キュレーション

NAVERまとめで有名人本人のサイトからリンクされた!NAVERまとめの拡散力凄い

  • 3 April 2013
  • のぶやん

NAVERまとめで、ある私の好きな有名人に関する記事を投稿したら、アクセス解析をみたら「本人のサイト?」と思うドメインからアクセスがありました。あれ?と思って、本人の公式サイトを確認すると、何と本人の公式サイトからNAVERまとめの私のまとめに「紹介メディア」としてリンクして下さっていました。役者さん本人が見てるなんて想定外です。しかも、リンクまでして下さって、本当に恐縮です。役者さんの特徴が分かるように良い事尽くめで書いていて良かったです。

有名人の役者さん本人が見てくれるならば、私の役者さんに対する尊敬の念も十分に伝わっていると思うので、NAVERまとめは、立派なコミュニケーションツールとして活躍していますね。引用が大半ですが、私の言葉を入れた部分をしっかりと有名人の方が読んでくれていたら嬉しいです。直接、こうして見ていただけるのは、本当に嬉しい限りです。NAVERまとめが一般メディアと対等に渡り合えるようになってきたという証明なのでしょうかね。

NAVERまとめのテンプレート

NAVERまとめの特徴は、まとめを作る際に「同じようなテンプレートの組み合わせで成立させている」という点です。このNAVERまとめでシンプルに統一された見やすいインターフェイスが非常に好評で、NAVERまとめのアクセス数を伸ばす原動力になっています。普通の開発者であれば、色を付ける機能を考えたり、HTMLを使ったエディターを付けたくなるでしょうが、そういった機能を省いて、とにかくシンプルにしている点が特徴です。

(実は、私がメインで使っているCMSのDrupalでも全く同じことが出来てしまうのですが、Drupal7が苦手にしているのは、この「まとめの並べ替え」のインターフェイスの部分で、並べ替えモジュールが出回っていません。2013年8月リリースのDrupal8では、並べ替えも出来るようになって、NAVERまとめとほぼ同じ事が出来るようになる予定ですが、しばらく先になりそうです。)

NAVERまとめの拡散力

NAVERまとめでは、注目まとめに掲載されるまとめ以上に、注目まとめに掲載されていないまとめがかなりの数量で拡散されています。Twitterのトレンドサイトなどでも、NAVERまとめを見る機会が増えてきました。NAVERまとめの運営側でも、TwitterやFacebookの共有を重視しており、多くのNAVERまとめキュレーターは、TwitterやFacebookを意識したまとめを作っています。

また、NAVERまとめでは、Twitterのユニークユーザー数を超えたとも言われていて、実際にNAVERまとめの影響力がTwitterの影響力と同等のものになってきたという事が示されています。今後にNAVERまとめのユーザーが3倍、4倍になっていけば、1年後には、Twitter上に拡散させる方法からNAVERまとめ内部で拡散させる方法に変化させていく事ができるようになるでしょう。NAVERまとめがTwitterを大幅に上回れば、Twitter拡散がそれほど意味を持たなくなる可能性があるからです。

TwitterとFacebookの特徴

Twitterでは、その匿名性を活かして、面白い話題であれば種類を問わずに共有されています。それに対してFacebookは、実名性が強く出ているので、面白い話題よりも、少し真面目な話題の方が共有されやすい性質があると言えます。Twitterで1000共有されていても、Facebookでは50というように共有数に違いが出ていて、その逆もあります。

こういったTwitterとFacebookの特徴も参考にしながら、どのような読者に読んでほしいかを想定してまとめを作ると良いでしょう。

NAVERまとめで情報を整理する

ブログとNAVERまとめの最大の違いは、NAVERまとめでは、あらかじめテンプレートが用意されている(実はこのDrupalのブログでもコンテンツタイプとしてテンプレートを用意できるんですけど)という事です。テンプレートが用意されていれば、情報を作ることに集中できて、情報作成時間を短縮できます。

情報は、素早く的確で、なおかつ有意義なものを発信すれば読み手にとって有益な情報となります。従来の新聞社などは、もの凄い高コスト(記者1人の年収1000万以上+会社運営費)でやってきましたが、今では情報を生産するコストは大幅に低下していると考えても良いでしょう。

