとってアイディアを出せる人が重要」というのを書いたのですが、アイディアを出す=アイディアを実現するという力があるという事でもあります。ウェブサービスを次々と思いついたとしても、それを実現する力なければ、単なる「絵にかいたもち」となってしまいます。

「私はアイディアがある」と言っている人に限って、そのアイディアを聞いてみるとどこかで聞いたようなアイディアであったり、実現したところで大して稼げそうでもなかったりという事は良くあります。素人の思いつきというのは、単なる思い付きであって、アイディアとは言わないのです

素人の思いつき

リアル店舗を出しているというお店で、ウェブでも店舗を出店して集客をしたいと思っている店舗は多いことでしょう。そうすると、今まで全くウェブを作った経験がなくて楽天に出店してみたり、自社でホームページを作成してみたりする事によって、ウェブサイトというものがいかに集客が難しいかという事を痛感するはずです。

株式市場と同じで、素人が手を出してみようと思ってみた時(つまり、多くの人が儲かったという話を聞き始めて興味を持った時)には、既に市場が飽和状態にあって、早期参入したプロたちが競う相場であって、アマチュアが競う相場ではないという事がほとんどです。

思いつきを実現する

素人の思いつきというのは、プロからしてみると考えるにも値しない事が多いでしょう。しかしながら、サービスを受ける消費者、一般ユーザーなどはほとんど素人なわけですから、素人の思いつきというものも、考えに入れてサービスを作っていく事も重要です。「そんなものは素人の思い付きだ」という言葉を言ってはいけないという事でしょう。

そういった素人の思い付きを全て聞いてディスカッションする時間というのは、プロには与えられていない場合が多い(だからプロは負けるんですけど)です。その場合には、素人の人とプロの人がアイディアを書き込めるような掲示板であったり、ノートのような場所にどんどんアイディアを書き込んでいく事が大切になるでしょう。ディスカッションを行うのではなくて、あくまでノートにどんどんメモを書き残していく事が改善に繋がっていきます。

素人とプロの違い

多くの分野においては、素人とプロの違いというものが不明確になってきている事も事実としてあるでしょう。例えば、以前であれば新聞記者のライターというのはプロと言われていましたが、現在では新聞記者のライターとブログを書くライターにほとんど区別をつけるのが難しいほどです。簡単に言えば、多くのブロガーが1カ月ほども訓練さえ行えば、プロの新聞記者になれてしまうような時代なのです。

こうした現状は、以前であればプロ(正社員何十年)が行っていた仕事というものは、契約社員が簡単に代行できるような仕事になってしまっています。また、プログラマーなど技術習得に時間がかかる仕事であったとしても、「相当の実力」と「実務経験」がなければ、ほとんど使い物にならないので、アルバイト程度の仕事しかできないという事もあるでしょう。

かつての「プロ」が負け始めている

自分で自分に問いかけたいのは、「本当に自分しか出来ない仕事をしているか」という事です。会社の営業成績がいかに良かったとしても、会社に営業成績が良い人というのは沢山いて、自分が辞めたとしても代替というものが見つかる事が多いです。

こういった環境において、プロとして負けない為にどのような事を行えば良いかと言えば、日頃からの業務の効率化を考え続けるという事でしょう。いかにしたらチームに貢献できるかという事を常に考え続けて、自分で学習時間を確保するなどの努力を重ねてチームへの貢献を重ねていかないと、プロとは言えないという状況になってきています。正社員として雇用しているプロがプロとしての働きをしないのであれば、外部からプロを呼んでくるというのが当然の流れになります。

人間の考える能力を活用して業務を改善する

単なる基礎的な働き方でも、やっているうちに改善した方が良い点というのが見えてくるでしょう。そうした改善した方が良い点というものは、しっかりとメモしておいて、後日に改善ができるように提案していくという姿勢が重要になってきます。

業務の効率化とパソコン

社内においてパソコンの知識を使える人を重宝していくという姿勢も大事になってきます。また、個人としてパソコンを使いこなせるようになって、チームに貢献するという事が非常に重要になってきています。パソコンの能力というものがますます重要になってくる今日において、パソコンで常に新しい事を学習していこうという姿勢が大事なってきています。

営業マンだからパソコンの能力が必要ないという時代ではなくなってきています。営業マンであったとしても、パソコンを十分に使いこなした上で、業務をどんどん効率化していく必要があるでしょう。そうした業務の効率化は、すぐに成果となって表れないとしても、数か月から数年単位で見ると、大きな成果となって表れる事は間違いありません。

お金を取れるレベルとは?

企業がユーザーからお金を取れるレベルというのは、プログラマーが凄いレベルでプログラムを書かなければいけないかというと、そうでもないでしょう。大型案件で優秀なプログラマーを何人も必要とするような場合は、「お金の取れるレベル」というものが上がってしまいますが、小さなホームページレベルであれば、(動くお金は少ないにしても)、誰でも作る事ができます。

ゲームのアプリケーションも、最初は誰でも公開できるような簡単なものから始まっているので、簡単に作れるものであったとしても市場が評価すればお金が動くことはあり得ます。問題となるのは、市場が評価するかしないかという点であり、現在の市場が評価しなかったとしても、将来の市場が評価する可能性があれば、取り組む価値というものがあるというものです。

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