リゾマン

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買っても大丈夫なリゾートマンションは存在するのか?

  • 20 January 2025
  • のぶやん
買っても大丈夫なリゾートマンションは存在するのか?

維持管理費が高すぎる

維持管理費が高いということは、ランニングコストだけで、収益をあげられないことを意味しています。要は、人に貸し出したとしても、誰も借りてくれないということで、自分で使わないといけないということです。そのランニングコスト分だけ使いこなすことができないので、それだけ物件は下落するのです。

80年代から90年頃のバブル絶頂期に建築されたリゾートマンションは、ランニングコストが高い状態で建設されています。

住めるか?行けるか?

リゾートマンションを買うのは、自分自身が住めるのか?行けるのか?ということが非常に大事になります。住めない、行けないのでは、管理費がかかるだけで、手放せない状況になって終わりです。賃貸のように失敗したらすぐに退去!という訳にはいかず、簡単に売れない物件も沢山あります。

相手にされない苗場スキー場

苗場スキー場前の「西部ヴィラ」は、周辺に生活環境がないので、非常に不便で孤立しています。不動産は、やはり「交通の便」が全てを決めると言っても過言ではないでしょう。交通の便が悪い所では、人間が生活するのが難しいからです。

西部ヴィラ苗場

西部ヴィラ苗場は、ほとんどのワンルームタイプが10万円で売り出されていますが、全く買い手が付かない状態です。管理費が高いので、賃貸で出すにも管理費を考えると賃料が高額になり、借り手がいない(短期ならホテルに住んだ方がよほど安い)という問題が起こります。

外資系ファンドがスキー場取得

外資系ファンドは、日本からスキー場を取得する動きが広がっています。西武グループは、シンガポール系ファンドに1500億円で自社の物件をまとめて売り出しました。かつて西武グループが自社で時間をかけて開発したものですが、時代の流れで運営は自社の負担(会社のリソースが割かれてしまう)になっていました。もっと利益がでる事業に投資したいということです。

日本人の視点から見ると、西武グループの考え方は、凄く適切だなと思います。スキー場を再生させるには、本当に多額のお金が必要であり、それを出してもリターンを得られる保証が全くないどころか、スキー人口は減少中。どうしようもない八方塞がりの状態の中で、外資に売り渡した方が良いという判断です。

維持管理にかかるお金

維持費用が高いとなれば、それは将来的にコストが高いことを意味しています。維持・管理費が2万円だったとしても、追加で暖房光熱費などもかかってきて、さらに固定資産税もかかってくることになります。月のランニングコストは、狭い部屋でも3万円はかかります。

リゾートマンションを買って成功する人、失敗する人

  • 20 January 2025
  • のぶやん
リゾートマンションを買って成功する人、失敗する人

リゾートマンションを買って後悔する人

リゾートマンションを買って後悔する人は、「使わない人」でしょう。その土地に縁もゆかりもなければ、使うのは困難な場合があります。例えば、新潟・湯沢のリゾマンを買って、年に1回、2回しか行かないようであれば、1回の利用が数万円というあまりに割高な買い物になってしまいます。

例えば、関西に住んでいる人が熱海にリゾートマンションを購入するのは、現実的に使いこなせる可能性は低いでしょう。関西であれば、和歌山あたりにリゾートマンションを持った方が使いこなせる可能性が高くなります。

管理費から逃れられない

管理費というのは、自分が住まなくなっても払い続けなくてはいけないもので、逃れることはできません。購入する時には、その物件を維持できるかどうかを十分に考えなくてはいけません。住まない状態で毎月、数万円を支払い続けるのは非常に大変な出費になります。

月に1週間ほど過ごすのであれば、ホテルの方が良い場合も多いでしょう。例外として、スポーツが好きで道具を置いて置けるなどのメリットはあるかもしれませんけど。

人間関係が一番きつい

都会であれば、様々な人間関係から情報を手にすることがd系ますが、田舎ではそうはいきません。リゾートマンションで最も入手困難なのは、情報と言えるでしょう。田舎では、孤立してしまう可能性があります。最初は良くても、1年、2年と田舎に住んでいると、そのダメージが大きくなっていきます。

リゾートマンションで得する人

リゾートマンションで得する人は、定住する人かもしれません。維持・管理費だけで住むことができるとあれば、確かに割安ではあります。


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