NAVERまとめのキュレーター側の能力さえあれば、雑誌媒体と同じぐらいのレベルで情報生産する事は可能ではあります。問題となるのは、NAVERまとめで高度な情報を作成できる人は、100人ぐらいのもので、決して多いとは言えないという事かもしれませんね。新聞・ニュースを切り取って貼り付けるという作業であれば、Googleニュースの上位から情報を並べて、それにフリー写真を貼り付ければ誰でもできますからね。高度な情報というのは、「高度な視点」を持った情報のことです。

良い情報の周囲との共有

良い情報というのは、人に教えてあげることで、「この人は使える人」と友達に思って貰えるので、自分の株をそれだけ上げる事ができます。TwitterやFacebookで情報共有をしたがるのは、そういった背景があるからと考えられます。良い情報が手に入っていれば、お金を数千円-数万円も得する事だってあるかもしれませんし、いろいろと人生にとって幸せになれる要素が増えていくと人は考えるでしょう。

TwitterやFacebookがそうであるように「共有される年齢層」「共有される性別」「共有される学歴」なども重要になってくるかもしれません。Facebookが高い広告単価を持つのは、これらの情報を正確に把握しているからと言われています。場合によっては、人々の嗜好も把握しています。しかしながら、人々の嗜好のパターンは数年で変化するという事に注意が必要でしょう。人々は、年齢を重ねていくにしたがって、周囲と興味・関心がずれていき、共有できなくなってくるのです。

 

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NAVERまとめを止めるキュレーターの方々

  • 31 March 2013
  • のぶやん

最近、Twitterなどで「NAVERまとめの更新をやめて、自分のブログやサイトを立ち上げてみよう」という人を数人ほど見かけました。悪くない取り組みだと思いますが、NAVERまとめをやめなくても(NAVERまとめを継続しながらでも)、自分のブログやサイトを行う事は可能です。NAVERまとめをやめないで、NAVERまとめを継続しながらも、自分のブログやサイトを運営してみてはどうかなと思います。

自分でアクセス集めるのは結構大変

私もいろいろなブログもサイトも自分でも数え切れないぐらい運営していますが、どのサイトもアクセス集めるのはそれなりに苦労しています。比較的簡単にアクセスが集まるサイトもあれば、頑張って更新をしてもアクセスが集まらないサイトもあります。また、このブログのようにほとんどアクセスが集まらずお金にならなくても、とりあえず継続してメモ帳代わりにしているような場所も幾つかあります。

インターネット上において、個人のブログが力を持ったような時代は既に過去の話で、多くのブログはアクセスが集まらずに更新を停止しています。アクセスが集まるブログというのは、ブログ専業にやっていてそれなりに話題になっていたり、ライブドアのBLOGOSなどからリンクされていたりするサイトだったり、他にいわゆる「まとめサイト」で成功していたりするサイトと言えるでしょう。

アクセス集めには時間がかかる

自分のブログやサイトを開始した所で、アクセス集めには1年-2年もの大変な時間がかかります。NHN社が社員の力をかけて、インセンティブまで配布して頑張ってきたNAVERまとめでさえ、12億PVを集めるのに3年もの時間を要しています。個人で大したスキルも持ち合わせていないのにブログやサイトを立ち上げて、それで100万PVを出せるのであれば、誰も会社なんかに苦労して勤める事はなくなるでしょう。アクセスを集めるにはそれなりに時間がかかりますし、時間がかかるというのは費用でもある訳です。

NAVERまとめでは、インセンティブの水準がそこそこに保たれていて、自分でアクセス集めにそれほど苦労しなくても、NAVERまとめ自体が検索エンジンに強かったり、ソーシャルネットワークの相性の良さなどでアクセスを集める力を持っています。個人でNAVERまとめの保有するアカウント水準までアクセスを集めようと思うのならば、実際にブログでも作って試してみれば良いと思います。多くの人は、アクセスが全く集まらずに挫折するでしょう。

今さらになってアドセンスのアカウントをとって始めるとかいうレベルじゃあ、稼げないですよ。稼いでいる人の多くは、アドセンスが日本で開始された直後からサイト作りまくって、技術的にもそれなりにある人たちが多いです。

NAVERまとめもブログもやればいい

NAVERまとめもやって、ブログもやって、サイトもやればいいと思います。何でも手をつけてみれば、お互いの長所、短所が分かって、いろいろな事に活用できそうです。例えば、NAVERまとめのタイトルの付け方に関しては、SEOを意識してタイトルを付けたりできれば、後からGoogle検索で有利になるかもしれません。こういったノウハウなどは、ブログであっても、NAVERまとめであっても同じようなところがあります。

