日本の新聞社など既存メディアの記事は詰まらない

  • 29 July 2012
  • のぶやん

日本のメディアからウェブ上で公開される記事は、海外メディアと比較すると非常に記事の質が低くて単発であるのが特徴です。最近では、長文記事もちらほら見られるようになってきましたが、基本的にはウェブ上で公開される記事は、短文である事が多いでしょう。これは、日本の新聞社などが主に新聞をメインの収入源にしていて、ウェブメディアをそれほど重視していないからだと考えられます。

Yahoo Japanの強さ

日本のメディアで、現在のウェブを支配しているのは、まさにYahoo Japanです。新聞社などと提携した上で、Yahooトピックを中心にして、驚異的なアクセスを集めており、日本国民の多くが見ているとされているものです。新聞社などが書いた記事に対して人の手を加えて読みやすく加工して、それを読者に提供するというスタイルをとっています。

ウェブ上で何か話題のトピックを見たいと思えば、まっさきにYahoo Japanにアクセスする日本人が多いのです。

それだけ、従来の新聞社などのメディアがウェブ上で与える情報というのは、非常に質が悪いものになっているのです。専門家の話も引用せず、記者の考えた範囲で適当に切ったような記事が多くなっています。ブログの普及によって、専門家の書いたブログなどを読んだ方が大手新聞社の言っている事よりも信頼できるという事も良くある事になってきました。

Yahoo Japanが重宝されてきた理由

多くの日本人がYahoo Japanにアクセスする理由としては、各新聞社のサイトにアクセスするよりも、重要な記事をまとめて取り上げているからです。読者からすると、新聞社のサイトに行っても、重要でない記事が並んでいる可能性が高いですが、Yahoo Japanにアクセスすれば、重要だと思われる記事を確実に取り上げてくれているという安心感があるのでしょう。しかも、Yahoo Japanの記事は、どれも適度に長文化されていて、失望感を与えずに読めるというのも大きいと思います。

まとめサイトが人気の理由

まとめサイトが人気となってきている理由としては、Yahoo Japanが人気になっている理由と似ているでしょう。新聞社のサイトにアクセスしても、失望するような短文で事実を報じるだけで、もっと知りたいという欲求に答えてくれません。まとめサイトであれば、いろいろな角度から「知りたい情報」の欲求を満たしてくれる可能性があるからです。

日本のメディアは新規ウェブメディアに食われる

日本の新聞社などの既存メディアは、高齢者によって支えられているようなものです。インターネットを見るスタイルが生活の中心となっている現在の若者たちが日本の中心を担うようになる頃には、既存の新聞社などのメディアは、全て収益を新規ウェブメディアに食われている事でしょう。

現在、家電業界が赤字体質になって海外の家電業界に食われようとしています。メディアにしても同じ事で、ウェブメディアの質が少しずつ高まってくれば、新聞社などの既存メディアを利用する人は皆無になって赤字体質が常態化していく事でしょう。

新聞社の思い込み

新聞社などの既存メディアは、「ウェブ上では有料化しない限りは収益があがらない」ぐらいにウェブを軽視しています。しかし、実際にはYahoo Japanは広告を通じて1000億円以上の利益を計上しているように、やり方によっては十分過ぎるほど利益率を高める事ができます。既存の新聞社などは、記事の有料化だけが唯一の収益源ぐらいに考えているようですが、新聞ビジネスは既に崩壊している中で、多角化をしていく必要性に気づくべきでしょう。

あと10年ほどすれば、新聞購読者はほとんどいなくなり、電子タブレットなどを利用した購読すたいるに変化していくと考えられています。その時に、現在の新聞と同じ価格(1日150円)などを支払う人が数千万人も居るはずがありません。日本の高い家電が売れなくなったのと同じように、日本の新聞社の提供する記事も売れなくなるのです。ニュース記事というのは、もっと質が高くて、価格が安くて、大量に記事を消化できる時代に突入しています。

既存の新聞社は、新聞社という肩書きを捨てて、IT企業にならない限りは、生き残っていく事はできないでしょう。

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