キュレーションサイトの乱立で、コンテンツが営業型じゃないと厳しい時代になっているか。Nanapiのアクセス半分に落ちた原因
Nanapiのアクセスが伸びるどころか大幅に落ちている事については、ずっと気が付いていましたが、検索したらブログを見つけましたよ。
nanapiのアクセスが全盛期の半分に落ちていることについて 詳しく書いていきたい。
Nanapiのアクセスが落ちている理由は、そんなに分析しなくても簡単に分かる事で、他の競合サイトがあまりに増えすぎているからです。今では、キュレーションと呼ばれるサイトがNAVERまとめだけではない状況で乱立しており、Google検索で拾われる文字数も、1000文字だとお話にならなくて、1記事で5000文字とか、1万文字とか、まるで論文のような記事が検索エンジンに拾われるようになってきています。
nanapiのアクセスが全盛期の半分に落ちていることについて 「本当に」 詳しく書いていきたい。
Nanapiの文字数とうのは、1000~3000文字程度のもので、検索エンジン(特にビックキーワード)で上位表示させる絶えには、圧倒的に1ページ当たりの文字数が不足しているのです。Googleが求めているのは、1ページで深すぎるほど突っ込んだ記事、かつ共有されるような記事という事で、Nanapiはそのどちらとも当てはまらないという事になります。
いくつかのビックキーワードが吹き飛ぶ
Nanapiは、Facebookというキーワードで上位表示されていたのですが、これがGoogleの検索エンジンから吹き飛んでしまったので、アクセスが急減してしまいました。調査を行ってみると、他の競合サイトであるキュレーションサイトが上位表示されているので、更にコンテンツの質が良いサイト(ボリュームがあるサイト)に負けてしまったというのが本当のところのようです。
ただ、そのFacebookというキーワードで、上位にNanapiが吸収合併されたSupershipのTechHubが入ってきている所を見ると、Nanapiに代わってグループ企業の中で新しいコンテンツを生産した事で更に強い状況になっていると言う事もできるでしょう。Nanapiは落ちてても、他のプラットフォームが上位表示されたらそれでいいと言えば、確かにそうです。ドメイン分散して、沢山のサイトを持つ強みと言えるでしょう。
Nanapiは確かに大量に記事が配信されていましたが、今では何とそれを完全に凌駕するような、驚くべきコンテンツ量を保有するサイトが出現してきたという事でもあります。何故ならば、Nanapiのプラットフォーム自体に強みを持つ訳ではなくて、コンテンツの中身で勝負していたので、中身が完全に凌駕されると、もう勝ち目はなくなってしまうからです。
共有されていないNanapiコンテンツ
Nanapiのコンテンツは、素人ライターが適当に書いたものが多いですが、ボリュームを増やしてもほとんど共有される事がありません。Nanapiのコンテンツというのは、『あたりまえをー』という事で、当たり前記事が多すぎて、どこにでもある『ありきたり記事』が多いので、今のユーザーには当てはまらなくなってきているのです。NAVERまとめなどでは、当たり前記事は大量に出てきて、共有されるのは、時流を掴んだ記事であったり、角度が変わっている記事というのが多いです。Nanapiの記事と言うのは、そういうのが無いので厳しい状況になってきています。
簡単に言ってしまえば、検索エンジン対策だけで上位表示を目指す事は難しくなったキーワードが多くて、1つのキーワードで上位を取る為には、1万字以上の文字数で膨大に書き込んだサイトを作り込まなければいけないという事になります。
書籍化・雑誌化していくウェブサイト
当初のウェブサイトの情報量は、そんなに多い物じゃなかったんですよ。最近のウェブサイトは、ウェブの高速化に伴って、異常なまでに膨大な量が投稿されるようになってきています。1000文字なんて、ホテルのレビュー程度のものに泣てきているという事です。
書籍とか雑誌だって、1つのテンプレートがないように、ウェブサイトだって多種多様なものがあって、デザインも統一されたものではありません。そういったものがどんどん発達していくと、電子書籍とウェブサイトの垣根がなくなっていって、ウェブサイトをそのまま電子書籍化していくという流れになっていくのでしょう。実際、NAVERまとめなどは、雑誌をイメージしたような作りになっていて、写真が多くなって『見やすい』と言われています。
Nanapiの単体から複合体へ脱却か
Nanapiがやるべき事は、アクセスの低下を抑えて・・・という事ではないと思う。いろいろ方法はあると思うが、新しいサイトを3ヶ月ぐらいで早急に構築してビックキーワードで上位を取るという過去から脱却した方法をとるか、株式会社じげんのように営業に特化した手法をやるかになってくると思う。1つのビックキーワードについて1ページで紹介するのではなくて、1サイト1万文字×50記事以上で50万文字で紹介しない時代になってきている。そうなってくると、従来の1500文字で書いていたサイトを使っていたのでは通用しなくなってきているのだ。
1億2000万円の赤字を出しているけど、これは営業利益をあげるビックキーワードを取るサイトで1ヶ月に100万円の利益が出せたとしても、1200万円しか利益にならないので、Nanapiのビジネスモデルにおいて解消するのが非常に厳しい数字であると言えるでしょう。ビックキーワードに対する直接広告で取ってくるのであれば、ビックキーワード1つを取って月額200万~300万円の広告費をとってきたとしても、経費を引いて利益にすれば100~200万円しかでないから、赤字の解消むりじゃね。
Nanapi単体で考えるのではなくて、Supershipという企業が総合的に展開しているサービスで生き残ろうとしているのだという主張があり、そういう事なのかもしれないなと思ったりします。
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