メディア

発言小町の罠と情報トリック

  • 20 April 2013
  • のぶやん

発言小町に何度か書き込んだ事があるのですが、全く不正確な答えが返ってきてばかりで、その醜さには呆れ果てたものでした。情報を文字で起こすときには、書いている事に回答する為には、その背景の方がはるかに重要になりますが、正確に背景まで書き出すと膨大な量になってしまって、数百文字で書き表すのはとうてい不可能なのです。結果として、発言小町には、質問者とま全く別の人格の質問者と、それに対する表面的な回答者という構図が出来上がっているようです。

広島の爆心地はどこか?

広島の原子爆弾が落ちた時に爆心地がどこだったのか?多くの人が気になって、聞いてみたが、答える人が別々の答えをして誰一人として同じ答えをしなかったというのです。爆心地はどこであったか?原爆が落ちた直後に分かっていた人はいたのでしょうか?答えは、「ノー」です。本当の答えはどこにあったかと言えば、原爆が落ちる前に長崎から疎開した人だけが助かったという事実だけでした。

誰に聞いたところで正確な情報を知る人は居なかった訳ですし、原爆が落ちる事や、その位置などは、日本軍の中枢や政治家でも感知がほとんど無理だったという事でしょう。長崎の爆心地の近くにいて、居場所が悪ければ誰でも死ぬ可能性があったという事実だけです。簡単に言えば、絶滅収容所と同じだったのです。

言問橋を渡れば助かる

隅田川に「言問橋」という橋がかかっていて、その橋が戦争の時に悲劇の舞台となった事で知られています。1945年(昭和20年)3月10日の東京大空襲の際に「川の向こう側に行けば助かる」と思い込んで浅草側の人が言問橋に殺到しましたが、反対側の住民も同じ事を考えて橋を渡ろうとして、お互いに身動きが取れず、爆撃の中で多くの人が亡くなった場所です。

その時に取るべき正確な行動とは、どのような行動であったかと言えば、「東京大空襲の時に東京に居ないで疎開している」という事だったのです。その場に居なければ、空襲から身を守る最適な方法でした。しかし、そんな事を予見するのは非常に難しく、10万人という膨大な数の命が失われる結果となってしまいました。

質問しても「分からない」事はある

発言小町などの掲示板において、自分の状況で分からないと、誰かに質問すれば分かるのではないか?と多くの人が考えたりします。そこで、誰かに質問をしたとしても、多くの場合には「分からない」事の方が多いのです。「今、私は彼氏との仲が悪いのですが、どうすれば良いでしょうか?」という問いに対して、その書かれている文章の中で回答を得たとしても、それは結論を得たことにも何でもならず、質問する側も、回答する側も、単なる感情の慰めあいぐらいにしかなっていません。

解決策を探そうとして質問しても全く意味がなく、発言小町などのやり取りで解決策を求める方が馬鹿げているのです。

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「安藤美冬」のノマドワーカーとは、どのような職種なのか?

  • 6 March 2013
  • のぶやん

情熱大陸で「安藤美冬」さんという方がノマドワーカーの代表格として紹介されていました。ウェブ業界の片隅にいる私としては、ノートパソコンだけで仕事をするなどあり得ない事(不可能ではないけど作業効率が圧倒的に落ちる)なのですが、カフェでノートパソコン1台で仕事をできる人もいるのは、羨ましい限りです。「ノマドワーカーは会社嫌になっただけでしょ?」というかもしれませんが、会社に勤めるというのは誰が決めた訳でもなくて、収入源を別に確保できるのであれば早めに辞めるべきなんですね。自分の個性が反映されない会社にいたって、得られていたはずの収入が得られないかもしれないのはもったいない。

右肩上がりで会社に勤めていれば、ある程度の給与が保障された時代と違って、今の社会で会社勤めを続けてもメリットがないと感じる人は多いでしょう。年収300万というタダみたいな給与で働くのであれば、自分でフリーにでもなって、安い年収でも自分のやりたい方向性を追求していきたいと考える人がいるのは当然の事です。それ自体は、右肩上がりでない日本の経済状況の中で、当然とも言える選択肢のような気がします。「ノマドワーカー」という言葉が注目されますが、会社に属さずにフリーランスでやっている人は、米国で4分の1に達しているように日本でも増加中です。

