モバゲー

Greeやモバゲーが終わるとき?!

  • 27 January 2013
  • のぶやん

mobageとGREEがコケてしまう可能性 ブラウザゲームは生き残れるのか」という記事を読んで、Greeとモバゲーがネイティブアプリに押されているという興味深い記事でした。ブラウザゲームが大爆発した背景には、ブラウザでシンプルに遊ぶ事が出来るというメリットがユーザーに大きく受け入れられた点があります。このブラウザゲームでGreeもモバゲーも「プラットフォーム」の中心的存在になる事で大人気となりました。しかし、それが危ういかもしれないというのです。

ネイティブアプリとは?

ネイティブアプリについて、参照した記事ではApple StoreやGoogle Playからダウンロードできるアプリとなっていますが、簡単な話は「端末に一度ダウンロードしないと使えないアプリ」です。端末にインストールして使うので、ブラウザアプリが出る前の段階に戻ってきているという事かもしれないですね。ブラウザゲームが流行る以前には、パソコンの多くのゲームは、ここで言う「ネイティブアプリ」のようなゲームで、端末の性能に依存するようなものが主流でした。それがパソコンだけでなく携帯まで進出してきたと?

OSの基準に合わせて開発

ブラウザゲームの良さとしては、Greeやモバゲーなどのプラットフォームに合わせて開発すれば良いというメリットがありそうです。しかし、AndroidアプリやAppleのアプリとして開発してダウンロードして貰った方がメリットがあると考えるディベロッパーが増えたという事でしょう。プラットフォームの基準が外部になくて、内部のOSが基準となってきたという事のようです。

確かに、Mixi向けに開発して、Gree向けに開発してと、ブラウザゲームごとのプラットフォームごとに開発を行っていたのでは、同じゲームであってもアプリを作成したり、管理したりする非常に多くの手間がかかってしまう事になってしいまいます。その点は、Google Play向けと、Apple Store向けの2つで済むのであれば、開発や管理のコストも下がるかもしれません。

OSと同期させるのがキーポイント

Skypeは、お互いにログインをしないと情報が出てきませんが、LINEの場合にはデフォルトでOSと同期させる事で新着を知らせる機能があります。この携帯電話と同期させる事によって、外部から発信された情報を「ログインをせず」リアルタイムで知り得るというポイントが大事になってきているのかもしれません。

NTTが新OSの「タイゼン」(Tizen)をリリース

NTTドコモは、サムスン電子とインテルが中心になって開発しているOSであるタイゼンを端末に搭載して発売するという事です。大量の携帯端末の販売力を持つサムスン電子が関与するとなると、かなりの販売が期待できそうです。GoogleやAppleの戦略では、OSを支配する事でアプリのマーケットを独占して、高い利益を実現するというモデルをとっています。

NTTドコモでは、ガラゲー時代にはコントロール可能であったOS市場をGoogleとAppeleに独占されて危機感が強いでしょうから、サムスンやインテルなどと手を結ぶ事によって、何とかGoogleやAppeleの言いなりになるのを避けたいという考えがあるようです。

Greeやモバゲーは儲けはどこへ?

Greeやモバゲーは、飛ぶ鳥を落とすような勢いで急成長して、利益率も50%を超えて恐ろしいほどの収益力で1000億円以上を稼ぎ出す企業に成長しています。その一方で、ゲームの開発会社の多くはそれほど儲かっていないという実態も明らかになっています。つまり、ゲームの開発会社とすれば、もっと儲けられそうな環境があれば、移転する動機が十分にあります。

Greeやモバゲーは、儲かった金を次期の投資に充てるという事になりますが、そこが難しいところなのかもしれません。Greeやモバゲーは、テレビの広告などにガンガンお金を使っており、日本国内では取り込めるユーザーの多くは、ほとんど取り込んだとさえ言われています。次の投資先として、どのような場所にこのお金を投資するのでしょうか?Greeとモバゲーが手を組んで携帯OSに投資すればいいのに。


参照記事:
mobageとGREEがコケてしまう可能性 ブラウザゲームは生き残れるのか
http://blogos.com/article/54899/

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