日本人は、多民族と言えどもその大半が大和民族と言われるものになってしまっていて、多民族国家である中国とは異なっています。その前置きをした上で、中国人(特に多数派である漢民族)の考え方は、日本人とは全く異なります。似たようなアジア人ではありますが、その発想自体は全く異なったものです。
日本人は、上流階級を中心として日本国全体をファミリーと考えるように洗脳されていますが、中国人は誰も国家をファミリーだと考えていません。ファミリーは自分の家族・親戚だけであり、信用できるのも家族・親戚だけです。
個人主義を重んじる中国人
中国人の家族主義というのは、日本の上流階級に見られる家族主義とかなり似たものになります。中国では、基本的に家族・親戚以外の人を信用しません。個人主義が発達しており、会社などにおいてもチームワークよりも個人の力量と個人プレーが物をいう社会となっています。
個人のネットワークのように人脈が発達しており、10年、20年と長い付き合いで信頼関係を築きながら、プライベートからビジネスまでお互いにサポートしあうシステムを構築していきます。日本人の庶民的なファミリー社会ではないスタイルですが、自己犠牲を伴ってまで他人を大事にしようとする日本人は、中国人から学ぶところもあるでしょう。
良く嘘を言う中国人
中国人の多くは、日本人から見ると信じられないほどに自己中心主義で、それは日本で精神科に病気だと言われるレベルに到達しています。自分のためであれば、簡単に嘘をついても平気な顔をしているし、その嘘はいわば『虚言癖』と言われるレベルです。そんな虚言癖すら寛容に許してくれる人が『友達』という認定を受けるようです。
彼女・彼女がいないのに『彼女がいる』というのは序の口であり、車がないのにある事になっていたり、家を買った事になっていたりなど、とにかく嘘を言います。そんな分かりきった嘘も許してくれるのが友達と言えるらしい?です。
自分が中心に地球が回る
自分が中心に世界が回っていると思う事は悪い事ではありませんが、状況を客観視できない可能性があります。ドタキャンしたら友達の都合が悪くなるとか、ドタキャンしたらお店に迷惑がかかるなどを考えず、関係が薄いほど優先順位が下がってドタキャンしてきます。
中国人は、自分が中心に地球が回っていますが、『他人からどう見られているか』を特に気にしています。自分の世間的な地位を異常なまでに気にする事もあり、世間から尊敬を集めたいと思っています。
中国人は先に贈り物をする
中国と日本の決定的な違いとして、贈り物の文化の違いがあります。中国人は、お世話になる時に『先に贈り物を送る』という文化がありますが、日本では『後からお礼に送る』という事が多いです。
中国人では、贈り物に高価なものを選んで、「どれだけ良いもので高級なものか」を伝えます。日本人は、贈り物を「つまらないものですが」と言いながら渡します。
友達はすぐにできる
中国では、友達と赤の他人は全くの別物です。中国人の場合には、1度食事に行けば友達として扱う人が多くて、仲良くなるのも早いです。中国人は、日本人のように誰にでも新設にすると言う事はありませんが、友達のいう事はなるべく実現したいと頑張ります。それは、後から自分のためになるからです。
友達の中で、長い友達付き合いをして、ようやくビジネスも行う事ができます。最初からビジネスを行おうとしても、ビジネスパートナーとしてはうまくいきません。『先に礼を尽くす』というのが中国流であり、先に色々とお世話する事で、相手から『あなたも私に良くしてくれました』と思われて、ようやく付き合いが始まると思った方が良いでしょう。
中国人とのビジネスで確実性を高めるためには、日頃の付き合いがとても大切で、日頃の付き合いがないと優先順位をどんどん下げられて、「ドタキャン」されたり、騙されたりする事になります。