使いものにならない40代社員が急増中!低所得の中高年が日本に溢れる問題
三越伊勢丹グループのリストラでは、48~50歳なら退職一時金だけで5000万円も貰えるそうなんですけど、大金を支払ってもとにかく辞めてほしいぐらいに全く業績に貢献しない使えない人材という訳です。低所得の中高年が日本に溢れるようになってきています。
実は、大学の2018年問題というのは人口減少だけに焦点が当たっていて、40代というこれから子供が大学に行く世代の平均収入の減少という問題が見えていないと思う。単に自然減で18歳人口が減るだけではなく、大学に行かせる経済的余裕がない家庭が今後ますます増える。
— Mineo Takamura (@mineotakamura) 2017年10月24日
働き盛りである40代の貧困は、社会の活力を奪っていきます。40代になってバリバリと働くイメージは過去のものになりつつあり、40代になっても年収300万円以下の人が増えているのです。40代で派遣社員・アルバイトという人も増加しています。問題なのは、『年収300万円以下である』というお金の問題よりも、資産であったり、スキルを持ち合わせていないという点です。40代になっても、20代と比べても資産・技術における競争力がない人が増えているのです。
使いものにならない40代社員
40代社員の多くは、実際に使いものになりません。バブル崩壊後の就職氷河期に就職できなかったりして、アルバイトなどを続けていると、労働者としての技能が上昇していないからです。必要な技能と言うのは、年齢を重ねるにしたがって上昇しなければいけませんが、派遣社員・アルバイトなどの単純労働では、技能レベルが上昇する事がありません。
労働者として技能を持たないで40代になってしまうと、そこから挽回する事が非常に難しくなってしまいます。経験もなければ資産もないというない物尽くしになり、収入を得る機会が全くなくなってしまうのです。
20代の貧困が加速している
日本において、2017年の調査における20代の外出が70代以下を下回っています。大学生は10年前に比べても貧困が加速しており、その日に暮らすことすら大変な状況になってきています。6割の20代は、自分がひきこもりだと感じており、休日も外出せずに家の中でじっとしています。外出しないのは、外出するとお金の出費が激しいので、外出したくても出来ない状況にあるのです。
日本では、移民を積極的に受け入れてこなかったので、底辺労働者として働く人がいないので、20代を底辺労働者として使っています。会社の正社員と言っても、20代を安月給のアルバイト並の低賃金で使う搾取労働であったり、派遣社員・アルバイトの低賃金で使うような状況が起こっています。社会・会社が20代から搾取しようと考えているので、多くの若者が技能レベルが伸びず、日本企業の技術レベルの大幅低下を招いています。
ローマ帝国がそうであったように、ローマ市民が豊かな生活を享受していく為には、それを支える奴隷の断続的な供給が必要になります。現在の日本では、現代社会の最下層である奴隷に匹敵するコンビニのアルバイトなどが極端に不足するようになっていて、時給の賃金が下がらない状態になっています。奴隷の供給がストップする中で、若い20代を更に安く使おうとしているので、若い人に技術力が身に付かずに国力を落とすことに繋がっています。
単純労働しかできない社員
日本の若年労働者は、完全に奴隷労働者として単純労働者として働いています。日本においては、大学で実用的な事を学ばず、仕事の中で学んでいくという事が多いのが特徴でした。最近では、名ばかり正社員であったり、派遣社員、アルバイトなど単純労働・奴隷労働が期待されていて、先端の技術の学習機会がほとんどないという事があります。そのような労働者は、世界的に余っていて、特に中国などに大卒が余っているので、日本の若者の賃金が上がらない要因ともなっています。以前のような労働では、既に以前のような賃金が得られなくなってきているのです。
40代の百貨店販売員は、いかに商品に詳しかったとしても、単純労働者と言えるでしょう。そのように技能を持たない販売員などが昇給して高い給料を得る事はもはや不可能な時代になってきているのです。この20年でコンピューターとインターネットが発達した事によって、それを使いこなせない社員というのは、企業にとってお荷物になってきています。例えば、マーケティングの手法というのも、以前と大きく変化してきており、テレビCMの効果が薄らいできています。