キュレーション

KDDIが買収した『けんすう氏創業のサイトNanapi』(Supership運営)が個人サイトレベルで目も当てられない状況になっている現実

  • 16 January 2017
  • のぶやん

Nanapiのアクセス数が落ちたと言われていた時には、『計測方法がおかしい』などネット上でも多少の議論になりましたが、もう計測状況がどうだと言えるレベルではなくなってきています。アクセス数から見ると、個人サイトのレベルになってしまっていて、収益が全く上がらない中をSupershipという会社に混ぜ込んで何とか運営を維持している感じに見えます。

会社でやると赤字がでる

Similarwebで見るとTotal Visitsが824K(=82万人)となっていて、これは会社として運営する媒体としては、非常に厳しい数字です。Similarwebで1M(=100万人)を切る数字のウェブサイトは、個人がやっている事が多くて、会社がやるメディア媒体としてはアクセス数が少なすぎて割に合わない事が多いのです。それでも、アフィリエイト専用サイトであれば、収益が十分にあがるので何とか会社を維持できますが、Howto系のサイトで間接アフィリエイトだと、もう1人分の飯代金ぐらいにしかならないです。

 

Howto系はアクセス数が命

Howto系のサイトは、物を直接販売しているEC系のサイトなどとは異なっていて、広告モデルで運用されています。広告モデルで運用されているサイトは、アクセスがあがらないと、収益があがりません。とにかくアクセス数が命みたいなところがあってアクセス数が一定以下になると、人件費・サーバー代などを考えると、どうやっても赤字になってしまいます。アクセスが落ちたのに合わせて人を削ったり、サーバー代金を削るのも限界があるからです。

2016年に競合が成長

2016年には、WELQ問題があって注目されましたが、多くのサイトが激安ライターを使ってGoogle上位表示で稼ぐ方法を採用しました。更には、そういった激安ライターを使った手法以外にも、C Cahnnelのように動画を大量に出してくるという手法も活用されるようになってきました。動画が大量に出されるようになったサイトと比較すると、Nanapiはどうしても見劣りしてしまいます。

Nanapiでは動画コンテンツなどもやっていたと思うのですが、あまり目立たないでどこかに消えちゃいましたね。

サイトとして売却するならいくら?

Nanapiをサイトとして売却する場合には、1ヶ月当たりにあがる収益が200万だとみて、3000万円~5000万円ぐらいが妥当なところだと思います。とてもKDDIが買収した億単位の買収金額を提示する事は出来ないです。良くて数千万円ぐらいというところで、赤字を出しているところを考えると、下手をすれば1000万円ぐらいの金額しかつかないかもしれません。

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ライターから搾取するのではなくて、技術面のコストを大幅に引き下げる方法を考える!技術で差を付けないとジワジワ負ける

  • 24 December 2016
  • のぶやん

Nanapiなどが競っているのは、今では大手サイトではなくて、個人サイトのレベルになりました。100万PVを割り込んでくると、1つのサイトとして広告効果があまり期待できないので、広告を取りづらい状況になるでしょう。

技術力が上がればコストが下がる

一般的には、技術力が高くなればなるほど、コストを引き下げる事が出来るようになります。例えば、家電製品などにおいては、液晶の大量生産の技術が確立されて、液晶パネルの価格が大幅に下落しました。今では、27インチの液晶パネルが2万円を切る価格で販売されています。23インチの液晶パネルであれば、1万円ほどで購入する事も出来ます。シャープが危機的状況に陥ったのは、この液晶価格の急激な下落に対処できなかったためでした。シャープは、2016年3月期連結決算で2年連続の大幅赤字を計上しており、さらにリストラなどを進めてスリム化が進むと考えられます。

お金を持っていても仕方ないので、お金を何らかの技術にして収益を生み出さないといけない訳なんですけど、それは簡単な事ではありません。お金を技術に変化させるには、多額の投資が必要になり、投資の失敗は会社を傾ける可能性すらあるからです。市場で売る為には、高い技術開発を行うと同時に『安くなるように技術開発』する必要があります。コストを極限まで引き下げる事を念頭において技術開発しないといけないのです。そうなってくると、今度はコストを下げる所にまで時間がかかってくるようになり、市場に製品をなかなか出せないというジレンマが発生します。

技術力がある人材とない人材

日本においては、技術力がある人材と、そうでない人材の区別があいまいになっている場合があります。高給取りである人は、『優秀だから高給であるはずだ』と信じ込んで、なかなか企業から切れないのです。しかし、実際には、その人がいなくても現場が回る場合が圧倒的に多くて、技術力がない人に高いお金を支払う事で、現場の成長がむしろ阻害されている可能性がああるのです。

報道ステーションでは、古館伊知郎さんが2004年から12年にもわたってキャスターをつとめてきて、その報酬は非常に高額だったとされていますが、古館伊知郎さんが降板しても、10%以上の高視聴率で推移しています。このことから判明するのは、視聴者が見ていたのは、報道ステーションという番組そのものであって、古館伊知郎ではなかったという事が明らかになってしまったのです。2016年11月には、古舘伊知郎の新番組「フルタチさん」(フジテレビ系)が開始されましたが、こちらは低視聴率に苦しんでいます。

視聴率は、出演者よりは、番組構成に左右されるという事が明らかになって来たのです。下手をすれば、出演者が素人であって、コストをほとんどかけない状況でも、視聴率が取れると分かってきました。こうなると、テレビ局としては、高額ギャラを支払って、芸能人を起用する必要がどこにあるのか?という話になってきます。

