ファーストサーバーのZenlogicの1ヵ月に及ぶ障害と返金。レンサバ時代は、既に終わっている

  • 6 August 2018
  • のぶやん

ファーストサーバーのZenlogicは、ほとんど使っていませんでしたが、2018年7月に障害が起こって設置されたウェブサイトの閲覧が不可能になりました。復旧に1ヵ月を要して、ようやく復旧して返金して貰える事になりましたが、返金される金額が僅か1か月分の利用料のみです。

私のようにテスト用としてレンタルしていましたが、ほとんど利用していなかった人(実際には全く利用してなかった)であれば、1か月分の利用料のみの返金で良いでしょうけど、実際に金銭的な損害を受けた会社であれば、1か月分の利用料のみの返金では納得できないかもしれません。

レンサバのコスパの悪いさ

レンタルサーバーは、管理する側にとっても、利用する側にとってもコストパフォーマンスが極めて悪いものになっています。例えば、VPSならコマンドで一瞬でファイルをURL先から取得して解凍して展開できるにも拘わらず、レンサバだとFTPからのファイル移動だけで2時間もかかったりします。

ビジネスを行う上で、時間はお金なので、FTPアップロードで時間をロスする事は、大きな金銭ロスに繋がります。更にVPSなら、コマンドで一瞬でバックアップを取ったり、Cronを使って自動バックアップなどもできますが、レンサバの制限ではそれを行う事ができず、サーバー会社が用意した使いづらいバックアップに頼る事になってしまいます。

レンサバの運用コストが高くなる

レンサバが優れている点は、コマンドなど使わなくても、誰でも簡単にCMSを設置したり、操作したりできる点です。企業に専門の運用者がいなくても、少しウェブが理解できる人ならウェブサイトを運用できるメリットがあります。つまり、技術者の労働コストを削減する事が可能なのです。

その技術者の労働コストを削減した分だけ、FTPのアップロードなどにおいて、非常に非効率な運用を行わなければならず、競争力のあるサイト構築など不可能でしょう。稀にレンサバで月額数万円もする「マネージドプラン」を使って大規模サイトを運用している個人・会社もありますが、そのコストが大きいので儲かるのは至難の業です。

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