ユーチューバ―の『バイリンガールちかさん』がYoutubeを休止するらしい
専業ユーチューバ―として活動してきたバイリンガールちかさんがYoutubeを休止すると発表しました。今まで、Youtuberになってから5年間の配信、3年間の専業活動だったという事ですけど、『ちょっと疲れちゃった』と発言しています。それにしても、本当に流ちょうな英語で、バイリンガールという名前にふさわしいちかさんです。先日は、日本人の方とご結婚されたという報告もしており、この機会に人生を見つめなおしたいという事なのでしょう。
実際に儲からないユーチューバ―
私がユーチューブのチャンネルをやっている感覚では、ユーチューバ―でお金を稼ぐ事は本当に大変です。一般的に普通に生活していく為には、1ヶ月に月額20万円以上の収入がないとやっていけない訳ですけど、月額20万円以上の収入を出すというのは、かなりトップクラスのユーチューバーとして活動しないと厳しいものがあるのです。具体的にトップクラスのユーチューバ―で、1ヶ月500万~1000万ビュー以上を出している人というのは、日本でも数十名しかいません。
専業でユーチューバーとして活動できる人というのは、日本でも20人いないと言われています。『好きな事で飯を食う』というのを宣伝しているユーチューブですが、実際の所はかなり厳しいようです。しばたーさんという炎上系のユーチューバ―の方が動画をアップロードした収入を公開されていましたが、彼の過去の収入は70万円と動画で暴露された事もありましtが、今では単価が下がってそんなに稼げないそうです。
普通に動画をアップロードした程度では、バイリンガールちかさんでも、10万~20万Viewしか集まらないので、1週間に3回以上のアップロード、1ヶ月20本ほどあげてようやく『何とか生活できるか』と言った所でしょう。ユーチューバ―としての生活がいかに厳しいものであるかが分かります。HIKAKINであったり、はじめしゃちょーなどトップクラスのユーチューバ―は、確かに1回の動画で100万ビューとか取れちゃうので、彼らは特別ですね。
インターネットは動画だけではない
バイリンガールちかさんの良い点としては、日本語以外の言語で攻められるという点です。そこで『バイリンガールちか』という名前でやっているのですけど、稼げる分野だったら、もっと別の分野に移行していった方が良かった気がします。例えば、女性のビューが伸びるのは、ガールズ系の情報(グルメ・コスメ・ファッションなど)であり、バイリンガールちかのキャラクターからそちらにサブチャンネルでも作って路線変更をしていけば、稼ぎも違った気がします。
それでも、60万フォロワーを抱えるのは凄い事ですが、あくまでYoutubeというプラットフォーム上で60万フォロワーという事なので、そこに人生をずっと賭けられるかどうかというのは、良く考えた方が良いという事でしょう。1つの会社で働き続けるのと同じで、1つのプラットフォームで働き続けるのは、大変に大きなリスクを伴います。しかも、稼げないという事であればなおさらです。
セルフ・ブランディングとしてはいいのだけど、動画以外の場所でのブランディングも心がけないといけないですね。例えば、Facebookとか、instagramとかをやって、自分がプロデュースしたショップなどで商品販売に結び付けるなど。動画の中で物販をやっている人は反発を受けることが多いのでダメですけど、有名なユーチューバ―がショップをやれば、それだけで話題性があって、少しは買ってもらえると思います。少なくとも、ユーチューブで貰う広告費は上回るでしょう。
どれだけの共感が得られるか
バイリンガールちかさんは、他のユーチューバ―に比べると、専業として何とかやれるだけの収入を得ている訳だから成功していると言えば、そうだと思います。しかし、実際に得ている収入がそれほど多いとは思えず、その事が『休止』という判断に繋がっている事は容易に予想できます。その理由としては、1つの動画でアクセスが10万~20万Viewしか取れないという事に尽きると思います。『ちかログ』などの旅行ものなどは、臨場感もある撮影で結構楽しいものでした。
自分が旅行に行ったり、どこかで遊んだ動画をアップロードするにしても、広告掲載するという事は、視聴率だけで勝負をするという事になるので、直球勝負だけだと難しさがあります。桐崎栄二のように登場人物を増やしたり、家の中でのアホすぎるハプニングを扱ったり、タブーすぎる親・じい・ばあをからかったりするというヤラセなしの設定なども必要になるのかなと思います。