上位人材をチヤホヤするマネジメント限界

日本では、成果報酬の名のもとにトップの営業成績の人材に非常に高い高額ギャラを出して、その他の人のギャラを削ったり、下の方は首にしたりするようなことが行われるようになってきています。こうした手法の問題点としては、上位の人材が必要不可欠なように見えて、コストを食う元凶になっている可能性があるという事です。上位の人材は、確かに会社にいなくてはいけないかもしれないけど、営業成績が良かったからと言って必要以上に報酬を高くして会社に利益が出なくなるのは問題です。

こうしたマネジメントの問題というのは、NAVERまとめの奨励者システムにも現れていました。NAVERまとめで奨励者になる為に必死で毎日のように頑張った人もいた訳ですけど、彼らが持ってくるアクセスというのは、NAVER側が持ち上げたものであって、自分たちで引っ張ってくるアクセスというのは多くなかった。こうしたシステムを長く続けていると、NAVERまとめ本体自体が疲弊する結果になっていき、アクセスが伸びないという結果を招きました。NAVERまとめとしては、奨励者に見本を見せてほしかったという事があったと思いますが、実際に奨励が凄いアクセスを集める素晴らしいまとめを連発していたかと言えば、ほかと大して変わらないものだったのです。つまり、品質が同じものに多くの金を払っていたという事になります。

これと逆の事をしたのがNanapiであり、300円のライターで一律化して差別化を行わなかったので、ほとんどやる気がないライターしか参加せずに記事の質を保てず、記事の価値がすぐに失われて今では1つの個人サイトにも負けるような状況が発生してしまっています。Nanapiの場合には、もう少しライターにお金を配らないと、さすがに1000円ぐらい配らないとライターが参加しないという事は明らかでした。

低価格化したウェブサイト

ITの知識がないままに中小企業で作成したサイトは、ほとんど収益を生み出しません。上場企業が1つのサイトで数百億円~数千億円の価値が珍しくない時代ですが、ほとんどのウェブサイト(日本で1000位にも入らないウェブサイト)は、価値がほとんどない物と言えるでしょう。特に広告で稼ごうとするのであれば、アクセス数というのが非常に重要で、アクセス数が出ないウェブサイトの価値というのは、価値がほとんどないと言えるでしょう。そのアクセス数は、非常に競争と変動が激しい物になっています。

今では、Nanapiのけんすう氏も述べていましたが、企業であっても、個人であっても、ウェブサイト上の情報発信であれば、同じ土俵で競い合ってきます。最終的には、低価格で新しい物を大量に出した人が生き残ります。今では、レンタルサーバー上でWordpressをインストールするボタン1クリックで簡単にホームページを作ったりする事が出来るので、単に記事を作るだけであれば、個人の方が安いという事になり、企業が太刀打ちできなくなってしまいます。

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2009年当時に斬新だったNAVERまとめは、すっかり陳腐化してしまった。ほとんど変化なかったプラットフォームがリアルから遠ざかる

  • 24 December 2016
  • のぶやん

2009年当初は、NAVERまとめのようにAPIを使って画像を自由に追加したり、簡単に文章を書いていけるような使い勝手の良いシステムというのは、多くの人にとって大変に魅力的なサービスでした。更にNAVERまとめでは、2010年にインセンティブ制度を始めて、これが多くのキュレーターに支持を受けて、爆発的にヒットする要因となりました。

当時からNAVERまとめのアクセス数が増え続けて、2014年頃までは、アクセス数がずっと増えていたものと推測されます。NAVERまとめ自体のアクセス数は、日本で10位ほどに位置する巨大サービスに発展していますが、月間26億ビューと言われるアクセスになってからは、ほとんど伸びていません。アメーバブログのようにアクセスが減少するサービスよりはいいのですが、NAVERまとめ自体の状況も厳しくなっている事は間違いないでしょう。

キュレーション全盛期の終了

WELQ問題を受けて、キュレーションの全盛期が終了した感じがあります。キュレーションメディアと言われたNanapiは、今はほとんど個人サイトのレベルしかアクセスが集まっておらず、ウェブサイトとしての価値はほとんどなくなっている状況になっています。今まで書かれたコンテンツは存在していますが、そのコンテンツがGoogleで全く上位に表示されなくなったからです。Googleで上位表示されなくなったNanapiですが、検索以外の流入がほとんどない状況にあったので、検索エンジンで上位を失ってからは、アクセスが全くなくなりました。

Similar WebでNanapiを見ると、月間アクセス数が59万アクセスとなっていて、1日2万アクセスほどしかない事になります。多めに見積もったとしても、月間100万アクセスほどしかない計算になり、もはや個人サイトに毛が生えたぐらいのアクセス数になっています。以前は、月に1000万を超えていたと言われていたし、2016年3月には、それでもSimilarwebで470万(4.70M)とされていました。2016年に一気にアクセスを落としたのは、DeNAパレットなどにアクセスを食われたせいでしょう。皮肉なことに、そのDeNAパレットなどは先にサイトが閉鎖されていますが。Newspicsで2200万人のユーザーがいて黒字化していたと話していた時が懐かしいですね。

