NAVERまとめ「旧奨励者制度」の何が問題だったか


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  • 21 January 2013
  • のぶやん

NAVERまとめインセンティブ制度は、非常に画期的なシステムで、今までに無い分野のウェブサービスに着手していました。そのインセンティブ制度自体は素晴らしい制度であったにも関わらず、NAVERまとめは、後日になってインセンティブに加えて「奨励者制度」というものを別に設けてしまって、これが糞システムだったという事で、とにかく失望感を隠せません。

奨励者制度は失敗

NAVERまとめのインセンティブ制度は、日本に今までにない収益分配のシステムを確立した点で素晴らしかったのですが、後からできた奨励者制度というものは、どうみても失敗でした。アカウントごとに奨励者を決めて、その奨励者がNAVERまとめのお手本には全くなっていなかったからです。そして、奨励者による糞まとめ量産をPVの伸びを重視するあまり長期間にわたって放置したことで、多くのユーザーはNAVERまとめで「本気で良いまとめを作る動機」をなくしました。

その事実は、NAVERまとめコンテストの応募数が極端に少なかった事にも現れています。「アイドル糞まとめで稼ぐ奴がいるのに、何でおれが真面目にまとめないといけないんだ」と多くの人は投げやりになっていたのです。

・レベルアップする感覚が必要

NAVERまとめの参加者の多くは、最初はまとめ方も良く分からず、いろいろと試してみたいと思っているはずです。しかし、最初のうちにNAVERまとめが気に入らないようなまとめを作ったりすると、その時点でそのアカウントは奨励者入りできなくなるシステムになっていました。また、新しいアカウントを作って1からやり直す必要があったのです。

アカウントを作成して最初のうちにNAVER運営側のご機嫌を取れたアカウントが「奨励者の勝ち組」になれて、アカウントの初期段階でNAVER運営側のご機嫌を取れなかったアカウントが「奨励者の勝ち組になれない」という非常に奇妙な現象が発生したのです。

・タイミング良く選ばれた人が奨励者

奨励者になって沢山稼げた人というのは、奨励者制度が出来る時と前後してNAVERまとめをタイミング良く始めた人です。その人たちが奨励者になってから、後にアイドルまとめを量産させておいても、全体のPV数を上げる為に奨励者として放置し続けたという経緯があります。それをNAVERまとめが奨励した事によって、「全体でNAVERまとめが8億PV」というPV数をメディアに出してサービスが上手く回っているかのうように話していました。実態は、アイドル大量まとめがPVのけん引役でした。

これは非常に大きな信頼をなくす原因になった事だけは確かです。多くの人が「真面目にまとめて奨励者を狙っていた」中で、既に奨励者になった人がアイドル画像を量産して稼いでいたのですから、馬鹿馬鹿しくなって当然です。

新奨励者制度では、問題解消されたか

・著作権や画像まとめなどに厳しく

先ずは、著作権であったり、画像の大量まとめなどについては、2012年までよりは厳しく扱うという事で、アイドル画像まとめなどを大量に作らないように示唆しています。また、画像を並べただけのまとめなど、共有されないまとめについては、インセンティブの低減を行うことで、従来のように稼げないようにしています。この点において、かなり前進が見られたと考えられるでしょう。

・奨励維持が難しく

新奨励者制度においては、奨励維持が以前よりは難しいという点で、NAVERまとめ運営側がこの問題を解決しようとしています。今までのようにアイドルまとめなどをしても、そもそもポイントがそれほど付かないので、1万ポイントを達成する事は困難になっている訳です。これからは、真面目にやったユーザーが奨励を維持していく事が期待されています。

お金よりも「やりがい」を求めて

・お金は小額でもいい

多くのキュレーターは、確かにお金が欲しいと思ってはいますが、それ以上にNAVERまとめ上に「やりがい」を求めています。自分のまとめたコンテンツが多くの人に共有されるという事は、それだけで嬉しいものです。もちろん、何時間もかけるまとめもあるので、お金は少しはほしいと思っているでしょう。しかしながら、NAVERまとめだけで生活していこうという卍郎さんでも無い限り、どれだけの人がNAVERまとめで10万円以上を狙って生活までしようと考えるのでしょうか?!

まあ、NAVERまとめ運営側としては、NAVERまとめで生活できるほどに稼ぎ出す「夢のあるプログラム」と考えて欲しいと思うのは最もなお話ですが、お金の事を言う前に、どうやったらユーザーが閲覧者の視点を見てまとめを作るかという「やりがい」の部分に焦点をあてた方が良かった気がします。その点で、「夢のあるプログラム」にばかり頭が向いた点は、運営側の反省点でもあった気がします。

・バイトの方が奨励者より安い

NAVERまとめの運営側も気がついた事ですが、50万円も奨励者に支払いを行うのであれば、月額15万円ほどでアルバイトを雇う事ができます。アルバイトであれば、NAVERまとめの意図にそったコンテンツを大量に作成する事ができます。時給1000円で1時間に1本のコンテンツを作成したとしても、15万円で150本の記事作成が可能になり、効率が良いという事です。

こういった事を考えると、今後の奨励者に期待される事は、少なくともアルバイトには出来ないような活躍を行う事であり、特別な発想であったり、1記事で大量のアクセスを集めるようなまとめの作成が求められます。NAVERまとめの新制度は、こうした考えから刷新された可能性が高いとも感じます。

インセンティブ制度だけで十分だった事実

NAVERまとめのインセンティブ制度自体は素晴らしいシステムで、ユーザー側にお金を支払ってまとめを作らせるという画期的なシステムでした。しかし、何を思ったのか、新たに奨励者システムという糞システムを付け加えた事によって、このインセンティブシステム自体も揺るがす結果となってしまった事が大変に残念です。

奨励者システムが始まると、奨励者になれなかった人たちは、奨励者がアイドル画像を量産した事に不満を持ち、逆に奨励者になった人たちは「PVを稼いでで頑張ったのだから、この金額を貰って当然」と思うようになりました。このような奨励者システムであれば、最初から無かった方が良かったのです。インセンティブ制度だけでも十分に機能したでしょう。また、PVを稼ぎたいという事であれば、「奨励まとめ」という形でカテゴリ入りしたまとめに対して多く支払う方法もあったのではないかと思います。

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