百貨店

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日本上陸した時に楽しめたファストファッションのH&Mがつまらない場所になってしまった。同じ服しか置いてない!努力する百貨店と飽きるファストファッション

  • 13 January 2017
  • のぶやん

2008年に日本上陸してきたファストファッションのH&Mですが、いつ行っても同じような服装しかおいておらず、ものによって『去年も置いてませんでした?』と思うような服装が増えて、行ってもつまらなくなって、あまり行かなくなりました。H&Mは、確かに安い商品を扱っていて、安いから行くんですけど、バーゲンで安いのしか買わないです。

お店に求められる面白さ

最近、熱帯魚屋さんに行ったら、凄く混んでいて驚きました。熱帯魚屋さんがデートスポットのようになっているのです。熱帯魚屋さんに行くと、見ているだけで水族館にいるような気分になって面白いんですよ。非日常の感覚が楽しめるというか、しかも熱帯魚を買わなければ、無料で楽しめる訳で、本当に多くのカップルが来店して楽しんでいました。

IKEAが良くできているのは、家具を売る場所なのに、何故だか安いレストランがあってコーヒーを楽しんでいけたりとか、名物ホットドッグがあって100円でホットドッグを楽しんでいけたりとか、エンタメ性があるから面白いのです。だから、デートで行こうとか、友達とIKEAに行こうという事になっていくんですね。販売しているのは、家具なんだけれども、家具だけじゃなくて『楽しさ』とか『雰囲気』が売り物なんです。

伊勢丹新宿本店の屋上庭園

伊勢丹新宿本店には、屋上庭園があります。屋上庭園「アイ・ガーデン」と呼ばれるシンプルな庭園なんですけど、気軽に屋上に行けて素敵だなと思うのです。地下でお弁当を買って屋上で食べたり、子供連れなどが屋上に行って休憩するなどファミリーにも人気があります。百貨店に行って単に買い物をしたという記憶ではなくて、こういった庭園で少し遊んだとか、別のものを見たという楽しみがあれば、百貨店に行く理由にもいいなと思うのです。屋上庭園だと、子供が動き回る時に写真も撮影できますしね。

百貨店は、特に地方の百貨店は非常に厳しい状況にあり、次々と閉店しています。駅前の百貨店などでも閉店する場所が多くなっていて、駅前の過疎化(シャッター商店街化)に加速をかけています。今では、既にイオンなどの郊外店舗に来るまで買い物に行く生活スタイルが普通になっているので、わざわざ街中の百貨店に行かなくなっているのです。

2016年だけでも大型の百貨店が大量に閉店しています。

2016年1月「伊万里玉屋」閉店
2016年2月「西武百貨店春日部店」閉店
2016年9月「西武百貨店旭川店」閉店
2016年9月「そごう柏店」閉店
2016年11月「千葉パルコ・西友千葉パルコ店」閉店
2016年12月「プランタン銀座」閉店

更に2017年に多くの百貨店が閉店予定となっています。

2017年2月「西武百貨店筑波店」閉店
2017年2月「西武百貨店八尾店」閉店
2017年春ごろ「三越千葉店」閉店
2017年春ごろ「多摩センター三越」閉店
2017年7月「阪急阪神百貨店 堺北花田阪急」閉店
時期未定「伊勢丹松戸店」
時期未定「伊勢丹相模原店」
時期未定「伊勢丹府中店」

こうして見ると、百貨店と言う形態が既に時代に合っていないという事が分かります。今の時代は、都心においてさえ、1つの大型ビルに何でも置いているというよりは、大型ビルにドンキ・ホーテのようにビル全体に1つの会社が入って商品を陳列していたりすることが増えています。H&Mなどのファストファッションも1階から3階までH&Mというように広大な売り場に大量の商品を配置するようなスタイルになっていて、百貨店のように狭い場所に陳列するというスタイルでは、客のニーズに応える事が難しい状況になっているのです。

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