ただし、若いフリーランスの人は、困った事に蓄えた資産もなければ、これといって目だった技術がない人が多いのです。金もなければ、技術もないというのでは、目先の収入を得ていくだけでも大変です。現実問題として、若いフリーランスの多くは、かなり収入を得る事に苦労している人が多いのが現実でしょう。安藤美冬さん、立花岳志さんなどは、その「ノマドワーカーの生き方」自体を商品にして、「どのように生きるか」を考える機会を社会に商品と提供していると私は捉えています。今の社会では、そういった商品にもそこそこ需要があるからテレビにも取り上げられるという事でしょう。

ウェブプラットフォーム

このブログのテーマとしては、「ウェブ情報資産」なので、ブランディングするのは「情報を持ったクラウド上のコンテンツ」であって、自分のセルフブランディングのブログではありません。ウェブ上にある情報というものに価値をもたせて、そこから収益をあげる方法を模索しましょうというブログなのです。その為に役立ちそうな情報を発信するという意味でこのブログを書いています。

ウェブ上のコンテンツであれば、時代が流れて流行らなくなったらブログでもサイトでも閉鎖して、別のサイトやブログを開始すればいいだけです。おおよそ5年もすれば、以前のブログやサイトなんて見向きもされなくなります。ただし、フリーランスでセルフブランディングの難しいところは、時代の流行に合わせて自分を的確に変化させないと、収入自体が完全にゼロになってしまう事です。この点では、芸能人のような職業と言えるかもしれません。まあ、それを言っちゃうと、プログラマーが同じプログラム言語でずっと戦えないのと一緒なんですけどね。

ノマドワーカーのセルフブランディング

ノマドワーカーとして本を出版している立花岳志さんにしても、安藤美冬さんにしても、核となっている部分は「セルフブランディング」のようです。自分というものを商品化して、自分の価値を人に理解して貰う事によって、様々な場面で活躍しようという事です。

現実として、今までメディアを通じて有名になった田原総一郎さん、勝間和代さんのようにセルフブランディングに成功して、有名になっている人はいます。田原総一郎さんは、政治、社会学などの発言が注目され、勝間和代さんは、ビジネス、企業会計などの発言に強いという印象を持っています。自分の強みが決まっていてのブランディング化です。

10年前の感覚であれば、セルフプロデュースのやり方と言えば、出版社やテレビ局というメディアに自分を売り込む事でした。それが、今ではTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを利用して、セルフブランディングができると言うのです。自分の営業活動の部分をTwitterやFacebookのソーシャルメディアを使うことによって「セルフブランディングしましょうよ」という事らしいです。自分の強みを売り込みましょう!という事です。

ノマドワーカーとルパン三世

安藤美冬さんが情熱大陸で述べていたのは、ノマドワーカーは「ルパン三世」のように必要な時だけプロジェクトで集まるという事です。この考え方は、アメリカのシリコンバレーで「必要な時に会社を超えてプロジェクトとして形成する」という考え方にも似ていて、なるほど!と思います。しかしながら、気になってしまうのは、ルパンは頭と技能を使って商売をして、次元はピストル、五右衛門は斬鉄剣、不二子は色気というように、4人とも強烈な個性が売りで、常に担当が決まっています。

安藤美冬さんは、何かの専門家というよりは、キャリアは「営業ウーマン」に近い感じがします。営業を得意としている人は、何でも人に売り込む事ができて、漠然とした自分の魅力さえも人に売り込みをかける事ができると考えます。それがいわゆる「セルフブランディング」だとすれば、その手法に興味を持つ人は確かに存在しているのだろうなと思います。

専門家も厳しい時代

今では、弁護士だって営業活動をしなければ生き残れない時代になり、年収100万円以下の「貧困弁護士」が生まれ、国選弁護士は奪い合いという状況のようです。また、「歯医者さんはコンビニよりも多い」と言われるぐらいで、歯科医になったところで、ぼろ儲けできる時代でもなくなっています。経済状況が悪ければ、専門家になったからといって収入が保障される訳ではありません。

何に人々の需要があって、お金を生むかというのは、実際の所は未知の所がある訳です。専門的な知識、資格=金になるという思い込みは、社会の一般常識ではあるのですが、現実的に専門的知識がお金になるとは限らなくなってきています。一方で、「セルフブランディング」のようなものでも、1人食べていくぐらいの収入を確保している人は沢山います。何がお金になるかは、人々の需要を捉える事であり、需要に合致してれば、お金は自然に入ってくるのでしょう。