NHN社は、ライブドアブログというブログを提供するサイトを保有していながら、どうしてNAVERまとめに手を出してきたかを考える必要もあるでしょう。それは、ブログというプラットフォーム自体でお金があまり動かなくなってきているという事と、所詮はGoogleなどの検索エンジンに依存していて、プラットフォームとまでは言えないと感じていたのかもしれません。NAVERまとめが大きなプラットフォームになれば、もしかしたらキュレーターでも大きな存在になれるかもしれない。そんな思いの中でキュレーターをコツコツ続けてみるのも悪くないでしょう。

自分の知識としてのキュレーション

NAVERまとめでキュレーションを行う時には、少しでも「自分の為になりそうなこと」についてまとめておけば良いと思います。ブログでもそうですが、嫌いな事は長続きしませんし、何よりも自分の為になりそうなまとめというのは、人の為にも役に立つ事が多いです。自分の知識、教養などを向上させる意味でNAVERまとめを少しずつキューレーションしていけば、1,2年を経ていけば相当な知識を身につける事ができるでしょう。身に付いた知識というものが後から、いろいろな情報資産として活用できるかもしれません。

結論とすれば、NAVERまとめを止めるのではなくて、休憩したりしながらも、継続していけば、いいこともあると思っていれば良いと思います。ブログなどをやりたければ、ブログなどでも情報発信しながら、いろいろなメディアやツールを試してみると良いのだと思います。

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NAVERまとめは、将来Google検索ランキングで他サービスを抜いて上位表示が可能か?

  • 27 March 2013
  • のぶやん

NAVERまとめは、個人サイトではないので、最終的にGoogle検索上位を目指したサービスではないのですが、少なくとも現段階においては、Google検索上位も意識してPVを伸ばしていく段階である事は確かです。自社サービスが100億PVほどまで成長していく過程においては、まだまだGoogle検索の上位表示を重視していく姿勢が必要になっていくでしょう。そして、Google検索上位を沢山確保していく事は、現段階においては、日本のコンテンツ産業を支配する事にも繋がっていきます。

WikipadiaとAll About Japan

NAVERまとめの現在の強力なライバルと言えば、WikipadiaやAll About Japanと言えるかもしれません。もしくは、Nanapiのようなライフハックサイトという人もいるでしょう。いずれにしても、現状においてGoogle検索で上位に出てくるコンテンツは、NAVERまとめでも少しずつ増えてきました。NAVERまとめが1000億PVを目指すのであれば、Googleを検索した時に「どのキーワードでも上位に」出てくるような形を目指す事になるでしょう。

現在は、ニッチのキーワードでは、Wikipadiaの強さは圧倒的で、まさに辞書の役割を果たしていると言えるでしょう。また、専門分野におけるAll Aboutの強さも非常に際立っていて、専門分野においてはAll Aboutが大量のニッチキーワードを押さえています。この状況を打破していく為には、NAVERまとめも「キーワードを意識したコンテンツ制作」を行わざるえない状況でしょう。そこで、インセンティブ制度は、検索エンジン流入も意識したものに変わってきています。

NAVERまとめのキュレーターは、独自性のあるまとめを作りながらも、多少なりともインセンティブを意識しながら、Googleなどの検索流入を意識したキーワードに基づいたタイトルや内容設計を行っていく事になるでしょう。

検索エンジンの上位に出る事の意味

Wikipadiaは総合辞書を目指していて、All Aboutの場合には専門的な事柄で全てのキーワードを押さえようとしています。NAVERまとめの現在の欠点としては、以前のPV尊重主義があった為に専門キーワードが非常に少なくなっており、ニッチ市場の検索市場を押さえられていないという事です。多くのGoogle検索などにおいて、Wikipadia, All About Japanが上位表示されるのにNAVERまとめが出てこないという事が発生しています。

NAVERまとめは、今まではサービスをとにかく軌道に乗せなければいけないという理由からPV重視でやってきましたが、ここまで来たらWikipadiaもALL About Japanも、ついでにNanapiも圧倒していかなければPVが伸びません。現在は、ライフハック系の記事は充実してきており、その点ではNanapiを打倒する事はできそうです。問題はWikipadia, All about Japanの方で、Wikipadiaのニッチキーワードを自由にユーザーが作るNAVERまとめが押さえられるかは、本当に疑問です。同じように専門性が高いAll Aboutに専門性のキーワードで今のところ対抗できていません。

