ババ抜き

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現地語が出来ないけど海外不動産を買いましたという馬鹿げた話。海外不動産の話に騙されるな。

  • 16 January 2017
  • のぶやん

『英語は良く分かりませんが、アメリカの不動産を買いました』なんていう話を聞きます。

英語分からないのに海外不動産を買うかな?と思いますね。300万円ぐらいで買うならまあ、安いからいいか!と思うかもしれませんけど、補修しないとすぐに空室になってずっと埋まらないような物件で、それをどうする事もできなくなって、さて、ババを掴まされてどうしましょうという日本人は、実は結構多いのです。

(1)英語は意思疎通レベルで出来てあたりまえ
(2)現地に友人がいるのは当たり前
(3)何度もその現地に行って精通しているのは当たり前

このぐらいの当たり前の事が揃わない限りは、海外不動産なんて買わないでしょう。海外の人に『良い物件』を紹介するなどというお人よしの人がいるはずがありません。どうしようもないババを掴まされるのがオチです。日本人だって日本の不動産で失敗するのに、外国人がなかなか成功できないのと同じです。まして、現地語が出来ないというのでは、お話にもなりません。

海外口座のトラブル

友達が香港の海外口座を凍結されてしまって、凍結解除をどうすればいいかという相談されました。友達が言うには、HSBCとかチップが入った端末が必要なんですけど、その端末が古いものしか持っていなくて、新しい物は実家に送られたらしいけど見当たらないと。そのまま、香港のカスタマーセンターに電話してあげて、全部英語なんですけど電話で状況を伝えてやり取りするのはメンドクサイですけど、英語が出来れば何とかなるんですよ。口座の凍結を解除して貰いました。

海外口座を持つメリットがあるのは、富裕層なのだと思うのですが、その人は特に富裕層という訳でもなく、英語もできないのに香港の口座を持って何をしようとしたのか不明です。香港の口座は、金融取引を行う場合にはメリットがあるとされていますが、普通のサラリーマンが持っていたところで、大したメリットがありません。

国際感覚が欠如した東芝

国際感覚が欠如した東芝の経営陣が購入を判断したウェスティングハウス・エレクトリック(WH)で東芝が大損していく事になりますが、これも英語ができない経営陣が海外事情を良く知らないままに決断したという国際感覚を欠いた事例として紹介されるべきでしょう。

ソフトバンク孫さん、楽天の三木谷さんのように、少なくとも英語を自分で聴いて、話せるぐらいのレベルの人じゃないと、国際業務でお話にならない事が明らかになりました。ババを掴まされるんですね、普通に。まあ、孫さんも米国の携帯会社スプリントがババかどうか知りませんけど、少なくともトランプに会いに行って自分で話すぐらいの事はできます。

日頃から実力を高めておかないといけないというのは、こういう事なのかと思います。

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