100人の女子大生を『インターン』と称してバイト雇用していたDeNAの実態!雑居ビルで記事の量産コンテンツファーム

  • 9 December 2016
  • WEB情報屋

Withnewsの取材記事によると、DeNAは雑居ビルを1つ借りていて、そこに常時数十人のインターンと称したアルバイトを雇用して大量に記事を作成させていたという事です。時給は1000円ほどであり、90分で1本の記事を書く事が義務化されていたという事です。実際に90分で1本の記事を書くというのは難しいので、ほとんど引用になっていたそうですが、大手サイトが引用を禁止する例が多くなり、文章の作成が厳しくなっていたという事です。

1人で記事を書ける量というのは限界がありますし、記事を書いたとしても、アクセスを大量に集めないと黒字化できません。DeNAの場合には、記事を常時数十人にもなる『コンテンツ工場』を作って、そこでパソコンに向かわせて大量に記事生成を行っていたという事で、今までの常識ではあり得ないほど膨大な記事が生成されたという事です。

安価労働力を活用した大量生成

女子大生などの労働力を安価に利用して、まるで工場のような雑居ビルに多数の若者を集めて、それを8~9人ほどのグループ化して、記事の大量生産を競わせるというシステムで、記事を量産化していました。記事を工場において安価に量産する事によって、僅か1年という短期間で黒字化を達成しています。

デジタルの時代には、記事のコピペ生産も非常に容易なので、誰でもある程度の品質の記事を量産する事が出来るようになっています。こういった手法を使って、プロが書いた記事よりもGoogleで上位表示されたり、医療情報を扱っているとしていたWELQなどにおいて医者が書いた記事よりも上位表示される傾向がありました。

引用先を軽視して炎上

最近は、スマートフォンなどで情報を見るのが当たり前になって、雑誌などを買わなくなっているので、スマートフォンで気軽に見られる情報の需要は大きいものがあります。MERYであったり、WLEQなどの情報メディアの閲覧数がうなぎのぼりになっていて、記事に対する需要という点においては確かなものがありました。その一方で、同じサイトから記事を何度も引用するなどして、実質的に盗作のようになってしまっていた部分もありました。例えば、1つのソースを3つに分けて、3つの記事で引用した場合には、引用された側にはそれが分かりません。

MERYであったり、WELQなどのサイトの場合は、リンク先になるべく飛んでほしくないと思っているので、リンクは小さくしか表示されておらず、引用される側のサイトにとってほどんど何もメリットがない状況になっていました。この事は、多くのインターネット上でサイトを公開している人を怒らせる結果となり、多くのメディアを敵に回す事になりました。

Google社が無視できないコンテンツファーム

Google社のロボットでは、コンテンツファームというのを排除する事ができません。WELQが短期間であれだけのアクセスを集められたのは、Googleの検索エンジンの1位~5位にWELQが大量に掲載されたからです。Google社のボットでは、特定の公開されたコンテンツに対して、信頼が出来るかどうかと判断するのが非常に難しいのです。現実的にWELQで全く医療と関係がない人が書いたデマの記事が医者が書いた記事であったり、医療機関の記事よりも上位表示されていたという問題があります。

こういった問題が起こるのは、そもそもインターネットに医者が書いた記事が出回る事が少ないという問題でもあります。医者がインターネット上で情報提供を考える時間がほとんどなくて、目の前にいる患者に必死であり、医療の正確な情報がそもそもインターネット上にないのです。その中でGoogle社が決められたアルゴリズムの中で検索者に有益だと思われる情報を提供しますが、それはGoogle社が担保できる情報とは限らず、誰の保証もない情報となります。

Google社がユーザーの満足度を測定している事は知られていますが、ユーザーの満足度というのは、属性によって大きく異なります。例えば、恋愛の記事を調べているとしても、高校生の恋愛と、大人の恋愛では、そもそも価値観が異なる事が多いです。また、少数派であるレズの方であったり、バイセクシャルの方が検索した場合の恋愛などについての順位がそもそも検索で出てこないという問題点もあるでしょう。

MERYはアプリで人気だった事実

MERYの場合には、アプリとして2015年から10カ月で2016年5月頃には、500万ダウンロードを達成したとしています。この為にDeNAは、2015年12月、2016年4月と2度にわたるTVCMを打っています。DeNA社としては、このようにアプリを伸ばしていく事で、Googleに依存しないでアプリにユーザーを集めてサービスを提供し続けていく事を計画していました。女性の消費で非常に高い割合を示しているファッション・美容分野で広告を取ってくるビジネスを行いたい思惑が見て取れます。

DeNAがスマホゲームで遅れている事もあり、こうしたメディアを保有しておく事で、スマートフォンのゲームをリリースした際にも広告を打つ場所を自社で持つことができる強みになると考える事も出来るのです。スマートフォンのアプリでユーザーを抱えたいDeNAは、テレビCMまで打ってこのMERYを成長させようとしていました。


http://dena.com/jp/press/2016/05/24/1/

今までのコンテンツサイトであれば、ユーザー数が増える前からこのように大規模CMを打つことは、大赤字になるので不可能でした。しかし、DeNAの場合には、そもそもコンテンツを作る段階において非常に安価に大量生産する仕組みを作ったので、社員の人件費であったり、テレビCMに金をかける事が可能になっていました。会社の方針としては、どのようにコンテンツを生産していたかというプロセスよりも、どのぐらいユーザーが伸びたのかといった事であったり、利益とコストに目がいっていた可能性はあるでしょう。

実際に現場でコンテンツを作成していたのは、非常に安く雇われたインターンと称する女子大生などであって、そのような女子大生が激安で引用を繰り返したような記事だった訳です。引用された側はほとんど儲かってない記事であったり、働いていた女子大生は時給1000円しか貰っていないというブラックすぎる側面がありながら、このMERYのサイトは可愛らしいピンク色でダウンロードを伸ばしていったのです。

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