様々なタイプでビックキーワードを取る

面白い画像であったり、女優系であったり、Twitter系が得意な人は、確かに一時的にアクセスが伸びやすいですが、もっと様々なジャンルを全体的に強化していかないと、Googleのビックで上位を独占する事はできません。ビックキーワードとは、例えば「不動産」「証券会社」「自動車」など検索が頻繁に行われて、なおかつ広告単価も高いようなビックキーワードを沢山持っていれば、NAVERまとめのサービス強化に役立つ事は間違いなさそうです。

現在のNAVERまとめは、総合サービスというよりは、どちらかと言えば閲覧者の突破口として10代-20代女性を重視してきているので、コンテンツにもかなりの偏りが見られています。コンテンツの偏り事態は何も悪いことではなくて、サービスの特徴でもあるのですが、1000億PVを目標とするならば、全てのユーザー層で幅広く支持される必要性がでてくるでしょう。そうした事を考えると、今後はジャンルの多様化が求められていきそうです。

NAVERまとめを核としてリンクする

Google検索のキーワードからNAVERまとめに流入してきた所で、期待以上のコンテンツが得られれば、それを「共有」、「保存」、「ブックマーク」したりするという行動が発生します。そういった行動が発生する事で、NAVERまとめがGoogle検索以上の価値を持つ事ができたと考える事もできます。つまり、次回からGoogle検索を通じてではなくて、NAVERまとめを核としてリンク先を探す行動が始まるかもしれないという事です。

現在のGoogle検索は、はっきり言えばボロボロの状態で、1つのサイトだけを表示する限界が見えています。1つのサイトに全ての情報が掲載されている事は稀であり、多くのユーザーが膨大な検索結果のページを1つ1つ見て回って、自分でまとめる作業を行っているのが現状です。キュレーターと呼ばれる「まとめのプロ」によってまとめられた情報によって、Google検索のページを1つ1つ巡る必要がなくなるのです!これはユーザーにとって多大なメ時間の節約をもたらします。

ライフハックと相性が良いNAVERまとめ

NAVERまとめは、ニュース系の相性もまずまずですが、ライフハック系の情報と相性が良いと考えられます。例えば、ダイエットの方法を見たい時には、Google検索で全てのページを上からダイエットについて検索する時間など多くの人は持ち合わせていません。NAVERまとめで、ダイエットの方法を検索して、ダイエットの方法の一覧でも見た方がずっと時間を節約できる可能性が大きい訳です。

どこかに個人で旅行に行きたい時には、観光地を探しまわすという事を個人旅行が好きな人はウンザリするほど経験している事でしょう。多くの素敵な観光地のサイトは、情報が多すぎたり、少なすぎたりして「結局どの観光地に行けばいいの?」と検索に膨大な時間を費やします。しかし、NAVERまとめであれば、観光地情報も沢山あるので、行きたい場所を検索して、その場所についての観光地一覧をみて行きたい場所を探すだけです。旅行に行く前の情報検索の時間を大幅に節約できます。

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NAVERまとめは、1000億PVを稼ぎ出せるか?

  • 23 March 2013
  • のぶやん

NHN JAPANウェブサービス本部サービス企画1室室長の島村武志氏は、インタビューで「目指すのは1000億PVです」と答えています。これは、Yahoo Japanの500億PVを目標として、NAVERまとめにおいて、それ以上のアクセスを稼ぎ出したいという目標が読み取れます。1日平均して20億のPVを稼ぎ出す必要があるので、達成するのはかなり大変と思う反面で、今の速度でNAVERまとめのアクセス数が伸び続ければ、500億PV、1000億PVを稼ぎ出すのも「夢のような話」ではないと言えます。

日本のウェブサイトは、「Yahoo Japan」と「その他のサイト」に分類されます。それほどまでにYahoo Japanのポータルサイトとしての影響力が強くて、Googleの検索を凌いでおり、世界最大で最強のサービスと言われています。Yahoo Japanは、日本のウェブサービスの半分以上を保有していると言っても過言ではありません。インターネット先進国の日本において、2007年時点でインターネットユーザーの約9割が月に1度はYahoo! JAPANが運営するいずれかのWebサイトを利用しています。

年間1000億円の利益を叩き出すYahoo Japanの利益を利用して、孫社長がソフトバンク購入を行えた理由もわかります。こういった状況は、歪んだウェブの情報を生み出していると言えるので、早急に解決される必要があるでしょう。そのYahoo Japanに対抗できるサービスとして、NAVERまとめが注目されます。

