「お金」というのは、自分が幸せになるのに不要だけど、他人を幸せにするのに必要

  • 7 June 2015
  • のぶやん

Cake PHPでPhaさんの「持たない幸福論」についての考え方を少し読んでみました。Phaさんに対する批判となってしまって申し訳ないんですけど、結局はこの人は「自分の事しか考えてないんだな」と思いました。自分と他人を比べず、自分の生き方を貫いて、自分が好きなように生きればよいという事が書かれてありました。働きたくない、家族を作らない、お金に縛られたくないと。何でも自分が中心に来てしまうんだなと。言ってしまえば、完全に自己中心主義な訳です。

お金は他人を助ける為に必要

お金というものは、自分の生活に全く必要ないと言い張る人であったとしても、他人の生活を助ける為には絶対に必要になります。経済が中心となっている資本主義社会の中においては、お金が人の命と引き換えになるという事を良く認識しておく必要があるでしょう。もちろん、自分の命を守る上でもお金というものが最も大切になります。お金が無くても良い生き方とかふざけた事を言っていると、自分の命を失いかねないのです。

平和な中にいると感覚というのもが狂ってしまって、お金がなくてもいい生き方を模索するような変な方向を模索する人もいるかもしれません。しかしながら、現実に戦争状態の国で金があれば命が助かったと言う事はよくある話です。有名な「シンドラーのリスト」のオスカーシンドラーだって、実業家として豊富な財源がなければ人を助ける事は出来なかったのですから。「お金=人の命」という状況に直面した時でさえ、お金はいらないんですなんてのんびりとした話をしていられないでしょう。

好きになった人を守れるかどうか

資本主義の経済社会においては、体の力が強い体育会系だけが力任せで社会を支配するという訳ではありません。賢くお金を集めてきた人が強いというのがこの資本主義の経済社会というものです。Phaさんとて、「人を好きになってしまった」で書かれていますように、人を好きになる事もあるようです。そういう自分が好きになった女性がですよ、「助けてPhaさん、私はお金がないと本当に死んでしまいます。海外に逃亡する資金50万円でいいので分けてください」と言われるかもれません。そういう事は、過去の歴史でも良くあったことで、戦闘、民族運動などで迫害された女性が逃亡するには資金が必要だった訳です。社会が混乱すると、金があれば助かるような事が良くあります。もちろん、人間関係も重要になってくると思いますけど。

お金というものは、自分の為に存在すると思うべきではないと思うのです。他人の為にどのように使えるかという、それだけがお金の使い道だと思います。月額10万円のブログ収入(Phaさん本人が自称している収入ですけど)では、自分が生きるのにも難しい収入(家賃5万+光熱費+携帯代+食費で全部消える金額ですね)状況では、他人を助けるどころではありません。むしろ、他人に助けて貰わないと生活できないような状況に陥ってしまいます。特に40代、50代になってくると、若い時と違って体が動かなくなってくるので、肉体労働が厳しいと言われています。

年齢を重ねていくという現実

Phaさんは、これを書いている私よりも年上だし、年齢を重ねる事がどんな状況を生み出していくかという事を実践してみるのかもしれないです。例えば、Phaさんが住んでいるシェアハウスだって、年齢的に20代から30代が多いわけだし、40代が住んだとしてもいずらくなると思うんですね。そういった現実をどう受け止めていくつもりなのかなと思います。正直、Phaさんの現在の年齢である36歳という年齢だって、シェアハウスでは年長のグループになってきていると思うのです。書籍を立て続けに2冊ほど出版するのは、そういった危機感も持っているのかな?と思わなくも無いです。

ニートの経験というのが特殊かどうかは知らないですが、ニートでこれほど有名になったPhaさんの存在はさすがに凄い事だけは確かです。有名になりたくてテレビに出たい人は沢山いるにも関わらず、Phaさんはニートという肩書きで何度もテレビに出演してしまっています。ここまで有名になってくると、芸能事務所に所属する事も可能になってきます。もちろん、本人は芸能人として活動する事を望んでいないようですが。ちなみに、ニート鈴木氏は、芸能人活動をしていて、どうも上手くいかなかったようです。