セミナーとコーチング

アメリカでは、プライベートのコーチングなども発達しているようで、企業のオーナーなどの相談役として個人のコーチを付ける人もいるそうです。週に1回の30分の電話相談を月に4回など、プランがあるそうです。ノマドワーカーもメール相談サービスなどのコーチングを得意としているのかもしれません。セルフブランディングのコーチといったところでしょうかね。確かに、お金持ちで「誰かに相談したい」とぃう人に需要はありそうですよ。

また、セルフブランディングを不得意としている人は、セミナーなどに参加するかもしれないですね。毎月何度かセミナーや勉強会開催していけば、食う事には困らなくなりそうです。ノマドワーカーとは、結局のところは、米国で流行っているともされる自分を売り込むコーチであったり、セミナーのようなものが得意な人なのかもしれないと思ったりもしました。

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金でも配らなければ、WEBサービス流行らないかも

  • 3 February 2013
  • のぶやん

新しいウェブサービスとして注目されているサイトが幾つかありますが、お金に結びついているようには見えないサイトが多いです。ウェブサービスの競争が非常に激しくなってきていて、ウェブサービスを軌道に乗せるのは、本当に本当に至難の業だなと思います。いろいろなサービスが乱立する中で、ユーザーから注目を集めて、しかもそれをお金にするというのは非常に大変な事だと思いました。

NAVERまとめにしても、まとめの作成者にお金を配って、膨大な労力を2年ほどかけて、ようやく社会的に認知されるサービスとして成長してくるという感じで、ウェブサービスを育てていくのがますます難しい時代になっているなと感じます。アップルがiPhoneを作り出したのと同じで、製造する事も大事ではありますが、アイディアとマーケティング力などが更に重要になってきそうですね。

Nanapi

注目(応援)しているサイトの1つなのですが、ベンチャーキャピタルから3.3億円調達した後も、それほどPVが伸びたような形跡はなくて、今でも赤字かと思われます。Yahooとの提携などプラス材料はありますが、赤字を脱却するには1億PVぐらいはほしいかなと思います。2013年中に1億PVを達成できれば良いですね。2013年中に1億PVを達成できないのであれば、ビジネスモデルの大幅な変更が求められると感じます。

Trippeace

Facebookのプロフィールを中心とした旅行の企画サイトです。利用して旅行に行こうと思ったのですが、沢山のユーザーが居て企画も沢山あるのに、旅行に実際に行ける可能性が超低くて、1ヶ月に1個、2個のツアーぐらいしか旅行に行けてないと思います。沢山のユーザーがいるにも関わらず、それを活かしきれていないのは凄く惜しい話です。旅行に行くのにはお金もかかりますし、初対面で年齢も分からないような数名のユーザーで旅行に行くのであれば、ツアー参加が安くて安心という心理もあるかもね。

Facebookも落ち目だから、これから気軽な国内旅行のツアー企画などをTrippeaceが中心になって組んでいくなどしないと、ユーザーに企画させて放置では無理な気がします。このビジネスも、旅行の実行が沢山ないと、ビジネスとしては相当に厳しいと思います。2013年は、思い切ったビジネスプランの変更が求められる気がしています。

ココナラ

これも非常に面白いビジネスモデルで、500円玉で気軽にお願いが出来るというビジネスです。以前にも見たことがあると思ったら、「人力検索はてな」の拡張版のような感じがします。実際に利用して、出品と入札してみたのですが、使い勝手も良くて素晴らしいサイトでした。今の段階ではそれほどお金になる感じはしませんが、開始したばかりというサイトらしいので、今後の発展が期待したいところですね。

OneTopi

ベンチャーというよりは、ITmediaの手がけているサイトです。小額ながらPVに応じた金銭分配も行っていて、ユーザーも沢山いて利用も活発に行われているようです。現段階においては、「キュレーションプラットフォーム」と言うよりは、楽天ニュースと同じ「ソーシャルニュース」という感じですが、これから更にキュレーションらしくなる事も期待されます。

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ウィキペディアの編集者が減少しているらしい!さすがに無料でボランティアが書くのは限界か

  • 8 January 2013
  • のぶやん

これは以前から言われていた事ですが、Wikipadiaの編集者が減少している(Wikipedia losing editors, study says - News 24)という報道がされていました。その内容は、コラボレーションしている人、ボランティア編集者は、2007年に56000人だったものが、2012年終わりには、35000人にまで減少したという事です。("collaborators" or volunteer editors has been on the decline from around 56 000 in 2007 to some 35 000 at the end of 2012.)。この編集者が減少した背景としては、幾つか理由があるとしながら、Wikipadiaに新規参入者が書き込みを行った時に「簡単に拒否される」ような設定が編集者の減少をもたらしているとしています。