ネット上でNanapiは、カテゴリごとにドメインを分割しているからアクセス数が減ってるとか、いろいろ言われていたけど、Similarwebという全く同じ計測方法で主ドメインのアクセスが半年ほどで10分の1になっているのは否定できない事実でしょう。


https://www.similarweb.com/website/nanapi.jp

大規模な更新がないNAVERまとめ

何故か分からないですが、NAVERまとめでは7年間ほど、ほとんどシステムで大規模なプラットフォームの更新がありませんでした。誰でも使えるシンプルなプラットフォーム自体は素晴らしい物がありましたが、次々と新しいサービスが登場する中で、NAVERまとめに斬新なイメージがなくなっていた事も否めないでしょう。WELQのようなサイトが沢山出てきて、NAVERまとめがアクセスを伸ばすのが厳しくなった中で、NAVERまとめには、新しい何かを打ち出してほしいと期待していましたが、それは特に出てくることはなかった。

じゃあ、具体的にどんなことをNAVERまとめに求めていたの?と言えば、コミュニケーションサービスだろうなと思う。一時期、コメントサービスがあったけど廃止されたんだけど、あれは不完全だったから廃止された。今のNAVERまとめであれば、大量の情報が流れているので、個人のタイムラインみたいな形を実現出来るはずなんだけど、、、、システム面でお金がかかる割には、ユーザーの満足度があがるかどうか分からないという事で実現していないのだと思う。

NAVERまとめに欠けていたものは?

NAVERまとめは、あくまで情報をまとめ上げるキュレーションで勝負するというなら、コミュニケーションのサービスは不要だろう。しかし、NAVERまとめが情報プラットフォームとして全ての情報を取り込めているかと言えば、そうではない。例えば、LINE社を退社した森川さんが社長をしているC Channelはどうなんだろうか。沢山の女子力が高い動画をC Channelが出しているにも関わらず、NAVERまとめ上でC Channelの動画が出回っていない。でも、1分動画は、少なくともNAVERまとめの毎日のように出る女子力が高いふりをした似たようなコンテンツよりは、確実に需要がある事は間違いない。

C ChannelがNAVERまとめに動画を提供するとしたら、C ChannelにPVに応じてお金を支払えば、C Channelは新しい収入源になるからと動画提供に応じるだろう。しかし、それをやるならNAVERまとめ側は、全ての大口の提供者にお金を払わないといけない。そんなことが可能なのか?これは、新たなチャレンジにもなると思う。WELQの時に問題になったように、キュレーターではなくて、今度は著作者がお金を気軽に貰えるプラットフォームに発展していかなければいけないのだ。C Channelであれば、1分動画が面白いし、Yahoo!Japanでも扱っていないので、大量に掲載できれば、NAVERまとめに新しい価値を加える事は可能だと思う。

NAVERまとめは、動画をプラットフォームとして取り込む方法は既にやっている。しかし、こんなものは、別にNAVERまとめ上でやっても大した金にならないので、自分のウェブサイトにでも張り付けた方がいいというのが本当のところだ。

リアルから遠ざかるキュレーション

WELQが炎上したのは、医療情報を求めてきて検索で真面目に探している人に対して、間違った医療情報であったり、素人がリライトで書いてあった無責任な情報が書かれていたことが問題視されました。こうした問題と言うのは、フェイスブックで偽の情報が流れる事でも問題視されています。背景にあるのは、真実がどうあれ、人々が喜ぶアクセスが集まる情報が掲載されていればいいじゃないかという無責任な姿勢なのですけど、こうした無責任な記事を上位表示していたGoogleであったり、Facebookにも問題があるでしょう。

自分が実際に取材をしていないのに都合が良い情報をそれらしくまとめて流したら拡散されて、それが事実であるかのように一人歩きしていくという状況がインターネットのあちこちで見られるようになっています。リアルに取材しても、そこにお金が集まらないのでマネタイズできないという問題点があるからです。こうした流れは、今回のWELQの件も含めて、人々の気づきによって少しずつ変わっていくのかもしれません。

 

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キュレーションサイトの乱立で、コンテンツが営業型じゃないと厳しい時代になっているか。Nanapiのアクセス半分に落ちた原因

  • 17 August 2016
  • のぶやん

Nanapiのアクセスが伸びるどころか大幅に落ちている事については、ずっと気が付いていましたが、検索したらブログを見つけましたよ。

nanapiのアクセスが全盛期の半分に落ちていることについて 詳しく書いていきたい。

Nanapiのアクセスが落ちている理由は、そんなに分析しなくても簡単に分かる事で、他の競合サイトがあまりに増えすぎているからです。今では、キュレーションと呼ばれるサイトがNAVERまとめだけではない状況で乱立しており、Google検索で拾われる文字数も、1000文字だとお話にならなくて、1記事で5000文字とか、1万文字とか、まるで論文のような記事が検索エンジンに拾われるようになってきています。
 

nanapiのアクセスが全盛期の半分に落ちていることについて 「本当に」 詳しく書いていきたい。 

Nanapiの文字数とうのは、1000~3000文字程度のもので、検索エンジン(特にビックキーワード)で上位表示させる絶えには、圧倒的に1ページ当たりの文字数が不足しているのです。Googleが求めているのは、1ページで深すぎるほど突っ込んだ記事、かつ共有されるような記事という事で、Nanapiはそのどちらとも当てはまらないという事になります。