働き方の多様化としてはあり

Phaさんの場合には、自称ニートとしていますが、今では少しずつ自営業者としての色合いを強めてきています。今まで「自営業者となる為のネタ作り、及び準備期間」だったとすれば、なかなか頭の良い選択だったのかもしれません。Phaさんは、ニートとしてインターネット上で有名人になっている訳だし、1冊目の書籍が良く売れたので、書籍も2冊目を出版しています。売れない作家よりも、作家の活動に熱が入っていて、肩書きを「作家」としてもおかしくないような状況になってきました。ほんと、2冊も本を出版するのであれば、ニートじゃなくて、「作家」にした方がやりやすいと思うんですけど。

Phaさんによる「毎日、寝て暮らしたい」という夢の実現が、インターネットで毎日稼いだり、自分の意見を家の中で書くという作家としての活動だったとすれば、それは「現代的な働き方」となるのかもしれません。「寝て暮らす」とまではいってないですけど、確かに家の中でゴロゴロしながら稼ぐ事は出来ているように感じます。果たして、これから40代に入っていっても、現在の状況を保てるかどうか、Phaさんに多くの人が注目しているようです。

お金をどのように使うか

自分のお金をどのよに使うかという事については、本当に良く考えるべきだなと思います。Phaさんは、サイゼリアが好きらしくて、サイゼリアの160円のカプチーノをオーダーしているようです。私はサイゼリア(特にドリンクバー)は、添加物が心配なので出来る限り行かないようにしています。また、チェーン系のカフェ(特にスターバックス)が落ち着かないと思っているので、出来る限り行かないようにしちえます。Phaさんからすると、サイゼリアやカフェという選択肢というのは、悪くないらしいです。お金をどのように使うかというのは、本当に人それぞれだなと思います。

Phaさんは、作家をしているにも関わらず、現状お金がないのか、新しく購入したパソコンは、何と2万8千円ほどのChrom OSという事です。仕事で使うにも関わらず、これほど激安のパソコンを使うのはどうなんだろう?と思いますが、本当に余裕ないのかなと思ったりします。普通、仕事で使うのであれば、2万8千円どころか、10万円のパソコンを購入しても良いと思うんですけど。まあ、文章を書くのに使えるかもしれないけど、マルチタスクなんてとても出来るパソコンじゃないですね。これぞ「持たない幸福」なのかもしれませんね。うーんと、Phaさんよりも100倍お金を稼いでいて、「持たない生活」を実践している人を私は知っていますけど、億単位のお金を持って質素な生活をしていた方が、Phaさんの生活よりも幸せそうに見えるのは、私だけなんでしょうか。

健康にお金を使えないのが貧困層

お金持ちほど、健康に細心の注意を払っていると言われています。Phaさんは、喫煙者なので「お金がかからない生活」と言っている割には、タバコをバンバン吸っていて、1ヶ月のタバコ代金がいくらになるんだよwwと言いたくなります。仮に1ヶ月のタバコ代金を1日300円だとしても、1ヶ月で1万円にもなります。Phaさんの生活というのは、意外とストレスがかかるので、タバコをやめられないのかもしれません。タバコは肺がんとなるリスクを大幅に増大させるだけではなくて、歯周病になる可能性も非常に高くなります。つまり、歯を失う可能性が高くなり、医療費がかかるようになるのです。

妻がいる必要ないし、子供がいなくてもいいというのは、確かに本人の自由なのでそういった考え方があるのも確かです。しかしながら、自分以外の誰かを幸せにするという事は、自分が幸せになる最も近い方法であるという事を忘れてはいけません。自分が不幸な事故にあって動けなくなっても、妻だけは看病してくれる可能性が高い。老いて誰も自分の相手をしてくれなくなったとしても、子供だけが相手をしてくれる可能性が極めて高いのです。自分だけで生きていけると思っていられるのは、40歳ぐらいまでの話です。病気になってシェアハウスの誰かが世話してくれるなんて、絶対にありえません。

最後に

Phaさんにも、この文章を是非読んでほしい。お金がある、他人を助けることがいかに大事か。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/29/yoshioka-hideto-conference_n_7466196.html
同じ金の節約でも、自分の為に節約するのと、人の為に金をつぎ込むのは全然違うよなと思うのでした。

あとは、未婚者は不幸になる確率も高い事は、データーでも明らか。

 

未婚者が不幸
ここから引用

 

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