存在しないものを存在するものへ

Google検索のランキングでは、サイトごとにランキングされるので、1ページ目にないサイトは「存在しないサイト」として扱われます。どんなに歪んだ情報であっても、Googleの1ページ目に表示されれば「社会に注目される情報」となる訳です。NAVERまとめでは、少なくとも引用形式で少しずつ情報を拾ってくるので、多数のウェブサイトの「良い所をつまんでくる」という事で、情報にかかる歪みはGoogle検索よりも少なくなります。Google検索で「存在しません」とされた優良なサイトは、NAVERまとめでは、目立つ優良サイトとして掲載する事が可能になるのです。

2013年はNAVERまとめ勝負の年

2013年1月時点におけるNAVERまとめのPV数は、10億PVほどですので、Yahoo Japanの20分の1、下手をすれば50分の1ぐらいしかありません。これをYahoo Japan並に高めていくには、物凄いスピードでPV数を増やしていく必要性に迫られます。Googleの上位表示をとったり、TwitterやFacebookで拡散したり、Wikipadiaの地位を奪うなど、ありとあらゆる考えられる策を全て打って、PV数を伸ばす必要性が出てくるでしょう。2013年にアクセスをどれだけ伸ばせるかという事は、NAVERまとめにとって非常に重要になりそうです。

1つのコンテンツで100万PV以上のコンテンツ量産

普通にまとめを作っても、10万PVも集まれば「優秀なまとめ」と言う事ができるでしょう。100万PV以上のアクセスを集めるコンテンツというのは、NAVERまとめ内部においても、それほど多くありません。現段階で数百といったところでしょう。1つのコンテンツで100万PVを集めるには、毎日数万PVを集め続ける必要があり、そうしたコンテンツを生産するのは簡単な事ではありません。今後は、数百万PVのコンテンツをいかに沢山NAVER内部に抱え込むかというのが1つの重要な課題となってきます。

億単位のキュレーターの育成

アイドルまとめを量産した卍郎さんを奨励者にしていたようにNAVERまとめでは、PVを稼いでくるキュレーターの育成に力を入れていました。商売でやっているので、PV数が必要な事は理解できますが、サービスの質の低下を招きすぎると、今度はサービスとしての存続が危うくなってしまいます。何故なら、アイドルまとめを量産したところで、広告単価をあげる事は不可能だからです。PVばかり集まって広告単価が落ちたのでは、商売になりません。広告の単価をあげようと思えば、金を持ったビジネスマン・高学歴者をウェブサイト内部に抱え込む必要があります。つまり、金融などの情報が金を運んでくるには良い情報なのです。

卍朗さんなどは、NAVERの計測で1500万PVほどでしたが、NAVER全体でNAVERまとめが目標とする1000億PVを達成する為には、トップキュレーターに億単位のアクセスをとってきて貰う必要があります。何故なら、現在数千名のキュレーターがいるなかで、ほとんどのアクセスをトップ100人ほどが稼ぎ出している可能性が高いからです。NAVERまとめのアクセスの多くは、トップ100人ほどのキュレータによって稼ぎ出されているでしょう。このキュレータの1人あたりのPV数を10倍ずつに伸ばされば、100億PVを超えてくる見込みが出てきます。

キュレーター側としても、現在の状況で月額数千円ー数万円のインセンティブの人が多い仲で、PV数が増えて、月額数万円ー数十万円になってくると、NAVERまとめに対する意欲や方法も大きく変化してくる事でしょう。何故なら、月額数十万円の収入といえば、NAVERまとめだけで生活できるレベルになってくるからです。

専門性の高いまとめも重視する姿勢

NAVERまとめの過去のインセンティブ制度では、PVだけが評価されていたので、広告単価が低い「おもしろ系まとめ」などPVだけが集まってお金にならないまとめに対して、沢山のお金が配分されるという問題点がありました。そこで、NAVERまとめの運営者である島村室長さんも、インタビューの中で「ユーザーが楽しく使える場にしたいというのは前提にありますが、それとは別に、専門知識を世の中に役立ててもらう場、知見を交換できる場としたいですね。」と答えています。専門知識、知見を交換できる場とした方が、様々な広告に対応できる可能性が高まるでしょう。

