サザエさん

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フジテレビが出せずに視聴率を落とすバブル感が抜けないお台場フジテレビの惨状!テレビ局はオワコン時代

  • 3 September 2016
  • のぶやん

フジテレビの鉄壁と言われた、サザエさんの視聴率まで低迷し始めたそうだ。

どうしてかは、誰だって分かる事だけど、サザエさんが更に時代に合わなくなってきたのだ。今の時代に3世代で住んでいる世帯自体が減少傾向にある訳だし、それに和室の家も減少傾向にある。マンションなどに住む人も多くて、そういった層がサザエさんと同じ生活様式だとは思わない。更に言えば、サザエさんの家庭が想定しているサラリーマンというものすら過去のものになりつつあり、今まで視聴率が良かったのがむしろ謎だった。

そもそも、サザエさんにしても、ちびまる子ちゃんにしても、想定している物語は『昭和』であり、ちびまる子ちゃんに至っては、ちびまる子ちゃんが見ているテレビ番組が何と『山口百恵』なのだから、もういつの時代の話をやっているのか分からなくなる。山口百恵は、1970年代のタレントで、ちびまる子ちゃんは、その時期の小学生という事になる。もし、現実世界で成長していたとするならば、今は40歳~50歳ぐらいの年齢だろうか。



フジテレビは、サザエさんの安定視聴率が唯一の救いだったので、サザエさんまで視聴率が下がると、マジで顔色が真っ青でしょうね。だって、サザエさんで得られた利益というのが莫大で、その利益が少しずつ下がっていくんですから。サザエさんの視聴率は、16年に入るまでほとんど10%を割ったことがなくて、ずっと20%とか高い視聴率を維持してきていたのです。それが、何故か16年に入ってガンガン下がって、10%を割ってしまった。

何となく見ても、そこそこ楽しめるのがサザエさんだった訳だけど、あまりの時代とのずれに、多くの人が耐えられなくなったと見るべきでしょう。

今は、リアルサザエさんの時代

Youtubeで人気の桐崎栄二/きりざきえいじは、田舎に住んでいる3世代家族で、まさにサザエさんのような家族なわけだけど、現代のリアルサザエさんがリアルすぎて面白い。これを見たら、アニメのサザエさんなんて、誰も見なくなるだろうと思う。  

Youtubeを見る小中学生の成長

HIKAKINの握手会となると、小学生が競って参加するのだという。そして、HIKAKINのファン層は、『将来はユーチューバ―になりたい』と話す小学生が多いという。このようにユーチューブを見ている世代があと10年~20年かけて成長したら、もうテレビの視聴率なんて、1%~5%程度しか取れなくなって、良くて10%というところだろう。テレビを置かない家庭の方が増えているかもしれない。

そもそも、テレビと言うのは、大きな箱とリモコンがあるんだけど、それを設置しないでパソコンから視聴したり、スマートフォンから視聴する世帯と言うのは、今でも結構多い。特に男性のビジネスマン世代でテレビを全く見ない人もかなり多いという。このような中で、スマートフォンに親しんだ小中学生が大人になっていくということは、将来を予想できる材料になるでしょう。

フジテレビのバブル臭のママ世代

バブル時代は、20年から30年前の話で、その頃に女子大生だった女性たちは、今では40代~50代のおばさん世代になっています。そのオバサン世代は、ちょうど中学生から高校生の子供がいる世代で、大半の世代が『バブルどころではなくてカネがない』という状況です。中学校から高校にかけては、特に子育てにカネがかかる時期でもあり、その子育てがかかる世代にフジテレビの『バブル全盛期と同じような『ファーストクラス』みたいなドラマが視聴率を取れるわけがないですね。お台場に居ると、『リゾート離島』として非日常の感覚に陥って、庶民感覚を失ってしまうのでしょう。

本社があるお台場は、ビジネスをやったり、テレビ局を配置する場所としては不適切だったんでしょう。庶民の生活とあまりに離れすぎていて、それが逆に『親しみづらさ』を生み出して、視聴者離れを加速したようです。テレビを見るのは、郊外、全国の田舎に住む人たちであり、都会のビジネスマンとか一等地に住む人はむしろテレビを見るのは少数派かもしれないですね。その変を良く理解せず、憧れの強いものを作れば売れると感じて90年代のまま突っ走っているんでしょうね。

明らかに企画力・制作力が落ちてるフジテレビ

他局に比較すると、コネがある人ばかり入社させているというフジテレビですが、それが制作力・企画力が落ちる原因となっているようです。コネを持つようなお金持ち・有名人のお子ちゃまたちは、テレビを視聴する主な世帯の地方に住む人であったり、東京の郊外に住む人たちの気持ちなんて分かりません。広い自宅から両親に買って貰った自家用車などに乗って景色の良いフジテレビに乗り付けて、そこで『庶民が見るテレビ』を作れるはずがありません。下請けの制作会社などに丸投げしても、下請けの制作会社もやる気が沸かず、結局それなりの番組しかでき上らないのです。

視聴率を安く買おうと思って、フジテレビは韓国ドラマを沢山放送しました。このアイディア自体は、他局もやっているので悪くなかったのですが、フジテレビは特に放送時間がながくて、それで『楽をして視聴率を取ろう』とした事で、ますます番組の企画力・制作力が落ちたのでした。

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