資源安からロシアのルーヴル安が加速してロシア経済が危機的状況

  • 20 February 2016
  • のぶやん

日本では、ほとんど利用されていません(国内の金利が世界でも最低水準である日本人が外貨建てローンを利用するメリットがほとんどない)が、ロシアでは『外貨建てローン』というものがあるようで、外貨建てでローンを組むのだそうです。メリットとしては、外貨建てローンの方が金利が安くて済むという事なのだと思います。デメリットとしては、ロシアのルーヴルが安くなってしまった時には、返済金額が跳ね上がるという事です。

2008年リーマンショック前に4.5ルーブル/円であったものは、今では、1.5ルーブル/円となっており、通貨価値が3分の1になってしまいました。原油安はもちろんですが、ロシアはヨーロッパとの経済的な結びつきが大きいので、ヨーロッパ経済の打撃を受けやすいという事もあるでしょう。ロシアルーヴルは、ソ連崩壊からロシアが独立して以来の最安値を更新し続けているところで、今後の世界経済の悪化があれば、更に売り込まれる可能性も指摘されています。



ちなみにロシアにおいては、富裕層ほど海外の口座に預金を持っているので、富裕層はルーヴルが少し下落したぐらいでは、生活に対する影響をほとんど受けないとされています。

アメリカに起こっている富の集中

アメリカの1%の富裕層が半分の富を握っているとされていますが、それは世界中のどこに行っても似たような状況になってきています。日本でも貧困層が急増しており、学歴を持たない人、女性、シングルマザーなどが簡単に貧困化している現状があります。正規雇用が20万円ほどしか稼いでいない中において、非正規雇用になると稼げる金額は10万円ということで、富裕層がホテルで1回分の食事にしかならない金額です。実際に自民党の安倍晋三のような人は、1回の食事をホテルで5〜10万円ほど使ったり、麻生太郎は、1杯2400円のカクテルが出されるようなホテルのバーについて『ホテルのバーは安い』と発言するなどしています。

明治維新から100年以上をかけて、日本では平安時代のような家系図が作られて、総理大臣が親戚から出されるという『民主主義としてはありえない』システムが出来上がってしまいました。日本において経済成長が完全にストップしている原因は、このように『利権政治』と言われる政治家が自分たちの為だけに政治を行っているからです。

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