いくつかのビックキーワードが吹き飛ぶ

Nanapiは、Facebookというキーワードで上位表示されていたのですが、これがGoogleの検索エンジンから吹き飛んでしまったので、アクセスが急減してしまいました。調査を行ってみると、他の競合サイトであるキュレーションサイトが上位表示されているので、更にコンテンツの質が良いサイト(ボリュームがあるサイト)に負けてしまったというのが本当のところのようです。

ただ、そのFacebookというキーワードで、上位にNanapiが吸収合併されたSupershipのTechHubが入ってきている所を見ると、Nanapiに代わってグループ企業の中で新しいコンテンツを生産した事で更に強い状況になっていると言う事もできるでしょう。Nanapiは落ちてても、他のプラットフォームが上位表示されたらそれでいいと言えば、確かにそうです。ドメイン分散して、沢山のサイトを持つ強みと言えるでしょう。

Nanapiは確かに大量に記事が配信されていましたが、今では何とそれを完全に凌駕するような、驚くべきコンテンツ量を保有するサイトが出現してきたという事でもあります。何故ならば、Nanapiのプラットフォーム自体に強みを持つ訳ではなくて、コンテンツの中身で勝負していたので、中身が完全に凌駕されると、もう勝ち目はなくなってしまうからです。

共有されていないNanapiコンテンツ

Nanapiのコンテンツは、素人ライターが適当に書いたものが多いですが、ボリュームを増やしてもほとんど共有される事がありません。Nanapiのコンテンツというのは、『あたりまえをー』という事で、当たり前記事が多すぎて、どこにでもある『ありきたり記事』が多いので、今のユーザーには当てはまらなくなってきているのです。NAVERまとめなどでは、当たり前記事は大量に出てきて、共有されるのは、時流を掴んだ記事であったり、角度が変わっている記事というのが多いです。Nanapiの記事と言うのは、そういうのが無いので厳しい状況になってきています。

簡単に言ってしまえば、検索エンジン対策だけで上位表示を目指す事は難しくなったキーワードが多くて、1つのキーワードで上位を取る為には、1万字以上の文字数で膨大に書き込んだサイトを作り込まなければいけないという事になります。


書籍化・雑誌化していくウェブサイト

当初のウェブサイトの情報量は、そんなに多い物じゃなかったんですよ。最近のウェブサイトは、ウェブの高速化に伴って、異常なまでに膨大な量が投稿されるようになってきています。1000文字なんて、ホテルのレビュー程度のものに泣てきているという事です。

書籍とか雑誌だって、1つのテンプレートがないように、ウェブサイトだって多種多様なものがあって、デザインも統一されたものではありません。そういったものがどんどん発達していくと、電子書籍とウェブサイトの垣根がなくなっていって、ウェブサイトをそのまま電子書籍化していくという流れになっていくのでしょう。実際、NAVERまとめなどは、雑誌をイメージしたような作りになっていて、写真が多くなって『見やすい』と言われています。

Nanapiの単体から複合体へ脱却か

Nanapiがやるべき事は、アクセスの低下を抑えて・・・という事ではないと思う。いろいろ方法はあると思うが、新しいサイトを3ヶ月ぐらいで早急に構築してビックキーワードで上位を取るという過去から脱却した方法をとるか、株式会社じげんのように営業に特化した手法をやるかになってくると思う。1つのビックキーワードについて1ページで紹介するのではなくて、1サイト1万文字×50記事以上で50万文字で紹介しない時代になってきている。そうなってくると、従来の1500文字で書いていたサイトを使っていたのでは通用しなくなってきているのだ。

1億2000万円の赤字を出しているけど、これは営業利益をあげるビックキーワードを取るサイトで1ヶ月に100万円の利益が出せたとしても、1200万円しか利益にならないので、Nanapiのビジネスモデルにおいて解消するのが非常に厳しい数字であると言えるでしょう。ビックキーワードに対する直接広告で取ってくるのであれば、ビックキーワード1つを取って月額200万~300万円の広告費をとってきたとしても、経費を引いて利益にすれば100~200万円しかでないから、赤字の解消むりじゃね。

Nanapi単体で考えるのではなくて、Supershipという企業が総合的に展開しているサービスで生き残ろうとしているのだという主張があり、そういう事なのかもしれないなと思ったりします。
 


 

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ホテルモントレ半蔵門
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SHIBUYA HOTEL EN(渋谷シティホテル)
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ハードディスクを埋める事ができる人とできない人の格差社会

  • 8 July 2014
  • のぶやん

ハードがどんどん安くなって、レンタルサーバーなども格安で借りられるようになりました。現在では、「個人がハードディスクを一杯にする」事が非常に困難になってきています。

これがどういった事を意味するかといえば、以前であれば個人の100ページぐらいのブログが見られていたのですが、今ではそんなブログでは相手にされないという事かもしれません。もっと大量の情報がハードディスク上に置けるようになり、インターネット上で公開されるようになりました。





・ハードディスクが安くなっている
・ハードディスクを一杯にするのが困難
・人の力を借りて、ハードディスクを一杯にする
・ハードディスク戦争
・ハードディスクを一杯にする人と、それに協力する人の格差
・ハードディスクの中にあるソフト資産

かつてのレンタルサーバーのハードディスクの容量は、100MBとか、200MBなど、MBの単位が普通でしたが、現在ではGBが普通になってきています。メモリも同様にして、大き目のレンタルサーバーでは、GBが常識のレベルになってきています。個人でハードディスクを一杯にする為には、画像などを必要以上に取り込んでいく必要があるでしょう。
 