ボランティアで編集している人たちにしてみれば、一生懸命に「自分が良い」と思って編集した情報を消されてしまうのは不快に思うでしょう。一方で、誰でも編集できてしまう事から、間違った情報であったり、私的な意見を含んだ偏った情報が投稿される事が数多く見られるようになってきている事も事実です。これだけの記事の量になってくると、それを管理するコストも馬鹿にできません。

Wikipadiaの成長が鈍化

Wikipadiaは、2007年をピークにして、成長が鈍化している事がわかります。ただし、全体の記事数をみれば、記事数だけは2007年頃よりもかなりの数に上回っており、Wikipadiaの情報量はこの数年で倍増したと言えるでしょう。Wikipadiaは、科学の分野、健康分野、スポーツ、芸能まで、ありとあらゆる分野のキーワードを持っています。そして、Google社の検索においても、多くの分野で1位を獲得するなど、インターネットに多大な影響を及ぼしている事は確かです。

Growth of the number of articles in the English Wikipedia
(英語版Wikipadiaの成長どあい)
Wikipadia


記事の量自体は増加傾向にありますが、鈍化すればサービスとしては衰退します。
Wikipadia


実在しない戦争を掲載

Wkipadiaが実在しない戦争を5年間も掲載し続けたという事がニュースになっています(TechCrounchの記事)。このWikipadiaに掲載された戦争は、1640年から1641年にかけて約1年間続いたとされるポルトガルとインドの「マラータ王国との戦争」という事ですが、実際にはそんな戦争なかった!という事で5年後に削除されました。

Wikipadiaでは、引用元などをチェックしたりしていますが、「嘘を嘘と見抜けなかった」という事になります。また、これ以外にもWikipadiaには、多くの嘘が今でも溢れていて、その嘘を大学生などが、引用元を良く確認もせずに自分の論文などに引用したりしているのです。Wikipadiaは、第三者によってチェックされたりしていますが、記事の信憑性については常に疑いを持つ必要がありそうです。

Google社のKnolが終了

Knolは4年ほどで終了へ

Wikipadiaに類似するサービスは、今までに幾つか大きなものが出てきましたが、どれもWikipadiaほど成功したものはありません。例えば、Google社のknolは2007年12月に開始されましたが、4年後の2011年11月頃に終了が発表されて、2012年4月にはページが削除されてプロジェクト自体が終了してしまいました。Googleがリリースしたにも関わらず、Knolが流行らなかった理由は不明ですが、最も大きな要因としては、手軽さがなかったという事にあるかもしれません。

ブログと変わらなかった?

Knolは、結局の所はGoogleが今まで運営してきた(買収した)Bloggerなどのブログと何ら変わりないもので、インターフェイスが多少Wikipadia風になったというだけの事でした。その為にKnolでしか出来ない事というのが特に無かったので、Knolにおける書き込み自体がBlogからコピーしたものなどになっていました。ALL Aboutなどに対抗出来なかったのは、トップページなどからの誘導が特に無かったので、ユーザーは検索に依存するしかなく、検索で上位に表示されないものに対しては、ほとんどアクセスが集まっていませんでした。

ウェブ編集者のプロ化

About.com が500人ものライター(ガイド)を抱え込んでいるという事を考えても、インターネットがここ10年でメディアとしての価値を急速に高めてきた事が分かります。金銭対価を求めないボランティアの編集者に出来ることには限界が出てきて、金銭対価を求める方向へとシフトしてきたのです。

Knolはアクセスを集められず

その点から考えると、Google Knolの金銭的対価では、アクセス数を集められないという点がありました。Knolに公開してもアクセスを集められないのであれば、自分のWordpressなどのブログで情報公開した方がknolよりもデザイン面や自由度の点などでメリットが高くなってきます。

金銭メリットも今ひとつ

また、広告がGoogle Adsenseに限定されていたという点で、プロのライターにとって「それほど稼げる魅力的サービスに見えていなかった」という事があるでしょう。素人には、ブログよりも敷居が高くて、玄人にとって見れば(金銭など)メリットが少ないサービスとあって、knolが流行しなかったのでしょうね。

