日本の格安レンサバは、バリューサーバー1択である理由とは?他社のレンサバが既に使い物にならない理由
ファーストサーバーのSプランは、先日、障害を起こして1ヵ月ほど利用ができなくなっていた。月額900円ほどの激安サービスですけど、実際に使ってみると分かりますが、小規模なホームページの利用ですら耐えられないような設計になっており、実質的に使い物になりません。
例えば、Yahoo!系のファーストサーバーでは、SSH接続も提供されていません。もはや速度の非常に遅いアップロード・ダウンロードで、『何もできない状況』と言えるでしょう。本気でこんな低品質なレンサバで企業サイトを運営していたら、非効率で時間のロスが大きすぎます。SSH接続のデータやり取り5分のところFTP接続なら2時間かかります。
レンサバ時代の終わり
レンタルサーバー時代の性能というのは、メモリの価格が下落していない事もあってほどんど変化がないにも関わらず、ユーザーが扱うデータ量はどんどん増加しています。そのギャップは、多くのレンサバのユーザーにトラブルを引き起こしています。大きな問題としては、移転がスムーズにできないという事です。
激安サーバーからサイト移転しようとすると、ファイルのバックアップが不可能であったり、データベースからのバックアップが難しいケースが出てきます。レンサバで、かつSSH接続を提供していないという事になると、本当に手も足も出ない状況になります。
バリューサーバがギリギリ使える
レンサバの中で、バリューサーバーであれば、PHP memory limit:1280Mまで使えるので、格安サーバーの中で最も良い条件を提示していると言えるでしょう。小規模サイトであれば、バリューサーバーで何とか使う事ができます。それでも、十分ではありませんけど、個人のブログぐらいなら大丈夫です。
バリュードメインの最上位プランであるバリューサーバーは、月額4000円(年払いで1800円)と格安としては結構な値段がしますけど、それでも他社よりパフォーマンスに優れています。1ページに画像が1枚で、ページ数が1万~3万ページぐらいまでのシンプルな構造のサイトであれば、表示速度もそこそこ出せます。
データ量で勝負する時代
イケダハヤトがブログに1万記事ほど保有していますが、イケダハヤトが使っているWPでは、過去記事を上手に整理する機能が貧弱です。出来ない事はないですけど、DrupalのViewsみたいに効率良く過去記事を取り出すことができません。結果として、過去記事の活用が難しくなり、検索エンジンに依存する事になります。
10年前と違って、記事、写真、動画など様々なメディアが大量に出される中で、『記事だけで炎上』させるプレーの難易度は増してきています。以前のブログならば、10本書いて1本当たるのが、今なら100本ほど書かないと1本当たらないようになってきているでしょう。より多くのデータをいかに効率よく出すかというのが勝負になってきています。その中で、レンサバでは多くのデータを扱えません。
ブログの記事を保有してる事は大事ですが、それと同時に『何らかのデータベース』を作成したり、保有してる事が重要で、そうした認識に基づいてデータをどのように収集するかという勝負の時代になってきています。