ライターの記事の質の確保が難しい

  • 17 August 2012
  • のぶやん

Nanapiは、ライフレシピのライターを使って記事を書いて貰ってお金を渡しています。記事を大量に作成する形のサイトでは、同じように記事をライターに書いて欲しいと思うのですが、記事の質を確保する事が出来るかどうかが課題になります。

Nanapiのけんすう氏もブログで語っておられるのですが、自分で実際に体験した事でないと、書いている記事が抽象的で嘘くさく見えてしまうのです。Nanapiと私がやっているサイトの方向性の違いというのは、「当たり前をちゃんと」とする何でもライフレシピ型のNanapiよりも、もう少し掘り下げた「私しか知らない情報」の提示を狙いたいと思っているのですね。


今まで共有されてこなかったニッチ情報

サイト内部においてどの情報を見ても、「見て良かった」と思えるような情報サイトがあればいいなと思う訳です。いかに自分が体験した事を記事にして貰うかという点では、ライターが好きな分野に特化してやって貰うのが一番です。人は誰しも2,3の分野に凄く詳しい分野があるもので、そういった「今まで共有されてこなかったニッチな情報に価値が持たれる時代なのだと思います。

以前であれば、今まで共有されてこなかったニッチ情報は、新聞、テレビなどのメディアで広まる事が多かったのですが、現在ではインターネットのソーシャルブックマークであったり、Facebook, Twitterなどのソーシャルメディアで伝わる事が増えたのです。コンテンツがソーシャルメディアを伝わって増えるという事は、脚光の当たるニッチ情報にそれだけ価値が増幅したと考える事もできます。

ネットのマッチングサービス

インターネットのマッチングサービスで、ライター探しを行うというのが有力な方法ですが、どの程度のライターレベルか判別するのが難しいというのも課題です。ライフレシピというのは、体験を通じて書いてほしいという要望がありながら、全ての事を体験した人を準備するには、多くの人に参加して貰う必要があります。

インターネットのマッチングサービスなどで紹介されているライターの人は、特定の情報に詳しくないけれど、文章をまとめあげるのが上手という人が多いです。文章全体としてまとまりがある文章として悪くないのですが、文章の仕上がりが浅くなってしまう可能性があります。読み手を満足させる記事というのは、ニッチ分野で深い記事である事が多いので、悩ましいところです。

ある種のマニアにお願いする

世界一周ブログを書いている人などは、世界各地の旅行に行っているので、その手法を持っている事が多いです。こうした人にお願いして、記事を書いて貰えれば、良質な記事をかける可能性があるかもしれません。もしくは、そこに書いてある記事を参考にして、書き直して貰うことでその人にお金を支払うといったスタイルもあるでしょう。良い情報を持っている人に記事を書いて貰えれば、良い記事が出来るのは等t全です。

NAVERまとめの「まとめ製作者」の質

NAVERまとめでは、インセンティブ制度というものを作って運用開始しましたが、とてもうまくいっているようには見えません。何故なら、インセンティブ制度で0.4円、0.7円になった人の中には、質の低いまとめを作っている人が沢山いるからです。逆に質の高いまとめを作っている人でも、0.2円という人は沢山います。

注目まとめというように人がまとめをピックアップして取り上げる制度があるのだから、注目のまとめにピックアップされたものを0.4円にすれば良いと思います。糞アカウントにルーキー、レギュラーを与えているようでは、誰も知らないようなネタで良質まとめを提供したいという気にならなくなりますね。

NAVERまとめのインセンティブ制度
NAVERまとめ


質が良いコンテンツを大量に確保する必要性

ウェブコンテンツ事業は、参入障壁が非常に低い特徴があるので、アクセスを集めるには「質の良いコンテンツを大量に」確保する必要性が出てきています。安価にある程度の質の良いコンテンツを確保するには、NAVERまとめのようにまとめを利用したり、Nanapiのように小額でコンテンツ作成を依頼するというスタイルが主流になってきています。以前のようにウェブ上でプロのライターが活躍する場が少なくなってきているのかもしれません。

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