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マイクロアドが2013年3月末で終了

  • 1 January 2013
  • のぶやん

マイクロアドが3月末で終了となりました。マイクロアドは、ユーザー数が12万人中の「自分が何位」という形で表示されますが、数百円稼いだ時点でランクが跳ね上がるという奇妙な現象が起こっていました。実際に数千円稼ぐと100番とかになったりして、万単位で稼いだだけで、50位以内に入るといった具合でした。実際に万単位で稼いでいた人は、50人に満たなかったという事でしょう。

つまり、マイクロアド自体が50%の取り分であったとしても、ほとんどビジネスとして成立していなかった可能性があります。全く儲かっていなかった証拠としては、親会社のサイバーエージェントがマイクロアドを掲載するのを停止して、Google Adsenseに切り替えた事からも分かります。また、コンテンツマッチと言いながら、コンテンツがマッチした事がなく、同じ広告ばかり表示されていました。

最近は、1万回の表示でクリック2回で2円とかそんなのばっかりで、以前よりもクリック数と金額が更に悪化していました。

2006年6月のサービス開始以来、皆様にご利用いただきましたBTパートナーですが誠に勝手ながら2013年3月末をもってBTパートナーのサービスを終了させて頂くことになりました。
ご利用いだいている皆さまには大変ご迷惑をおかけすることとなり深くお詫び申し上げますとともに、長年ご愛顧いただきましたことに、心より御礼申し上げます。
 

NAVERまとめもやめたマイクロアド

マイクロアドと言えば、一時期はNAVERまとめに掲載されていました。確かGoogle Adsenseが停止された期間である2011年9月頃からマイクロアドを開始したと思うのですが、ほとんど収入になりませんでした。そこで、2012年4月にインセンティブを固定化して、その後にYahooリスティングと独自営業の広告によって、マイクロアドの掲載を取りやめています。

コンテンツマッチサービス終焉へ

私が結構稼げていた「楽天ぴたっとアド」も、2011年2月28日に全てのサービスを終了しています。2012年3月には、Yahooのアドパートナーも新規の受付を停止しています。これに加えて、マイクロアドも終了した事によって、Google Adsense以降はずっと活況があったコンテンツマッチ広告は終焉に向かっていると考えて良いでしょう。

ブログ時代の終焉

理由としてはいろいろ考えられますが、ブログの時代が終焉に向かっている事が影響しているのかもしれません。2010年頃から「ブログと言えばまとめサイト」と言われるほどにまとめサイトが幅をきかせるようになっており、個人の細かいブログには、ほとんどアクセスがあつまらなくなってきています。これに追い討ちをかけるようにNAVERまとめがアクセス数を増やしています。

スマホの時代に

マイクロアドが広告配信をした2006年06月頃には、パソコンユーザー向けにサイトを作っていれば良かったので、広告もパソコン向けのものでした。しかし、現在はスマートフォンが3割-5割のアクセスとも言われており、コンテンツマッチ広告では、スマートフォンの時代に対応できなくなってきています。これはGoogle Adsenseにも言える事で、クリック広告全般がスマホで苦戦しています。

大型サイトを相手に広告を出稿

こういった状況において、広告を出稿する側においても、多くの細かい個人サイトを相手にするよりも、アクセスが非常に多い大型のサイトを相手にした方がビジネスとしては成立しやすいという事もあるでしょう。大型サイトでターゲットがある程度絞れているようなサイトに広告を出した方が効果が高いと判断している広告主が増えてきているのかもしれません。

 

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Mixiが立ち直るにはどうしたら良いか

  • 22 December 2012
  • のぶやん

Mixiの開始当初の数百人だった2003年から使っていたヘビーユーザーとして、Mixiが立ち直る方法を考えてみました。

Mixiニュースが致命傷に

・ニュースをMixiで読む必要ないし

私は、Mixiのユーザーが減る原因になったとは思っていません。Mixiのユーザー現象の最もな原因は、ニュースと広告を表示する為に「右カラム」を加えて3カラムにした事でした。Mixiニュースを付けたあたりから、少しずつMixiを使わなくなりました。原因は完全にMixiニュースにあったと思います。笠原社長は、どちらかと言えば、その頃からポータルサイトの方向性を模索していて、Yahooを意識してニュースを取り入れたり、個人のカスタマイズを取り入れたりしています。これが中途半端の原因です。

