スマートフォンに集約された家電とコンビニに集約される物流

  • 30 June 2017
  • のぶやん

スマートフォンが出てきて以降、日本企業が今まで作っていた家電製品はほとんど利用されなくなりました。これと同じ事は、別の業界でも起こってこようとしています。

スマホに集約される家電

スマートフォンに集約された家電としては、カメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤー、パソコン、ラジオ、GPSなどがあります。以前であれば、これらのアプリを1つ1つの機能として携帯電話に実装するのは難しかったのですが、ハードに依存しないソフト側のアプリとして容易にスマホに導入する事ができるようになった事によって、多数の機能がスマートフォンに組み込まれるようになりました。

スマートフォンだけあれば、他の家電がほとんど必要なくなったのです。この事は、日本の家電大手に大きな打撃となり、シャープが台湾企業に売却されたり、東芝が家電で稼げなくなるなどの影響が出ました。日本企業が得意としてきた家電ビジネスは、スマホの登場によってアップルというメーカーに食われて、日本は利益率が低い部品の供給屋になり下がってしまいました。

ソフト化していくコンビニ

ミスタードーナッツが売れなくなってきています。その要因としては、コンビニでドーナッツが売られるようになったからです。また、コンビニでも100円でコーヒーが売られていて、コーヒーを飲みたい時には、既に喫茶店に入る必要もなくなっています。コンビニには、ATMが設置されて銀行に行く必要性もほとんどなくなっており、オンライン銀行はコンビニのATMで現金の受け渡しをするのが普通です。

現在のコンビニは、そのほとんどが汎用性がないハードで構成されていますが、今後は更にソフト化が進んでいくものと見られています。どういう事かと言えば、売り場面積を考えた時には、サンプルだけ手に取れれば、後は端末を押して注文した方が良いのです。今のコンビニでは全ての商品を並べていますが、その必要性はなくて、1つだけサンプルが置かれていて、後は、ボタンを押せば後ろから出てくるというようになっていくでしょう。

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