Google社の保有する資産

時価総額が数十兆円というGoogle社の保有する資産というものは、ハードディスク上に保存された世界中のあらゆる情報なわけで、Google社は必死になってハードディスクに世界中の情報を集めようとしています。最近では、Google社も情報を集めるのに苦労し始めるようになりました。ハードディスクをいくら増設しても、それに入れる情報がなくて、ハードディスクが空になるような状況です。

Google社は情報を作らないとしていますが、世界中で生成される情報を取り込んでも、ハードディスクは単純に余ってしまうのです。そうすると、「入れる情報がない」ハードディスクの価格が大幅に下落する結果となり、半導体の価格の急落にも結びついたと言われている原因です。

フェイスブック社の保有するコンテンツ

フェイスブックは、人をコンテンツにしたアプローチを展開して、人の個人情報であったり、個人の動向というものをハードディスクにどんどん取り込みました。人が生成するコンテンツを収集しようとするGoogle社とは違ったアプローチであり、フェイスブックは世界中に広まる事になりました。

フェイスブック社の保有するコンテンツというものは、各個人が提供する情報であり、フェイスブックのハードディスクが埋まるだけフェイスブックは豊かになり、それに個人情報を提供して楽しむ「消費活動を行う人々」は、どんどん貧困になっていき、格差が拡大するという構図が見て取れます。フェイスブックをエンジョイすればするほど、個人というのは、フェイスブックのハードディスクを埋める努力に加担します。
 

溢れる情報の中で勝負

Googleが世界中の情報を集めるといっても、既にネット上の新たに生成されるコンテンツというのは、人々が想定する範囲内に収まってしまう事になっています。言い換えれば、「似たようなコンテンツ」が大量に生成されている状況で、APIを使ったコンテンツであったり、コピーされただけのコンテンツなどが多くて、新しい情報というのは実は少ないという事実が分かります。

Googleがいくら情報を並べるといっても、似たようなコンテンツばかりが上位からずらりと並んだのでは、全く検索が意味を持たなくなってしまいます。人々が求める行動というのは、単に情報が表示されるだけという事から、情報の切り口などが重要になる可能性がでてきました。そこでキュレーションなどが流行していますが、キュレーションがどのように人々が見ればよいかと言う方向性は未知数になっています。

キュレーションと検索エンジンとの相性はそれほど良いとは言えず、NAVERまとめに良質コンテンツがあっても、それが検索エンジンにおいて上位表示されるとは限らない状況になっているからです。

情報を作る事はサービスを作ること

情報を生成する事は、サービスを作る事に似ています。旅行のパッケージを作る人がいくら増えたとしても、旅行に行く人が少ない状況では、旅行のパイが限られています。旅行に行く人を増やしていかないと、いかに大量のツアーを生産したとしても、多くの人が旅行するとは限らないので、旅行会社が儲からない事になります。

インターネットの普及が進んで、既に日本の中の1億人が簡単にインターネットにアクセスできる環境になったので、インターネットで旅行予約などが伸びていくとすれば、それは別のパイを奪って伸びていくという事になります。テレビや新聞を視聴するのをやめて、インターネットテレビやインターネットのニュースをチェックするという事でもあります。テレビや新聞では新しい情報の生成に限界がありますが、インターネットではハードディスクの増設で無限大に情報が生成できるという特徴があります。

Google, Facebook ,NAVERまとめの立場

Googleは、世界中で生成されたコンテンツ情報を自動的に集めてくる事を仕事にしていました。Facebookは世界中の個人情報を集めて、その人々の動きをコンテンツにしました。そしてNAVERまとめは、1億総キュレーションと言っているように、Googleが自動的に集める情報に依存せず、人々が情報を集めるという手段に取り掛かっています。それぞれ、アプローチは異なりますが、情報をハードディスクに集めて提示するという点は同じです。

NAVERまとめについて言えば、Googleが提示できない「新しい切り口」というものを提示できる可能性はあると考えられています。Facebookが提示している個人の動きを提示する事は困難ではありますが、その代わりとして「誰でも情報を作って提示できる」という導線になっています。これはGoogleが「自分たちが中心になって自動的に情報を提示する」という次元の話よりも、人々が行う作業の自由度が高い事を意味しています。

Google社が自動で集められる情報とコンテンツは、コピーコンテンツばかりで面白みがないので、フェイスブックの人間が生成するコンテンツであったり、人間のマニアが作り出したコンテンツこそ面白くてオリジナリティがあるという考え方がでてきています。

ネットが2級メディアから1級メディア化

インターネットの性質としては、テレビメディアのように1つの番組が全ての大衆に受け入れられるというのが極めて少ないという状況があります。その理由としては、インターネットのチャンネルの数が多いので、選択肢が非常に広いという事が要因としてあげられます。NAVERまとめにおいても、アクセスが1つのコンテンツに集中することなしに、アクセスがかなりの数のコンテンツに分散している事が分かっています。インターネットこそ「多様化した社会」の代名詞であるとも言えます。

インターネット上での情報受信の方法は、テレビとは異なって、自分が好みの情報をフォローする形になっています。テレビを見て楽しむ事ができるのは、自分の趣味などを特に保有せず、好みの情報をフォローする事ができない「情報弱者」に限定されているとさえ言われています。そういった好みの情報を選定して閲覧するユーザーが増加してしまうと、閲覧者を増やすためにグローバル化していくことが必要になり、国境を越えて趣味を共有する人たちが現れます。例えば、Youtubeの動画などが面白ければ、国境を越えて閲覧されている動画が多くあります。