・個人のカスタマイズもいらない

笠原社長の日経記事「悩めるMixi」という文章を読んでも、今でも個人のカスタマイズどうのこうのという話をしています。うーん、方向性がユーザーが考えている方とかなりズレている気がします。ぶっちゃけた話をすれば、Mixiなんて日記とコミュニティが上手に回っていれば、それでOKだったんです。他の機能は、ニュースも、ページも、モールも、年賀状もどれも必要なかったです。単に日記が書けて、そしてコミュニティが上手に回ればそれで良かった。

Facebookにないもの

・Mixiのコミュニティ

Facebookは、ページがありますけど、これはMixiのコミュニティと違って一般ユーザーが情報発信や議論するというよりは、ページオーナーが情報発信するタイプのものが多いです。Mixiのコミュニケーションは、皆が情報発信を行えるというメリットがありました。しかしながら、スレッド形式なので情報整理が行われず、ユーザー数が増加すれば、数万人が1つのスレッドを共有するのは無理があったのです。不要な情報が連続投稿されると、人々は閲覧を避けるようになるし、良い投稿はなくなります。

・ボランティアは続かない

数万人のコミュニティの書き込みを全部チェックして、ボランティアで大きいコミュニティを管理するのは、無理があります。Facebookのページであれば、ページオーナーが商用的に何らかのメリットを享受できる可能性があるのですが、Mixiのコミュニティはコミュニティの管理メリットは何もありません。ボランティアで続けるには、負担が大きいので、多くのコミュニティ管理者が機能しなくなり、コミュニティが荒廃しました。

・公式コミュニティをMixi自体が管理

管理をボランティアのユーザーに任せたコミュニティは、既に限界が来ているので、Mixi自体が人気のコミュニティを作って管理していくべきでしょう。例えば、「旅行」であったり、「音楽」、「映画」など、人気の情報交換する場所は、Mixi公式コミュニティとしてコミュニティの管理に乗り出していくべきでしょう。

新しいプラットフォーム構築

・Mixiのプログラムは限界

既にMixiのプラットフォームは、Perlで作られて非常に古いものになっているので、もうMixiはほどほどにして、新しいブランド名でサービスを立ち上げていくべきかと思います。その点では、NHN社はとても賢くて、会社名とブランド名を分けて、Livedoor Blog, NAVERまとめ、LINEなど、複数のサービスブランド名で展開を行っています。1つこけたからと言って、社員が食べられなくなるという事がないようにしています。また、市場獲得の相乗効果も期待できます。

・新しいサービスには根気が必要

新しいサービスを始めるには、人材も必要になるし、何年がかりかの努力が必要になるかもしれませんが、既にMixiは次の段階に入っていかないといけないかもしれません。LINEのような電話タイプの開発を行っても良いかもしれませんし、ゲームだけのプラットフォームを新たに構築しても良いかもしれません。既存のサービスと別ブランドで展開しないと、新しい市場は作り出せない段階にきているのではないでしょうか。
 

 

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ひろゆき氏が書類送検された事について-解明されない2ちゃんねるの謎

  • 21 December 2012
  • のぶやん

2ちゃんねるの元管理人であり、現在でも「事実上の管理人では?」とされている「ひろゆき氏」について、警察が書類送検したようです。NHKなども大きく報じており、社会的に2ちゃんねるの影響力が非常に大きくなっていた事を伺わせます。

ひろゆきは何故逮捕されないのか」によると、裁判の賠償額が約4億3400万円で、制裁金とあわせると、11億円ほどになっているという事です。これが日本国内の法律では、踏み倒されているという事になっていますが、現在の法律では支払わなくても何か起こるという訳ではないようです。

 本人すら全体像を把握していないものを読売が執念深く計算しているのがまた面白いのだが、それによると、2007年3月時点で少なくとも43件で敗訴が確定し、賠償額は計約4億3400万円。さらに1日88万円ずつ「制裁金」が増えているそうだから、2年余り経った現在では、およそ11億円に膨らんでいることになる(これが2ちゃんねるを捨てた理由の筆頭なのは明らかだが、本書では触れていない)。
 

ひろゆき氏の年収

このひろゆき氏の年収は、少なく見積もっても数億円以上とされています。そのお金は、既に海外に送金されて、どこかの海外に隠されていると言われていますが、それを知っている人は本人以外にも少数でしょう。また、以前のように2ちゃんねるにアクセスが集中する状態ではないので、現在は広告収入も減少していると考えられます。

ひろゆき氏の海外資産

ひろゆき氏の海外資産ですが、今までの収入から計算すると、20億円ほどに上回るのではと考えるのが普通です。シンガポールに子会社を作っているので、香港などを経由して、シンガポールにお金を横流ししているという話もネット上には書き込まれています。

