NAVERまとめは、将来Google検索ランキングで他サービスを抜いて上位表示が可能か?

  • 27 March 2013
  • のぶやん

NAVERまとめは、個人サイトではないので、最終的にGoogle検索上位を目指したサービスではないのですが、少なくとも現段階においては、Google検索上位も意識してPVを伸ばしていく段階である事は確かです。自社サービスが100億PVほどまで成長していく過程においては、まだまだGoogle検索の上位表示を重視していく姿勢が必要になっていくでしょう。そして、Google検索上位を沢山確保していく事は、現段階においては、日本のコンテンツ産業を支配する事にも繋がっていきます。

WikipadiaとAll About Japan

NAVERまとめの現在の強力なライバルと言えば、WikipadiaやAll About Japanと言えるかもしれません。もしくは、Nanapiのようなライフハックサイトという人もいるでしょう。いずれにしても、現状においてGoogle検索で上位に出てくるコンテンツは、NAVERまとめでも少しずつ増えてきました。NAVERまとめが1000億PVを目指すのであれば、Googleを検索した時に「どのキーワードでも上位に」出てくるような形を目指す事になるでしょう。

現在は、ニッチのキーワードでは、Wikipadiaの強さは圧倒的で、まさに辞書の役割を果たしていると言えるでしょう。また、専門分野におけるAll Aboutの強さも非常に際立っていて、専門分野においてはAll Aboutが大量のニッチキーワードを押さえています。この状況を打破していく為には、NAVERまとめも「キーワードを意識したコンテンツ制作」を行わざるえない状況でしょう。そこで、インセンティブ制度は、検索エンジン流入も意識したものに変わってきています。

NAVERまとめのキュレーターは、独自性のあるまとめを作りながらも、多少なりともインセンティブを意識しながら、Googleなどの検索流入を意識したキーワードに基づいたタイトルや内容設計を行っていく事になるでしょう。

検索エンジンの上位に出る事の意味

Wikipadiaは総合辞書を目指していて、All Aboutの場合には専門的な事柄で全てのキーワードを押さえようとしています。NAVERまとめの現在の欠点としては、以前のPV尊重主義があった為に専門キーワードが非常に少なくなっており、ニッチ市場の検索市場を押さえられていないという事です。多くのGoogle検索などにおいて、Wikipadia, All About Japanが上位表示されるのにNAVERまとめが出てこないという事が発生しています。

NAVERまとめは、今まではサービスをとにかく軌道に乗せなければいけないという理由からPV重視でやってきましたが、ここまで来たらWikipadiaもALL About Japanも、ついでにNanapiも圧倒していかなければPVが伸びません。現在は、ライフハック系の記事は充実してきており、その点ではNanapiを打倒する事はできそうです。問題はWikipadia, All about Japanの方で、Wikipadiaのニッチキーワードを自由にユーザーが作るNAVERまとめが押さえられるかは、本当に疑問です。同じように専門性が高いAll Aboutに専門性のキーワードで今のところ対抗できていません。

様々なタイプでビックキーワードを取る

面白い画像であったり、女優系であったり、Twitter系が得意な人は、確かに一時的にアクセスが伸びやすいですが、もっと様々なジャンルを全体的に強化していかないと、Googleのビックで上位を独占する事はできません。ビックキーワードとは、例えば「不動産」「証券会社」「自動車」など検索が頻繁に行われて、なおかつ広告単価も高いようなビックキーワードを沢山持っていれば、NAVERまとめのサービス強化に役立つ事は間違いなさそうです。

現在のNAVERまとめは、総合サービスというよりは、どちらかと言えば閲覧者の突破口として10代-20代女性を重視してきているので、コンテンツにもかなりの偏りが見られています。コンテンツの偏り事態は何も悪いことではなくて、サービスの特徴でもあるのですが、1000億PVを目標とするならば、全てのユーザー層で幅広く支持される必要性がでてくるでしょう。そうした事を考えると、今後はジャンルの多様化が求められていきそうです。

NAVERまとめを核としてリンクする

Google検索のキーワードからNAVERまとめに流入してきた所で、期待以上のコンテンツが得られれば、それを「共有」、「保存」、「ブックマーク」したりするという行動が発生します。そういった行動が発生する事で、NAVERまとめがGoogle検索以上の価値を持つ事ができたと考える事もできます。つまり、次回からGoogle検索を通じてではなくて、NAVERまとめを核としてリンク先を探す行動が始まるかもしれないという事です。

現在のGoogle検索は、はっきり言えばボロボロの状態で、1つのサイトだけを表示する限界が見えています。1つのサイトに全ての情報が掲載されている事は稀であり、多くのユーザーが膨大な検索結果のページを1つ1つ見て回って、自分でまとめる作業を行っているのが現状です。キュレーターと呼ばれる「まとめのプロ」によってまとめられた情報によって、Google検索のページを1つ1つ巡る必要がなくなるのです!これはユーザーにとって多大なメ時間の節約をもたらします。

ライフハックと相性が良いNAVERまとめ

NAVERまとめは、ニュース系の相性もまずまずですが、ライフハック系の情報と相性が良いと考えられます。例えば、ダイエットの方法を見たい時には、Google検索で全てのページを上からダイエットについて検索する時間など多くの人は持ち合わせていません。NAVERまとめで、ダイエットの方法を検索して、ダイエットの方法の一覧でも見た方がずっと時間を節約できる可能性が大きい訳です。

どこかに個人で旅行に行きたい時には、観光地を探しまわすという事を個人旅行が好きな人はウンザリするほど経験している事でしょう。多くの素敵な観光地のサイトは、情報が多すぎたり、少なすぎたりして「結局どの観光地に行けばいいの?」と検索に膨大な時間を費やします。しかし、NAVERまとめであれば、観光地情報も沢山あるので、行きたい場所を検索して、その場所についての観光地一覧をみて行きたい場所を探すだけです。旅行に行く前の情報検索の時間を大幅に節約できます。

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