大手広告代理店の情報はスパムではないのか
大手広告代理店の知り合いと飲む機会があった。はあちゅうさまも居たことがあるという業界の最大手だ。アドバイスなんて特に求めてなかったけど、人間関係などアドバイスしてくれて、本当にありがたい事です。
広告代理店などは、様々な広告を扱っていて、企業と企業を結びつけています。大手のTVメディアなどに企業の広告を出す事があって、セカンドライフなどが「ごり押し」でテレビに出たなどと話題になりました。テレビに出る事でセカンドハウスは一時的に話題になって、トヨタなど大手企業も広告を出すにいたりましたが、すぐに流行しなくなってしまいました。
最近では、広告代理店が良いキャッチコピーを考えて流行らそうとしても、流行らないことが起こってきています。それでも、企業は強い広告を期待してTVや新聞に広告を出していますけど、その広告効果がどんなものかは微妙な所にあります。だからと言って、インターネットのメディア広告では、TVや新聞ほどの影響力を持てないという事実もあります。
テレビ・新聞の広告効果
インターネットメディアの広告効果が、テレビ、新聞に劣るというのは、インターネットのゲーム会社などがテレビ、新聞を用いている事からも明らかです。インターネットでは、Yahoo! Japanが強いですが、メディア全体としてはテレビ、新聞などよりもメディアが大量にあってアクセスが分散されているので、テレビ、新聞のように独占・寡占化した状態にありません。大衆に一気に広報をかけるには、テレビ・新聞が良いとされています。
Google Adsenseなどのキーワード広告を利用して、インターネットで一気に広告を仕掛ける事は、不可能ではありません。Google Adsenseなどでは、広告効果が見えやすいというメリットがあります。それでも、大衆の全てにアプローチしたいという時には、キーワードを選定してアプローチをかけるよりも、日本人の全体にいきわたるようなTVのCMであったり、新聞広告などの方が爆発力があると考える広告主が多いです。
ツィッターのBOTはスパムか
TwitterのBOTなどで何度もつぶやかれたりする広告などがありますが、それは本当にスパムと呼ばれるべきなのかという疑問もあります。テレビCMなどで流れる大手の商品と言えば、テレビ局が審査も行っていて信頼性も高いです。しかし、TwitterのBOTなどで流れる広告の情報については、誰も審査しておらず、信頼性も低いものになっています。ただし、共通しているのは、どちらも消費者が必要な情報かどうか分からないという事です。
簡単に言ってしまいえば、Twitterで流れる情報がスパムか、そうでないかは、消費者が少しでも必要としているか(もしくは興味を持っているか)という点のみで判断する事ができます。消費者が興味を持てるものであれば、スパムと呼ばないで、広告と呼ぶことも出来るわけです。企業は、インターネット上においても、そうした消費者メリットを考えたような広告を打っていく必要に迫られています。そこで最近のインターネットで主流になっているのが「記事広告」と呼ばれるスタイルです。
記事広告と呼ばれるスタイル
NAVERまとめであったり、Nanapi、ALL ABOUTなどの記事メディア媒体においては、記事広告と呼ばれるスタイルを利用するようになってきています。記事自体が広告であるという事で、従来のコンテンツマッチ広告よりも一歩踏み込んだ広告になる訳です。記事広告というのは、企業の商品などに「自然に興味を持ってもらう」という事を目的にしています。
記事広告では、企業側が何らかのストーリーを組み立てて、そのストーリーを「面白い」と思ってもらう事が目的になっています。TVのCMなどであれば、非常に短い時間でPRするので、インパクト勝負になりがちですが、インターネットでは文章や写真を含めた「ストーリーの解説」をする事もできます。企業側としては、多くの人に見て貰えるようなストーリーの組み立て方を構築していく必要があるのです。