シャネル(CHANEL)のチョイスは凄まじい。カール・ラガーフェルドだけじゃないシャネルが売れる理由!常に最新を取り入れるマニュアル化されないファッション
2015年に路上がきて、2017年にクラウドを持ってきている。ここまでやれるのは、他のブランドを突き放して、独走態勢と言えるでしょう。
世界中の20代、30代の女性がみんなスマートフォンを持ち歩いている中で、ファッションもその中にあるという強烈なメッセージになっています。
マニュアルが存在しない世界
ファッションには、『こうすれば成功する』というマニュアルが存在していません。毎年のように流行が入れ替わり、最新のファッションというものが世界で考えられる中で、シャネルだけ最先端を言っていると思うのは、シャネルの動画を見ても分かります。
シャネルは、美術館もあったし、レストランもあったし、ストリートもあって、空港もあった。その時代に合わせてファッションショーのあり方を変えてきた。まだ、水族館みたいなのはないから、次は魚が泳ぐ中で歩く事を期待したいと思う。
カメラの配置が鋭い
カメラを何台も使っていますが、後ろ側から撮影したり、回したりする映像を使っていて面白味があります。更にカメラワークに安定感もあって、見ていてストレスになりません。
人を入れて後ろ側から撮影
後ろ側から撮影した動きのある映像。
実際に自分が車に乗り込んだかのような風景のもあり、臨場感を出しています。まるで、自分が体験しているような。カンヌ国際映画祭の衣装をCHANNELが担当した時のものを映像にしたもので、Kristen Stewartを追いかけているものです。
ユニクロにない面白さ
シャネルを見ていると、ユニクロには絶対にない面白さがあります。今のユニクロは、『洋服を売りたい』というのが見えすぎていて、生活感というものがありません。錦織圭みたいな有名人を起用して、テレビで強引に見せるというのが一番面白味がないですね。ファッション業界が何やってんだよ、と。もっと面白いことを思いつくのがファッション業界だと思うんです。
効率と面白さというのは、反比例するのかもしれませんね。
H&Mでは、このCMが一番面白かったです。何がいいかと言えば、何となく身近な感じがしますよね。生活感が出ていて、ちょっぴり楽しむ女子会みたいな雰囲気があって面白い動画に仕上がっています。