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NAVERまとめに使える「記憶とイメージの関連性」

  • 8 June 2013
  • のぶやん

世界記憶選手権というものがあって、最近は「中国人がやけに強い」と言われています。当然なんですけど、中国の大学生なんて寮生活で暇していて、記憶選手権などに準備を重ねる時間が十分にあるので、そうした準備を重ねれば、物凄い膨大な量を記憶する事が可能になります。記憶術の方法はいろいろあるそうですが、ほとんどの人は単純数字などをイメージなどと結びつけて考える事で、膨大な「イメージ」「順序」で並べて記憶する事ができるのだそうです。

言語とイメージの結びつき

「花」という文字を見て、このキーワードから日本人の多くが綺麗なお花を連想します。しかし、「花」というキーワードを見ても、日本語がわからないアメリカ人は、そこからお花を連想する事はできません。この言葉を見たとき、もしくは聴いた時に「イメージ」としての「花」を連想する事を小学校から刷り込みによって覚える事で、人間は「社会化」するとされています。

人間の記憶というものは、小学校からイメージと単語を関連づけて記憶したとしても、それを使わなければイメージというものをすぐに忘れてしまいます。いかに頭がよい人であったとしても、言葉を使っていないとすぐに忘れてしまいます。

「ボケて」のイメージご言語の結びつき

ボケてで一番好きなものが「さっきまで食べていたパンが見当たらない」というものです。これは、イメージだけではパンに猫が顔を通しているだけですが、「さっきまで食べていたパン」という過去を示す言葉が出てくるので、このパンは猫が食べていたという事を連想させて、現在は、猫がこのパンを見つけられないで困っているという可愛い状況をイメージさせます。

さっきまで食べていたパンが見当たらない
猫
このリンクは、ボケてのここから

言葉遊びは、1000年前から存在

源氏物語などの小説であったり、俳句、短歌などの「言葉遊び」は、1000年以上も前から存在していました。日本では、独自での発達を見せていますが、その起源となる漢字は、中国から輸入されたものです。中国では、日本でも有名な数多くの詩人がいるように、日本よりも更に歴史的に詩に非常に大きな力を入れてきました。

中国の言葉遊びは、恐らくは世界で最も発達していて、それが科挙などの試験に現れていくのですが、その「言葉遊び」の分野は、数字の関連性とは相容れず、科学の発達にはそれほど役立たなかったと言われています。結果として、中国の科学技術の発展が西洋に遅れをとったとも言われています。一方の西洋では、軍事利用などの目的もあわせて、数字遊びが発達してきています。

数字とイメージの結びつき

数字とイメージの結びつきは、近代のコンピュータによって可能になった領域でもあります。コンピューターでは、「0」と「1」の数字を言語に置き換えたり、イメージに置き換えたりする事です。従来と違うのは、膨大な量のイメージを結びつける事ができるようになったという事のようです。

これがプログラム言語になって今になっていますけど、プログラム言語というのは、今でも難解な部分が多くて普通の人が手軽にという訳にはいきません。プログラムも、この数字=文字にした関連付けを「並べ替える」て、意味を付けて視覚化しています。

NAVERまとめの情報選択と並べ替え

食べログの掲載数を見ると、73万店舗ほどあるそうです。全国のホテルは、楽天トラベルを見ると2万5千ホテルほどあるそうです。このような固定された情報でさえ、最近まではインターネット上に出てくる事はありませんでした。全体が整備されてきて、情報がインターネット上に並べられるに従って、それを整理する要求も出てきたのがNAVERまとめのようです。

ボケてにアップロードされた「さっきまで食べていたパンが見当たらない」という情報から更に膨らませて、そのパンを何処で購入したか?その猫はどこに住んでいる猫か?そして、この撮影された場所はどこか?という情報を探るなどしていけば、情報の関連が無限に広がっていくと思わせてくれます。

引き出しの多さと情報の深さ

情報の引き出しパターンを多くするには、情報源の調べ方を多くする必要がありそうです。人によって違うかもしれませんが、ニュースであったり、日ごろの自分が興味ある分野(ファッション、旅行、料理など)で、いわゆる「ネタ」と呼ばれるものを集めておく事で、引き出しを多くできそうです。情報の引き出しが多くならないと、沢山の情報を集めてくるのが難しくなりそうです。

また、NAVERまとめで「良いまとめ」を作る為には、情報を多角的な視点から集める必要がありそうです。例えば、「カラーコーディネート」であったり、「料理店」を並べるだけなら、パターンが同じなので難易度としては優しくなります。そこに「料理店」+「そこに行くファッション」となってくると、難易度が高くなってきます。1000から1選ぶ情報と1万から1選ぶ情報では、難易度が異なってくる事が分かります。

広告によるイメージの刷り込み

広告というものは、その企業のイメージを良いものにしたり、関連の単語から思い浮かぶようにした点においては、人間の言葉の記憶システムを大きく利用しています。芸能人などでも良く利用されていて、マクドナルド=安い、モスバーガー=健康などというイメージの刷り込みによって、人間が考えなくても、そのお店にスムーズに入るようにできています。

広告効果を高める為には、記憶術と同じやり方を相手の無意識のうちに使って、(1)覚えられる簡単なもの(2)興味をもたれるように(3)反復を何度でも行うなどが求められます。1度しかみないコンテンツというのは、広告効果もそれほど大きいとは思えません。コンテンツを繰り返し見せるためには、反復して見られるコンテンツであり、かつ「何らかのアクションを起こさせるコンテンツ」であれば完璧です。
 

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