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日本人・中国人・韓国人のスケジュールに対する考え方の違い

  • 9 November 2018
  • のぶやん
日本人・中国人・韓国人のスケジュールに対する考え方の違い

日本人は、小学校から管理される事を教え込まれ、積極性を奪われてきました。積極性を奪われると、コマのように働く順応化させられた事になり、積極性を持つことが悪のように教わってきました。質問がないか?と尋ねられたら、世界中で日本人だけがダンマリと座り込んでいるというのは、有名な話です。ただ、最近ではその傾向も変化してきて、積極的な人も少しずつ増えてきてはいます。

また、日本人を理解する上で『合意形成』と『スケジュール』というのは、非常に重要です。先にしっかりと話し合わないと、後から確実にトラブルになるからです。事前に良く調整を行ってスケジュールを詰めておかないと、『聞いてないよ』となって、非常に大きなトラブルになるという事は、日本でビジネスをする外国人にも良く知っておいてほしい事実ではあります。日本人は、いちど形成した合意は覆えせないと思っているので、組織の中で自殺者まで出します。

一方で、中国人・韓国人との合意形成を行おうとするのは、無理があります。合意した内容というのは、あくまで『その時点』において相互の合意ぽいものであり、将来的な都合を見て合意を覆す事が起こってくるからです。中国・韓国の多くの場合は、合意形成せず、本当に適当に意見を出し合うだけで、その意見を聞いたふりをしたトップが自分の考えで勝手に決断を下します。

日本人・中国人・韓国人のスケジュールに対する考え方の違い

日本人のスケジュール予定

日本人でビジネスで2ヵ月、3ヵ月後の予定で他の人と一緒に動こうと思えば、十分に成立する話です。2ヵ月後に一緒にランチをしましょうと言って、その人の予定を空けておけば、2ヵ月後に必ず一緒にランチできるでしょう。通常、中国でそうした事はあり得ません。2ヵ月後の予定なんて誰も分からないし、返事だけ『いいよ』と返事しますけど、直前に予定が入ったらキャンセルします。もちろん、相当に重要な人で優先順位が高ければ、会えるでしょうけど。

日本人の予定は、とにかく細かいのが特徴で、その通りに動くように努力します。これは柔軟性を失わせて、新しい技術に対応できなかったり、嘘でつじつまを合わせたりする傾向が出てきます。旧ソ連と同じで、現場が出来たように偽って、実際に後から大きなトラブルになるという事もあります。

トップダウンの中国・韓国

中国・韓国では、周囲の合意形成が行われずにトップダウンで突然に決まります。日本人が中国・韓国のボスの下で働くと、合意形成なしに突然に決まった仕事に怒りを覚える可能性があります。つまり、『そんな事は、私は聞いてない』と。準備しなければいけないものもあるし、スケジュールとしても無理だと。中国人・韓国人は、その場でスケジュールを調整しなおす能力を発揮して、その場を乗り切ります。

日本人は、スケジュールを立てて動くので、もっと良いものがあっても乗り換えないでしょう。中国・韓国であれば、もっと良い製品が作れそうだとなれば、トップの判断でさっさと別の商品に切り替える事も十分にあり得ることです。

個人プレーでころころ変わる

中国人と仕事をするのは、日本人にとって特に大変です。日本人の考える口約束、合意なんて、その場かぎりのもので、有利な条件が整えば簡単に覆ってしまいます。大雑把に考えておかないと、大きな損失になる事もあります。スケジュールの考え方と同じで、飛行機で北京まで飛んでも、重要でないとなると会わない可能性もあり、それが直前に決まります。

日本人であれば、このような状況も見越して、あらかじめ『キャンセルできるチケットを取っておく』など対応しておくことが必要です。相手がキャンセルしてきたら、それに応じて柔軟に対処しなくてはいけません。直前まで曖昧な返事しか貰えない場合は、相手に『重要度が低い』と思われていると思って、キャンセルの準備をしておくのが吉です。もしくは、相手に重要度が高いと思わせるような工夫を施さないといけないでしょう。

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