この数年の課金ゲームの急成長ぶりが凄まじい
日本で、ソーシャルゲームと言えば、GreeとMobageの2強が形成されています。特に2008年以降にGreeとMobageがCMを使った宣伝効果などで急成長を果たしています。1期の決算(3ヶ月)において、400億円-500億円も売り上げるという凄まじい売り上げで、工場管理などをする訳でもないので利益率も非常に高いのが特徴です。
特にGreeとMobageが成功した理由
GreeとMobageが成功した理由としては、モバイルサイトに特化してユーザーを取り込んだ事です。対してMixiは、パソコンユーザーも取り込もうとしていたので、モバイルだけに特化したGreeとMobageに差を付けられる事になってしまいました。ただし、利益率が高いという事は、携帯ユーザーの1人当たりの課金が非常に高いという事も示しています。
存在していないカードを扱うゲームであるので、ギャンブル性が高いという点も特徴ですが、未成年がのめり込む事に社会がどう対応していくべきかも議論されています。
モバイルを制する物がソフトを制する?
スマートフォンが出現してから、多くの人の生活スタイルが大きく変化してきました。特に10代、20代の若者を中心にして、スマートフォンから情報を取り込む流れが加速してきています。スマートフォンの特徴としては、従来の携帯電話に比べると「定額制」であるので、大量の情報を取り込む事が出来るという点です。
スマホ向けアプリが少しずつ充実
スマートフォンが出始めた頃は、アプリと言えば小型の物が多かったのですが、最近では非常に便利で使い勝手の良いアプリも沢山ではじめました。その代表格と言われるのがNHN JAPANがリリースした「LINE」です。通信回線を使って「無料通話」であったり、無料チャットが出来るという事で、10代、20代の若者を中心に情報をやり取りする手段として人気があります。
スマホに攻勢をかけるNHN JAPAN
韓国のNHN JAPAN社は、スマートフォン向けの事業を強化しています。その1つがスマートフォンの無料通話が出来るアプリLINEで、全世界で爆発的ブームとなっています。もう1つがスマートフォンでもサクサク情報をみれる「NAVERまとめ」です。また、ソーシャルゲームの代表格である「ハンゲーム」も人気があります。NHN社はこの3事業を中核としてスマホ市場でシェア拡大を狙っているようです。
スマートフォンのプラットフォーマー
現在、スマートフォンのプラットフォーマーとして名をはせているのは、利益率の高いソーシャルゲームで成功して資金力を高めたプラットフォーマーです。大手ソーシャルゲーム事業者6社とされているNHN Japan、グリー、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、ドワンゴ、ミクシィの6社に特に勢いがあります。
一時期にWeb2.0と騒がれた2006年全盛期の「はてな」、2006年に上場した「ドリコム」、2003年頃から活躍した「ライブドア」などのブログ系事業者は、ニュースなどに取り上げられる事も少なくなって、インターネット上の影響力を大きく落とす事になっています。
まとめサイト、お絵かきサイト
ソーシャルゲームのプラットフォーマー以外の勢力として注目したいのは、まとめサイト、お絵かきサイトです。いわゆる「コンテンツメーカー」なのですが、最近はこの勢力も勢いがあります。ブログでも集約化が進んで、人気のブログに集中するようになったという事でしょうか。
PIXIV、お絵かきブログもPVを減らすどころか、逆にどんどんPVを増やしています。こちらの方は、日本だけではなくて、少しずつ海外からも登録が得られ始めているようです。