コンテンツ保有による格差の拡大

テレビメディアなどからインターネットメディアが拡大するに従ってインターネットメディアにおけるコンテンツ保有による格差が更に拡大してくる可能性が考えられています。インターネットの世界に限定して考えると、次のように階層が考えられます。コンテンツを作る側に立つ人と、完全に消費者であり続ける人の差は、コンテンツが生成されればされるほど、どんどん拡大していくのです。

1、巨大プラットフォームを持つコンテンツプラットフォーマー
2、コンテンツを作成する巨大コンテンツ作成者
3、スモールコンテンツ作成者
4、コンテンツの作成に関わらない労働者

Googleの提供しているAndroidやAppleの提供しているiPhoneなどのようにプラットフォームが全世界を巻き込んだ巨大なものになれば、そのコンテンツ作成者(アプリのゲーム会社など)で大成功をするだけで、時価総額が数千億円規模の会社にもなり得る(パズドラなど)可能性があります。また、イケダハヤト氏のライブドアのブログであったり、NAVERまとめぐらいの日本国内のコンテンツ作成者であれば、成功しても数十万円規模というぐらいですが、個人として生活するぐらいの事は可能かもしれません。また、多数のコンテンツプラットフォームに掛け持ちを行って、コンテンツ分散をする事もできるかもしれない。

インターネット上に収益性資産となるコンテンツを持つという事は、非常に重要な事と言えますが、一方でコンテンツが5年もすれば古いものになって、情報量もユーザーの満足するものではなくなるという事は明らかです。従来のコンテンツよりも膨大で、かつ質の良いコンテンツの生産が求められるようになってきています。

新しいコンテンツとしてのリメイク

質の良いコンテンツというのは、長持ちしやすいという性質を持っていますが、手塚治作品のようにいかに質が良いコンテンツを作ったとしても、技術に凌駕されてしまった場合には、誰も見なくなってしまうという事は考えられます。宇宙戦艦ヤマトのように現代版としてリメイクする事で、新しいコンテンツとして人々の注目を浴びる事は可能になるかもしれません。過去のコンテンツを単に引っ張るだけではなくて、新しい形で提示する事が求められるという事でしょう。

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NAVERまとめでニュースをまとめるのはあり?

  • 2 August 2013
  • のぶやん

NAVERまとめでニュースを一生懸命になってやっている人がいるけど、PVを集めるのは非常に難しいですね。そもそも、NAVERまとめというのは、ニュースサイトとして使うにはとても難易度が高い部分があります。ニュースというのは「即効性」が求められるので、まとめるほどの記事がどこにもないからです。

そもそも、ニュースだけに限って言うならば、NAVERまとめでまとめられた記事より、普通に配信されてる新聞社のニュースサイトでも見たほうが読みやすいと感じる人もいるでしょう。

LINE NEWSの存在

NAVERまとめのノウハウを活かしながらか分からないですが、NAVERまとめで中心を担った執行役員の島村さんを筆頭にして、LINE NEWSというものが開発されました。スマートフォン向けにニュースの要約を読めるというもので、簡単に要約されたニュースをサクサクと読めるようになったのがLINE NEWSです。

このLINE NEWSは、完全にスマートフォンを意識しているので、Yahooトップページのように長い文章ではありませんが、要点だけをサクサクという目標にして、数多くのニュースを閲覧することを目的にしています。Facebookのモバイル版が広告を流す事で成功しているとあって、このLINE NEWSに広告を流せば効果が非常に高いという読みになっていると思われます。

ニュースをまとめるなら背景まで深く

NAVERまとめでニュースをまとめるのであれば、ニュースの背景まで非常に深く掘り下げるというのであれば、NAVERまとめ上でニュース配信もありだと思います。そのニュースを起点として、様々な情報を集約していく事で、Google検索の上位などに出していければ、ユーザーにとっても非常に有用な情報が提供出来ますし、アクセス数も沢山見込めるようになってくるでしょう。典型的な例が「少女時代ニュース」として度々紹介されています。

ニュースを1本でまとめるのではなくて、複数のニュースをどんどんと1つのページにまとめあげて、情報を積み上げていく形にするのです。それを後から整理して「文脈」にしていくことで新しい形の情報ができあがり、NAVERまとめの「まとめサイト」らしくなると思います。

NAVERまとめでニュースやるな

NAVERまとめでニュースを一生懸命になって配信するのは、やっぱり止めた方がいいと思います。ニュース系のことは、スマートフォンを得意とするLINE NEWSに任せましょう。NAVERまとめでニュース配信したとしても、1万PV-5万PVが精一杯で、それ以上取れるニュースはほとんどありません。PVが取れないまとめを時間をかけて作るよりは、PVが取れるまとめをしっかりと作った方が良いというのは当然です。需要がないものにいくら時間をかけても無駄ですから。

どうしてもニュースをやりたくて、私はニュースしか思いつかない!という方は、1,2年以上前の古くて注目されなかったニュースを持ってきて、そのニュースの「蒸し返し」をやればいいでしょう。例えば、1,2年前のニュースの背景について探ってみたり、中には10年以上前のニュースについて背景を探っている人もいます。そうした過去のニュースであれば、裁判が行われるなどの経過があるので、既にまとめを作りやすい土壌が整っていると言えるでしょう。

