シャネルとセブンイレブンに共通して見えてくるもの
セブンイレブンに行くと、ほしい商品があるという感覚があります。最近になって、その傾向は更に強まっている気がして、コンビニを近くに探して『セブンイレブンがあれば、セブンイレブンに優先して入る』という人が多いと思います。10年ぐらい前までは、そんなにセブンイレブンだけが突出して良かったというイメージはないのですけど、ここ最近になってセブンイレブンの強さというのは、他社を圧倒しています。
セブンイレブンだけがなぜ売れるのかという記事を読んで思うのは、物を売るという仕事において、顧客がほしいものを店頭に並べておくというのがいかに重要かということです。確かにセブンイレブンに行くと、『あ、これ欲しかった』と思う商品がおいてあったりするのです。代表的なものとして、和スィーツの『きなこもち』は、添加物がほとんど含まれておらず、非常にシンプルなものです。私はこれにはまりこんで、2ヶ月〜3ヶ月ぐらい毎日のように買っていた時期があります。さすがに今は飽きちゃったんですけど、あのような商品は、他社では見かけませんでした。『なんか食べたいけど・・・甘すぎるのいや』という時に『きなこもち』は最良の選択だったのです。
シャネルのファッションが最先端である理由
シャネルの2015年ファッションショーの最後に『女性のデモ』が出現して観客の度肝を抜きました。女性の権利を主張したものですけど、これをSEALDsが新宿デモに取り入れて、新宿デモでシャネルと同じような姿が出現する事になります。何が凄いかって、シャネルがSEALDsに真似される事を見ぬいていたかのように最先端を行っていたということです。時代の最先端を行くファッションは、こんなに力があるものかと驚かされました。ファッションショーの中にデモスタイルが入るんですからね、しかもストリートを表現した中で。この動画というのは、シャネルの動画でも特に成功した動画だと思います。
そして、そのストリートデモをすぐに取り入れたSEALDsも凄いと思います。だから、SEALDsには常に多くの人が集まっていたのです。多くのメディアがSEALDsに興味を持ったのは、その最先端とも言えるファッション性だったと思います。
2013年の映画『La vie d'Adèle』2013年5月23日に公開された作品
(2011年9月17日ウォール街占拠、2014年9月26日より香港で雨傘運動など世界でデモが頻発)