20億円の資産があれば、残りの人生はゆうゆうと遊んで暮らせそうなものですが、仮に法律で「過去にさかのぼって賠償金・制裁金を徴収する」法律などできれば、ひろゆき氏は破綻する可能性すらあります。しかし、それが不可能なのは、法律を作る政治家の一部も一緒に死ぬ可能性があるからです。

2ちゃんねるの譲渡先

ひろゆき氏が2ちゃんねるを譲渡したのは、PACKET MONSTER INC.というシンガポールに作ったペーパーカンパニーです。実際には、レンタルオフィスのようなものを利用していると考えられます。代表は、そのレンタルオフィスの社員の誰かが名義貸ししているのでしょう。取締役が2ちゃんねるを知らなかったという事も報道されています。シンガポールはペーパーカンパニーで、単なる名義貸しの会社。

ひろゆき氏は「単なるアドバイザー」か?

サンケイのニュースにも出ていますけど、著書『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』では「僕は2009(平成21)年、2ちゃんねるをシンガポールのパケットモンスター社に譲渡しました」としながらも、「最近の僕はといえば、2ちゃんねるを譲渡して管理人を外れ、その企業から何か相談をされたときにアドバイスをする『2ちゃんねるアドバイザー』」とも記しており、一定の関係があることをほのめかしている。とあります。さて、この2ちゃんねるアドバイザーとは、何を指すのでしょうか?

2ちゃんねるに単にアドバイスするだけであれば、ひろゆき氏が2ちゃんねるに関与している範囲は非常に限定されるので、警察は何もできないでしょう。2ちゃんねるでは、楽天などの広告を掲載しているので、その広告費用のお金がどのような場所に流れているかを十分に把握する必要がありそうです。最近、楽天は「10万円以上は現金振込み」としてきてるので、ここで西村ひろゆき氏が本人の名前でサインをする場合には、楽天が税金を支払う際に外部にお金の通路が漏れる可能性がありますが、そんな事はしないでしょう。

未来検索ブラジル

現在、2ちゃんねるの広告収入の一部は、東京都渋谷区のコンピューターシステム開発会社とされる「未来検索ブラジル」(2003年設立当初からひろゆき氏が役員)に入金されています。しかし、ひろゆき氏が役員だからと言って、お金がここに渡ってしまえば、ひろゆき氏に支払われる報酬のお金と2ちゃんねるを関連付けるのは無理があります。

この未来検索ブラジルは、コンピューターシステムの開発会社とされていて、2ちゃんねる検索を目的として設立された会社(Cnet記事)です。見た感じでは、いろいろな会社からプログラムを請け負っている感じにも見えますが、それだけで社員50人を食わせていくのは難しいでしょう。はやり、ここが中心になって2ちゃんねるを運営していると考えるのが普通の考え方です。つまり、実質的には未来検索ブラジルが2ちゃんねる削除人を束ねていると考えるのが普通です。

2ちゃんねるの運営をシンガポールのパケットモンスターに譲渡して、そこから未来検索ブラジルが委託を受けて、2ちゃんねる管理を行っているのかもしれない。未来検索ブラジルの従業員は、2ちゃんねるの削除人を管理している可能性がある訳です。私が捜査員だったら、未来検索ブラジルの従業員の人をどっかで待ち伏せして聞き取り調査してみますけどね。

株式会社ニワンゴ

未来検索ブラジルに対しては、株式会社ニワンゴが20%ほど出資している事が公表されています。この株式会社ニワンゴの取締役として、ヒロユキ氏の名前がある事は良く知られていますが、ニワンゴの取締役からの報酬は「得てもすぐに押さえられるから」という理由で役員報酬などを貰っていないような話をしています。ニワンゴが未来検索ブラジルに出資しているという事は、未来検索ブラジルから出た利益の一部(つまり2ちゃんねるの広告料金)をニワンゴに配当として渡すことが可能になります。

未来検索ブラジルは、ニワンゴに対して19.9%出資している事が明らかになっています。また、ニワンゴの取締役には、未来検索ブラジルの社長である深水英一郎氏も入っている事からも、この未来検索ブラジルと株式会社ニワンゴが相当に緊密な関係どころか、利益を移動させる役割をしている事が分かります。そして、この株式会社ニワンゴが入居しているのが、親会社の株式会社ドワンゴ(東証1部3715)のビルの中です。