基本は読者の方向を向いて

NAVERまとめも初期の頃とは違ってマネタイズをはかるようになっています。お金になるとはどういう事かと言えば、誰かのブログ(このブログですね!)のようなオナニーブログを作ったところで金にはできないという事です。基本的には、読者に向けて書かれたもの出ないと、読むに値しないものになってしまいますし、PVが取れないので商売として成立しません。とにかく大事なのは、自分がオナニーで好きな事を書きまくるのではなくて、読む人の為にサービス満点でかくという事です。

NAVERまとめ側の運営スタンスとしては、オナニーまとめを作っても悪くはないですけど、出来れば読者の方を向いたPVをしっかりと集めるまとめを作って下さいねという事のようです。読者が「NAVERまとめみて、マジで良かった!面白すぎ!」といって共有してくれるようなまとめが商売には必要なのです。そして、NAVERまとめからお金を受け取ってどんどん稼ごうとしているキュレーターは、自分のブログじゃないんだから、しっかりとしたプロの記者のつもりになってNAVERまとめに取り組む事が求められています。

NAVERまとめ奨励者はプロの記者

NAVERまとめが奨励者に求めるのは、プロの記者となりうるという事です。NAVERまとめで選ばれし奨励者は、プロの記者として活動する事が求められています。現実には、Narumiさんのようにプロの記者のように素晴らしい働きをする人がいる一方で、卍さんのようにアイドル連発して退場しちゃった人まで、奨励者にもいろいろいるようですが、基本的にはNAVERまとめが求めるのは、プロの記者のような働きです。

それならば、どうしてプロの記者たる奨励者をNAVERまとめがバッチか何かを付けて公表していないのは本当に謎としか言いようがないのですが、奨励者たる人は、他の人も見習いたい模範だと思うので、プロフィールにバッチなどを付けてどんどん公表すればいいと思います。そうすれば、他の人もやる気になって、「俺も奨励者になってやる」という気分になるのかもしれないです。NAVERまとめの運営者の方は、是非ともその方向でご検討を!

NAVERまとめは「奨励者」にならないクズは止めるべきか

  • 17 June 2013
  • のぶやん

NAVERまとめで稼いでいる人のブログやサイトを見ると、ほとんどの人が1-10万円ぐらいの収益のようです。注目まとめにかなり入ってくると、5万円ぐらい稼げて、大きく入ってくると10万円ぐらい稼いでいる人もいるようです。いずれにしても、稼ぎ続けるには、更新頻度がある程度は必要になるので、それなりに時間をかける事が必要でしょう。

奨励者にならない「キュレーター」は嫌われ者

NAVERまとめをやっている人のTwitterなどをたまに見ているのですが、似たような「まとめ」を作っていても、奨励者になっている人となっていない人がいるようです。奨励者になるかならないかというのは、基準が特に公表されておらず、運営側の「サジ加減」で決められているので、奨励者にならない人は嫌われたと思って、ブログで稼ぐ方法でも模索した方が良いかもしれませんね。

注目まとめに掲載されるまとめ、掲載されないまとめに関する基準も良くわからないところですが、奨励者になるアカウント、ならないアカウントも良く分からないところです。コピーだらけのアカウントが奨励者になったかと思えば、コピーなく独自性を追及したアカウントが奨励者にならなかったりと、完全にランダム判定のようなところがあるのでしょう。

ほとんど同じコンテンツを生産したとして、運営側がランダムで選んだ奨励者は1.0、更新し続けるクズは、0.2という差がどこから生まれるかは、永遠の謎という訳です。NAVERまとめの運営側が良いキュレーターを見抜ける?見抜けない?という問題よりも、もしかしたら広告の単価であったり、別の要素で奨励者を決めている可能性があると疑いを持ちますが、一切公表しないと決めているので、この辺もわかりません。言い換えれば、「お前が嫌なら、NAVERまとめを使うんじゃないよ」というメッセージと受け取りましょう。

奨励者にならないと稼げない

注目まとめにいくら掲載されたところで、奨励者にならないと、単価が0.2なのでそれほど大きく稼ぐのは難しいでしょう。数万円稼げれば良いと思う人であれば、それで頑張り続けるのもありでしょうけど、大きく稼ぎたいと思うのであれば、それこそNAVERまとめ以外の道も考えても良いでしょう。

奨励者になる為に3ヶ月間頑張った主婦であったり、学生などを見ても、奨励者にならない人の多くは更新を停止しています。奨励者のシステムは3ヶ月間という期間限定にはされていますが、奨励者にならない限りはNAVERまとめを続ける事は無意味と考えて良いのかもしれません。

奨励者を餌にしてキュレーターを騙す?