NAVERまとめは、特に10代、20代が多い訳ですが、巨大サービスにしていく為には、そういった層を限定せずに、日本のどの層にも利用者層を広げていく必要があります。特にお金をたっぷり持っていて、高額の単価を落としてくれる高齢者層にNAVERまとめのユーザーが広がっていけば、NAVERまとめも1000億PVに近づく事ができるでしょう。その為には、高齢者にも対応できる専門知識や知見の交換の場となっていく必要もあります。

ALL ABOUT JAPAN並みの情報量に

現在のNAVERまとめでは、ALL ABOUT JAPANの専門性に太刀打ちできていません。専門分野においては、ライターが執筆したとされるALL ABOUT JAPANがまだ優勢です。しかし、NAVERまとめでは、少しずつ専門的なまとめも作られてきていますので、これからはALL ABOUT JAPANの専門分野も脅かすほどの潜在的な成長力を持っている事は確かです。現段階においては、まだNAVERまとめの情報力は不足しており、まとまっていない情報が散在しているように見受けられます。

今後、NAVERまとめがALL ABOUT JAPANのように専門的な情報を重視して、情報が充実してくる事が期待されます。数千人が活動しているまとめ作成者に対して、「NAVERまとめで欲している情報は、専門知識なども欲していますよ」というメッセージを積極的に発信していく事で、NAVERまとめにおいて専門知識が少しずつ充実していくのかもしれません。卍朗さんのようにアイドルまとめ量産したところで、大きなお金を動かせない上にALL ABOUT Japanに勝てるようなサイトには仕上がりませんからね。

ALL AOBUT JAPANの特徴としては、フリーランスの「ガイド」と呼ばれている人を用いていて、非常に強力な専門知識を繰り出して、独自の有益な情報を提供しています。NAVERまとめでは、そこまで専門的な情報を提供している人は多くありません。しかしながら、ALL ABOUT JAPANにない「誰でもまとめができる」という強みもあるので、フリーランスで情報をもて余している人、もしくは「書籍も出版したけど、NAVERまとめにも情報を出しておくか」という積極的な情報提屋さんをいかに取り込むかというのは、課題になってきそうですね。

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NAVERまとめ「旧奨励者制度」の何が問題だったか

  • 21 January 2013
  • のぶやん

NAVERまとめインセンティブ制度は、非常に画期的なシステムで、今までに無い分野のウェブサービスに着手していました。そのインセンティブ制度自体は素晴らしい制度であったにも関わらず、NAVERまとめは、後日になってインセンティブに加えて「奨励者制度」というものを別に設けてしまって、これが糞システムだったという事で、とにかく失望感を隠せません。

奨励者制度は失敗

NAVERまとめのインセンティブ制度は、日本に今までにない収益分配のシステムを確立した点で素晴らしかったのですが、後からできた奨励者制度というものは、どうみても失敗でした。アカウントごとに奨励者を決めて、その奨励者がNAVERまとめのお手本には全くなっていなかったからです。そして、奨励者による糞まとめ量産をPVの伸びを重視するあまり長期間にわたって放置したことで、多くのユーザーはNAVERまとめで「本気で良いまとめを作る動機」をなくしました。

その事実は、NAVERまとめコンテストの応募数が極端に少なかった事にも現れています。「アイドル糞まとめで稼ぐ奴がいるのに、何でおれが真面目にまとめないといけないんだ」と多くの人は投げやりになっていたのです。

・レベルアップする感覚が必要

NAVERまとめの参加者の多くは、最初はまとめ方も良く分からず、いろいろと試してみたいと思っているはずです。しかし、最初のうちにNAVERまとめが気に入らないようなまとめを作ったりすると、その時点でそのアカウントは奨励者入りできなくなるシステムになっていました。また、新しいアカウントを作って1からやり直す必要があったのです。

アカウントを作成して最初のうちにNAVER運営側のご機嫌を取れたアカウントが「奨励者の勝ち組」になれて、アカウントの初期段階でNAVER運営側のご機嫌を取れなかったアカウントが「奨励者の勝ち組になれない」という非常に奇妙な現象が発生したのです。

・タイミング良く選ばれた人が奨励者

奨励者になって沢山稼げた人というのは、奨励者制度が出来る時と前後してNAVERまとめをタイミング良く始めた人です。その人たちが奨励者になってから、後にアイドルまとめを量産させておいても、全体のPV数を上げる為に奨励者として放置し続けたという経緯があります。それをNAVERまとめが奨励した事によって、「全体でNAVERまとめが8億PV」というPV数をメディアに出してサービスが上手く回っているかのうように話していました。実態は、アイドル大量まとめがPVのけん引役でした。

