次々と出現するNAVERまとめの類似サービス
次々と出現するNAVERまとめの類似サービス
NAVERまとめは、2009年(本格稼動は2010年頃から)から行われているサービスなので、既に時代に追いつかれてしまった感じもあります。NAVERまとめのプラットフォームを使わなくても、くまもち氏のファッションブログのようにPinterestを使ったり、無料素材を使ったりして、かなりのサイトを作れるようになってきました。それでも、NAVERまとめのドメインは強いし、管理画面は解析もあって見やすいし、提携している会社の画像を使えるし、簡単にまとめられるのでNAVERまとめを使う意義はまだ十分にあると感じています。ただし、自分のサイトを持った方が有利である事は間違いない事実ではあります。
mery
http://mery.jp/
W3q
http://w3q.jp/?order=matome
NAVERまとめのトップページダサい
NAVERまとめのトップページは、見易さがあるのですが、遊び心が少ない形になっています。最近の流行と言えば、300万ダウンロードを達成したスマートニュースなんですけど、そのスマートニュースの画面構成というのは、Pinterest風のテーマ(javascriptのMasonryのような)で構成されていて、雑誌のような感じで見る事ができるようになっています。
NAVERまとめのトップページは、情報が単に羅列しただけなので、視覚に訴えるインパクト、操作性においてもスマートニュースに勝てません。
NAVERまとめの戦略としては、NAVERまとめでのニュースを取り上げるのを止めて(2013年中旬に今まで奨励者にしてサポートしてきたニュース系キュレーターの奨励者外しを行った)、ニュース系はLINEニュースの13人の編集デスク(Narumi氏も入ってるんだけど)で頑張りますという事らしいです。LINEニュースが2013年11月頃から本格稼動したことによって、NAVERまとめのトップページでニュース系を見る機会は大幅に減って、NAVERまとめでは、「やり方」「方法」「理由」など、何か質問に答える・教える系のコンテンツがトップページに出てくるようになっています。
どちらもコケる可能性もありか?
LINEニュースはスマートニュースにやられてしまって、NAVERまとめは別の多くのサイトに倒されるというシナリオも考えられるようになってきました。そもそも、LINE社自体がゲームで大きく稼いできているので、ライブドアのブログであったり、スマートニュースやNAVERまとめが必要かどうか分からなくなれば、事業を終了するという事も可能だと思います。この辺に関しては、NAVERまとめの成長がダメそうだと感じたら、事業を終了する方向に入っていく可能性は考えておいた方が良さそうです。
とりあえず、NAVERまとめに関して言えば、パソコン、スマートフォンともにトップページを雑誌のような形にリニューアルして、多くのカテゴリを全面に出していくような工夫が必要になる事は確かだと思います。今のNAVERまとめのレイアウトは古さが出てきており、もっと雑誌風の親しみやすいレイアウトにしないと、今後はユーザー離れを引き起こしかねないと考えています。
注目されはじめたスマートニュース
Tech Cranchの記事では、スマートニュースのダウンロード数が2013年1月に300万ダウンロード数を超えて、この1年ぐらいで3倍に伸びたという事です。この記事によると、月間100万PV以上をスマートニュースから得る媒体は66媒体にもなるという事で(この中に多分NAVERまとめも含まれている)、ニュースのポータルサイトとしてジワジワと頭角を現しつつあるという事が分かります。
そう言えば、ヤフーがポータルサイトとしての地位を維持できたのもヤフーニュースがあったからであり、ニュースを支配するものはウェブを支配すると言っても過言ではないので、ニュースの配信サイトというのはあなどれないものがあります。
スマートニュース
http://jp.techcrunch.com/2014/02/03/smartnews-three-million-users/
スマートニュースでグルメもまとめもチェック
スマートニュースでは、独自の方法でニュース抽出を行っているので、ヤフーなどの大手ポータルサイトであったり、その他のサイトでも滅多に見られないような記事を見る事ができます。その例としては、「グルメ」、「まとめ」、「Twitter」などがカテゴリになっている点です。こうしたカテゴリ分けというのは、少し前までは考えられなかったのです。まとめサイトなんて、ほとんどライブドアが運営しているものだし、グルメの分野だって新着情報ははてブが取り上げるぐらいでした。
スマートニュースの特徴として、個人によるチャンネル選択が直感の操作で簡単にできる(本当に簡単で直感的だから誰でも出来そうな感じ)ので、自分が知りたいニュースだけを知れるという事があります。個人である程度のみたいジャンルだけを選んで見れるのは大変に便利です。良いコンテンツがウェブ上に沢山発行されているにも関わらず、それが多くの人の目に触れないのは大変な損失です。NAVERまとめもいいコンテンツを発行している人がいるのに誰にも注目されて終了している例が多々あり、資源の無駄遣いのような気もします。