3ヶ月間頑張れば、あなたも奨励者になれるかもしれませんよ!そういう甘い文句に騙されて3ヶ月間頑張って、1年ほど頑張って奨励者にならないアカウントの方と良く連絡を取っているのですが、やっぱり運営側の意図が不明です。私ならば、この人を真っ先に奨励していきたいと思うような人なんですけどね。

3ヶ月間頑張れば奨励者になれるかもしれないという餌にして、いろいろ活動を頑張らせるのが目的なのか?キューレーターにプレッシャーをかけて、へんなまとめを作らせない目的なのか、その意図ははっきりしませんが、「真面目で稼げない」知り合いを見ていると、悲しい思いがしますね。NAVERまとめを勧めたのが私だっただけに。

NAVERまとめコンテストより奨励者

NAVERまとめのコンテストは、入選しても僅か3万円で、奇跡的に優秀賞に選ばれたところで10万円しか貰えません。奨励者になって注目まとめに掲載されるようになれば、月額20万円以上は「簡単に」稼げる可能性があるので、あっという間にコンテストの入選を超える金額を稼ぐ事ができます。半年に1回ぐらいの頻度で開催されるコンテストなどを目指すよりは、奨励者を目指した方が良いと考える人もいるでしょう。

そもそも「コンテンツの質」というものがどういったものなのかは、はっきりした定義があるわけではありません。注目まとめに掲載されるまとめが「良いまとめ」と言われているのか、それとも第1回のコンテストで入選するような「オフラインの編集者が好む」まとめが良いのか、それともTwitterで拡散される大衆の人気まとめが良いのかというところは、良く分かっていません。
 

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NAVERまとめにおけるキュレーターの活動

  • 7 June 2013
  • のぶやん

NAVERまとめも、既にインセンティブ配分から2年以上を経ており、かなり成熟を見せてきた感じがあります。運営側が以前にインタビューで話していたように、NAVERまとめで新たにキュレーターとして開始する人をいかに集めるかが課題と運営側も考えていたようです。NAVERまとめで新たにキュレーターとして参加するには、過去にNAVERまとめを作っていた人に比べて、相当量の努力をしないと追いつけないような状況にもなってきました。

NAVERまとめの中で、インターネット上にある「定番」と呼ばれるような人気のコンテンツで集客力のある「面白系」「芸能系」などが既に充実してきているので、今後の展開としては、新しい形でのアクセスを集めるコンテンツの開拓が必要になりそうです。NAVERまとめ自体は、2013年中に100億PVぐらいに伸びてほしいものですが、社会的に影響力のある「凄腕のまとめ」というのがどれ位集まるかというのがキーになる気がします。

NAVERまとめの新規キュレーター

ぐのっちさんのように新規参入して1日数個のペースでまとめを作り続けて、3-4ヶ月間で400個ほどまとめを作って、平均150万PV(最大値が300万PV)ほどあげている人もいますが、こうした集中的に作業できる人というのは少数派であり、多くの新規参入者は、10個ほどのまとめを作って、更新を停止してしいまうでしょう。NAVERまとめに限った事ではなくて、1つの事を続けるというのは面倒な作業が必要になっていて、その作業をする動機がかなり強くないとやり続けるのは難しいのです。

NAVERまとめ運営側は、その事も考慮してくれていて、新規参入者であっても注目まとめに積極的に入れることによって、稼げる環境を提供しています。しかしながら、ここで問題になるのは、新規参入者の多くは「まとめにまだ慣れていない」状況にあり、まとめの内容がアクセスを集められないものになってしまっていて、結果として収益もそれほど伸びない事が多い点です。いくら運営側が頑張って持ち上げようとしても、アクセスが集まらないものは、集まらないので仕方ありません。

更新停止しないことが重要

これはNAVERまとめに限った話ではないのですが、1ヶ月ぐらいでも更新を停止してしまうと、「NAVERまとめの上手なまとめ方」であったり、「話題の作り方」、「拡散の手法」などを忘れてしまうのです。私がプログラムを触っていないと、すぐにプログラムの知識がどこかに吹き飛んでしまうのと同じように、NAVERまとめにおいても、1週間に1つでもいいので「作り続ける事」が大事になってくるでしょう。そうすれば、インターネット上の情報の広い方に関して忘れずに済むからです。一回離れてしまうと、またやり直すには手間と時間がかかります。「時間があるな」と思った時にこのブログを更新するのと同じです。

私もNAVERまとめは、やったり、やめたり、またやったりしていますが、NAVERまとめを通じて発見できるものは、インセンティブの金銭以上のものがあります。結局は、コンテンツ作成もゲーム化してきていて、「ユーザーの娯楽」として提供されているので、いかに短時間で楽しめるものを提供して、それにTwitterやFacebook、お気に入りなどで「反応」して貰って、広告に結びつけるという点では、オンラインゲームにかなり近い要素を感じます。ゲームと少し違うのは、人間の「言葉遊び」と「感情」が結びついた言語のニュアンスの重要性が高いという事です。1枚の写真に「ボケて」のように言葉で意味を加えるのは、NAVERまとめも共通しています。

優れたまとめの為にゴミまとめが必要

全てが良いまとめで固められたら良いのですが、そういう状況というのはありえません。優れたまとめを生み出す土壌には、必ず「ゴミまとめ」が存在しているべきでしょう。1回で完璧にまとめあげるのが無理なときは、複数のまとめを作って、何回かに分けて発想を鍛えるという事も必要になりそうです。最初から完璧を目指そうとしたところで、疲れ果ててやる気がなくなるだけです。とりあえず発行したまとめを後から組み合わせて、完成度を高めていくという方法もあるかと思います。運営側からすると少々迷惑がられるかもしれませんけど。

NAVERまとめに限らず、優れたものを生み出す過程において、いろいろ雑多なアイディア自体も公開していく事で、自分の考え方を整理したりする事ができます。現在では、NAVERまとめのインセンティブは、少ないアクセスに付かないようになっているので、インセンティブにはならないかもしれませんが、後から大きなインセンティブの可能性を秘めたまとめを作り出せるかもしれません。

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