これは非常に大きな信頼をなくす原因になった事だけは確かです。多くの人が「真面目にまとめて奨励者を狙っていた」中で、既に奨励者になった人がアイドル画像を量産して稼いでいたのですから、馬鹿馬鹿しくなって当然です。

新奨励者制度では、問題解消されたか

・著作権や画像まとめなどに厳しく

先ずは、著作権であったり、画像の大量まとめなどについては、2012年までよりは厳しく扱うという事で、アイドル画像まとめなどを大量に作らないように示唆しています。また、画像を並べただけのまとめなど、共有されないまとめについては、インセンティブの低減を行うことで、従来のように稼げないようにしています。この点において、かなり前進が見られたと考えられるでしょう。

・奨励維持が難しく

新奨励者制度においては、奨励維持が以前よりは難しいという点で、NAVERまとめ運営側がこの問題を解決しようとしています。今までのようにアイドルまとめなどをしても、そもそもポイントがそれほど付かないので、1万ポイントを達成する事は困難になっている訳です。これからは、真面目にやったユーザーが奨励を維持していく事が期待されています。

お金よりも「やりがい」を求めて

・お金は小額でもいい

多くのキュレーターは、確かにお金が欲しいと思ってはいますが、それ以上にNAVERまとめ上に「やりがい」を求めています。自分のまとめたコンテンツが多くの人に共有されるという事は、それだけで嬉しいものです。もちろん、何時間もかけるまとめもあるので、お金は少しはほしいと思っているでしょう。しかしながら、NAVERまとめだけで生活していこうという卍郎さんでも無い限り、どれだけの人がNAVERまとめで10万円以上を狙って生活までしようと考えるのでしょうか?!

まあ、NAVERまとめ運営側としては、NAVERまとめで生活できるほどに稼ぎ出す「夢のあるプログラム」と考えて欲しいと思うのは最もなお話ですが、お金の事を言う前に、どうやったらユーザーが閲覧者の視点を見てまとめを作るかという「やりがい」の部分に焦点をあてた方が良かった気がします。その点で、「夢のあるプログラム」にばかり頭が向いた点は、運営側の反省点でもあった気がします。

・バイトの方が奨励者より安い

NAVERまとめの運営側も気がついた事ですが、50万円も奨励者に支払いを行うのであれば、月額15万円ほどでアルバイトを雇う事ができます。アルバイトであれば、NAVERまとめの意図にそったコンテンツを大量に作成する事ができます。時給1000円で1時間に1本のコンテンツを作成したとしても、15万円で150本の記事作成が可能になり、効率が良いという事です。

こういった事を考えると、今後の奨励者に期待される事は、少なくともアルバイトには出来ないような活躍を行う事であり、特別な発想であったり、1記事で大量のアクセスを集めるようなまとめの作成が求められます。NAVERまとめの新制度は、こうした考えから刷新された可能性が高いとも感じます。

インセンティブ制度だけで十分だった事実

NAVERまとめのインセンティブ制度自体は素晴らしいシステムで、ユーザー側にお金を支払ってまとめを作らせるという画期的なシステムでした。しかし、何を思ったのか、新たに奨励者システムという糞システムを付け加えた事によって、このインセンティブシステム自体も揺るがす結果となってしまった事が大変に残念です。

奨励者システムが始まると、奨励者になれなかった人たちは、奨励者がアイドル画像を量産した事に不満を持ち、逆に奨励者になった人たちは「PVを稼いでで頑張ったのだから、この金額を貰って当然」と思うようになりました。このような奨励者システムであれば、最初から無かった方が良かったのです。インセンティブ制度だけでも十分に機能したでしょう。また、PVを稼ぎたいという事であれば、「奨励まとめ」という形でカテゴリ入りしたまとめに対して多く支払う方法もあったのではないかと思います。

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NAVERまとめで爆発的に100万アクセスを稼ぐ方法

  • 29 December 2012
  • のぶやん

NAVERまとめで100万アクセスを稼げれば、それだけで1万PV200円だとしても、200×100=20,000円ほど稼げる事になります。記事1本2万円という事で、こんなにオイシイ話はないのですが、実際にはそんなに簡単にNAVERまとめで100万アクセスを集める事はできません。NAVERまとめで100万アクセスの記事の数も、サービス開始から2年を経ていますが、そんなに多い訳ではありません。

