市民連合の第1回新宿西口の街頭宣伝に参加した感想
市民連合が主催した「第一回新宿西口の街頭宣伝」に参加してきました。
市民連合については、先日もこのブログで書いたように、民主党の呼びかけで集まった学者の会、ママの会、SEALDs、総がかり行動、立憲デモクラシーの会が発起団体となっているのですが、どちらかと言えば学者寄りであり、社会人の私としてはやや違和感があるというか、距離を感じるわけです。ただ、それは市民連合に始まったことではなくて、国会前で既にあった違和感で、「同世代の人がいないなー」と思っていたのがそのままきているので仕方ないです。
市民連合じたいあ、最初の出発点が5団体になっているところから、発表がない=動きがないと見られていて、中野晃一先生が政治家たちの動きが遅いと言っているのですけど、実際には市民連合だってそれほど動きが速いわけではありません。市民連合の賛同団体も発表されていないし、ホームページも公表されていません。
とにかく学者色が強すぎる
市民連合という団体を形成して5団体が発起団体として形成したのは良いのですが、その中心にいるとみられるのは佐藤学先生で、市民連合の記者会見に出席したのは、高田さん以外はママの会の西郷さんも含めて学術関係者という事で、何とかバランスが取れなかったものなんでしょうかね。私は学術関係者が悪いとは思わないけど、一般市民とはかなり距離があると思っていて、特に大学に進学していなかった人たちとの距離感というのは、相当のものであろうと想像します。
佐藤学先生は教育学者ですし、中野晃一先生、山口二郎先生は政治学者です。そこに経済系の議論が抜け落ちてしまっており、学者らしい「狭い議論」にはなるのですが、経済を含む広範囲の議論が行われる事がないのが大変に気になります。
非正規雇用の若者をいかに取り込むか
現在の『市民連合』では、学習院大学の名誉教授という大変に社会的な地位が高いであろう方が中心になっているところもあって、非正規雇用の若者などとあまりに距離が大きいと考えられます。雇用の4割を占めていて、政治にほとんど関心を示さないとされる非正規雇用の若者をいかに取り込むかというのは、『市民連合』の大きな課題であると考えます。その為には、1500円デモのエキタスなどの若者に向けたアプローチが欠かせないと考えます。
現在の『高貴すぎる』市民連合は、市民との距離もあって、多くの市民の共感を呼ぶことは不可能でしょう。自民党の中には、底辺レベルを巻き込むような戦略を立てている人も沢山いて、特にテレビなどの芸能系であったり、産経などは『フジ産経』などのゴシップ雑誌を使ったり、ネトウヨを使って底辺層にもアプローチできるようにしています。