株式会社ドワンゴ

株式会社ドワンゴは、株式会社麻生社長・麻生泰(麻生太郎の弟)の長男・麻生巌が社外取締役となっているので、少しずつ政治的な結びつきも強めつつあります。麻生家からすると、若者のテレビ離れが進んだ今日において、ネットメディアとしてニコニコ動画との関係を深めたいと考えている事は明らかです。

ガジェット通信

ガジェット通信を運営しているのは、未来検索ブラジルと同じビルに入居している東京産業新聞社で、未来検索ブラジルの子会社です。代表取締役は、未来検索ブラジルの深水英一郎氏で、2009年2月設立されています。このガジェット通信は、2ちゃんねる2chニュース速報+を立てているコピペ人がいると推測されています。運営は実質「未来検索ブラジル」が行っているので、ペーパーカンパニーを作って、口座管理など、何らかのリスク分散を図っていると考えられています。

2ちゃんねるのプロ固定・プロサクラ

2ちゃんねるには、プロ固定・プロサクラと言われる「専業の煽り屋」が存在しているとされています。できる限り話題を煽って、自作自演を繰り返す事によって、スレッドを引き伸ばして成功報酬を得るというものです。1人書き込むごとに0.1円-10円ぐらいのお金が入り、スレッドが伸びるごとにお金が入るシステムになっているとされています。こういったプロの仕事は、今ではブログ、Twitterなど広範囲に見られています。

終わりそうで終わらない2ちゃんねる

2ちゃんねるは、ユーザーの高齢化が進んでいると言われています。Mixiなどソーシャルネットワークの発達によって、必ずしも2ちゃんねるでコミュニケーションを取らなくても良くなったのです。2ちゃんんる自体は、システムもかなり古いものでTwitterやFacebookの拡散機能が付いている訳でもありません。しかし、そこを「2ちゃんねるまとめサイト」が補った為か、2ちゃんねるは、今でもそれなりの存在感を示しています。

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どうやって視聴率をあげるか

  • 20 December 2012
  • のぶやん

田原総一郎さんの「朝まで生テレビ」というのは、夜中だというのに政治討論番組としては、かなり視聴率が良くて人気があります。田原さんは、「視聴率をあげるのが自分の役割」と発言しているように、政治家の人たちに挑発的な態度で挑む事によって、出来るだけ番組の視聴率をあげようと努力しています。

サイトのPVについて

ウェブサイトのPV数

ウェブサイトも商売でやる以上は、PV数が勝敗を決めてきます。そのコンテンツがどのようなものであるかに限らず、人々が注目して、人が集まればとりあえずはお金になるのです。理想論を語る事はできますが、お金がないと物事は何も進展しません。ウェブサイトと言えど、金にならないサイトは潰れていくだけなのです。

PV数も内容もあるサイト

本当に良いコンテンツというのは、PVも集められる上に、内容も濃いサイトという事になるでしょう。そんなページは、簡単に作ることは難しいのですが、ある程度の量を作っていれば、そんなページも作れるようになるのかもしれません。数千ページのサイトであれば、1、2個ほどコンテンツがヒットする可能性もあるでしょう。それを強化していく方法が重要化かと思います。

ソーシャルネットワークについて

PVを伸ばすためのソーシャルネットワーク

ソーシャルネットワークで、自分のツィッターアカウントやFacebookアカウントを複数個(場合によっては数百単位)ほど用意して、それで告知を行う事は、もはや当然のようになってきました。1つのアカウントにおいて100人ほどしかフォロワーをつけられなかったとしても、それを10個で1000人、100個で1万人ほどに告知を行うことが可能になります。

共有されやすいコンテンツ

共有されやすいコンテンツというのは、直感的にわかり易く、ユーザーが騒ぎやすく、共感しやすいという事かと思います。特に「自分の意見と一致するニュース」というのは、FacebookやTwitterでの共有割合が高いと考えられます。人々が共感する意見をいかに発信するか、もしくは「直感的に共感できる形に持ち込むか」という事が重要になりそうです。

間接アクセスを集めるサイトが増加

ホームページに対して直接的なアクセスを狙う方法は、Googleであったりユーザーに嫌われる手法になっている場合があります。そこで、間接的にアクセスを狙う手法が増えています。サイトが3つあったならば、AサイトからBサイトにリンクさせて、ユーザーは、BサイトからCサイトに誘導する形です。直接誘導をかけるよりも、ユーザー意思を尊重しやすいというメリットが生じます。

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