NAVER内部からのアクセスは低減に

・内部からのリンクは収益低減

あのー、NAVER内部からのアクセスもずっと有効だった(私は無効かと思ってた)らしくて、NAVERまとめ内部にどんどん自分の内部リンク貼り付けて、誘導さえしてれば、簡単に100万アクセス超えていたみたいです。そういうやり方を多くの人がしていて、それでかなり稼いだ人もいることは事実でしょう。ただ、このやり方は、2013年1月からの新制度によって、NAVERまとめの内部アクセスが無効になった事で意味はなくなりました。最初からそうすべきだったと思うのですが、NAVERまとめ側としては、アクセス数を水増ししたいという意図があったのでしょうね。

・公開する記事の量は必要

10記事、50記事程度公開して、NAVERまとめで沢山稼ぎたいというのは、そもそも無理があります。何をするにしても、ウェブ上でPV数を稼ぐ為には、ある程度の数を持たないとお話になりません。NAVERまとめで稼ぎたいと思ったならば、100記事単位で公開するようにしましょう。その中で10記事に1つ「当たり記事」が出れば、万単位で稼ぐ事ができるようになるはずです。最初に1つ1つの「ある程度の質の記事」を100記事ほど作ってみてはいかがでしょう。

NAVERまとめで100万アクセスを稼ぐ方法

・Googleビッグキーワードで1位を狙え

早い話は、FacebookやTwitterで共有されたところで、簡単に100万アクセスはいかないです。大事なのは、Googleのビックキーワードで1位をとることです。NAVERまとめは、Googleと相性も良いらしくて、非常に多くのまとめがGoogle検索で上位に表示されています。例えば、「オモシロ画像」と検索すると、NAVERまとめが検索順位の1位で出てきます。こうしたビックキーワードで1位を取れれば、アクセスは自然にガンガン流入して、稼げるという訳です。

・ビックキーワードは、1日1万PV狙える

Google検索で、ビックキーワードで1位になれば、1日1万PVの流入が期待できます。そういったまとめを何本か保有しているだけで、1日1000円、2000円と稼げるようになる訳です。実際に、上位で1000万PV/月などをあげている人は、Google検索の上位を沢山保有している人たちです。

・ビック引用文字が強い

私の調査で、NAVAERまとめの引用のビック引用文字がGoogle検索との相性が良い事がわかっています。ビック引用文字を沢山使うことによって、ユーザーにわかりやすくなるだけでなく、Google検索に強くする事もできるようになります。まあ、ユーザーに役立つのが最優先ではありますが、少し意識してビック引用文字を使ってみるのも良いかもしれません。

・1つの事について掘り下げる

ビックキーワードで上位を取るには、とにかく1つの事について深く掘り下げる事がお勧めです。例えば、女優についてまとめるのであれば、過去の流出画像、恋人関係、家族関係、趣味などの周辺情報を総合的にまとめれば、役立つ情報になり、Google検索でも上位表示が狙える事になるでしょう。

具体的にどうやって素早くまとめを作るか

NAVERまとめで大量にまとめを作成する為には、素早くまとめを作る事が必要になります。何時間もまとめに時間がかかっていたのでは、費用対効果で割りにあいません。

・自分の詳しい分野でまとめる

自分の好きな分野、詳しい分野においてまとめを作れば、自然と素早くまとめを作る事が期待できるでしょう。自分の好きな分野について、徹底して掘り下げてまとめを作りまくります。大切な事は、思いついたらメモのようにまとめに追加していき、とにかく量を生産する事です。自分の好きな分野というだけで質は確保できるので、あとは量を生産する事を考えましょう。

・Google検索結果の記事から少しずつ切り出す

これは基本的な作業で、論文を書くときと同じです。Googleの上位から記事を見ていって、1記事1文章ずつ切り出していきます。10記事から10個の文章、写真などを切り取れば、まとめが完成するので、まとめるのに最も早い方法です。Google検索の上から順に見ていき、使えそうな文章を見つけて、まとめにペタペタ貼り付けましょう。

・ランキング形式を利用する

ウェブサイトでランキングになっているものは沢山あり、それを工夫してNAVERまとめのランキングに刷りなおします。例えば、人気家電ランキングがあったとすれば、それをNAVERまとめで写真、文章などを添えて作るだけで、1つのカッコ良いランキングまとめを作る事ができます。注意すべきなのは、ランキングをそのまま取ってきただけでは詰まらないまとめになるので、Twitterからの意見を入れたり、写真を工夫するなど、自分なりに創意工夫を加える事です。

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