日本共産党

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何故、戦争法に強く反対する私が日本共産党を『絶対に』支持しないのか

  • 9 March 2016
  • のぶやん

私は安保法(戦争法)に強く反対する立場の人間として、様々な場面で日本共産党の議員のお話を聞いてきました。『安倍政権は最悪だ』と言っているのは分かりますし、それは嫌なぐらい聞いてきたのですが、それで『あなたは何がしたいのか?という所がさっぱり聞かれないのです。だから、日本共産党を支持する事はあり得ません。ちなみに、民主党も好きか嫌いか?と言われれば嫌いな方で、好感を持っていないです。無党派なんてそんな人ばかりじゃないでしょうか。

共産党は反対ばかりの政党イメージ

共産党と言えば、は『反対する政党』というイメージがあり、それ以上でもそれ以下でもありません。議員さんの話を聞いても、猛烈に反対する割には、その代替として何がやりたいという提案が抜け落ちているなど滅茶苦茶です。安倍政権が悪い事なんて、そんな事は誰でも知っています。問題は、安倍政権が悪いから、どこをどういう風にしていけば良くなるという事です。

戦争法に反対する!と叫ぶ中で、共産党の経済政策も見えづらくなっていて、何がやりたいのかさっぱり分かりません。消費税を撤廃する具体的なロードマップを描いているとも思えませんし、大学を無償化するという話も聞こえてきません。結局、何やりたいんでしょうかね。自分たちがやりたい事を国民から隠してるんじゃないですか?

日本共産党が経済を良くしてくれるのか

日本共産党は、経済分野に疎い気がします。志位さんは、工学を勉強されていた理系の方ですし、山下さんの専門分野は農業でした。そして小池さんの専門がお医者様なので医者です。こういった理系を並べているところは中国共産党と同じで頭脳派で好感が持てるのですけど、弁護士やらも多くて、経済に詳しい人は誰なんだ?というイメージが湧いてこないのです。

経済分野に詳しい人が党の中核にいないと、ダメな時代だと私は思っているのですが、日本共産党にそれを感じることができません。だから、経済議論が薄くなるのだと思います。それは有権者に見透かされてるんですよ。私は、安保法の廃止の演説ばかり聞き飽きました。もっと、経済・金融分野の話を多くすべきだと思います。

良く理解できない2000万人署名

戦争法に反対するする声を国会に届けるという事で始められたらしい2000万人署名ですけど、そんなに膨大な労力をかけてやるほど必要な事かな?と良く理解できません。2000万人署名のうち、半分の1000万人の部分を共産党が担当するというのもまた、良く分かりません。民主党などは2000万人署名に参入していないようで、その変もどうなのかなと思います。

戦争法に反対すると言えば、日本共産党が2000万人署名の活動を行っていますが、私は2000万人署名に対しても、『どうして2000万人署名を行っているか理解できない』ので、2000万人署名にも署名しないつもりです。

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SEALDsが参加した「市民連合」に対する疑問と違和感。何故2000万人署名するの?

  • 30 December 2015
  • のぶやん

SEALDsが参加した「市民連合」ですが、記者会見が何故か極秘で行われて、どこで開催されたのかすら明らかになっていません。記者会見の場所が事前に明らかになれば、私もカメラ撮影したいので行こうかなと思っていたのですが、記者会見の場所を明らかにせず、一部の人にのみ通知したのかどうか知らないですが、その理由も不明でガッカリしています。開かれたオープンな場所で記者会見しない理由は何でしょうか。

市民連合の記者会見で最初に会見したのは、学者の会、立憲デモクラシー、ママの会、SEALDs、総がかり行動なんですけど、学者の先生が3名(中野先生、佐藤先生、山口先生)、更に京大の大学院生のママの会の西郷南海子さん、SEALDsの諏訪原健さん、そして高田健さんということでした。高田健さん以外はほとんど学術寄りの人ばかりであり、市民の立場がないよな・・・と思うのが正直な感想でした。市民連合の記者会見でも、学者の会の佐藤先生と山口先生が中心になりすぎて、市民を代表する高田健さんの発言がほとんどないまま進められていました。はっきり言って、これじゃあ学者の会の連合にしかみえません。

アラサーを代表する人がいない

この中に私の属するアラサー世代の代表がおらず、その意味で、現状の市民連合に賛同しかねています。SEALDsや学者の会はもちろん応援したいですが、働き盛りの市民の若者を代表する人が不在では、自分の声を代弁してくれる人がいるとは思えません。佐藤先生、山口先生、中野先生のいずれも経済学系の先生ではないので、経済学系の視点から何らかの提案を議論する事も難しいと考えています。ここに金子勝先生などが入ってくると違ってくるのでしょうけど、経済系の議論が盛んにおこなわるようでないと、いくら立憲主義がどうのこうの言ったところで、無党派の取り込みには失敗すると思います。

市民連合には、今後も様々な団体が入るという事ですが、市民連合に対して自分の意見を代弁してくれる自分と似たような世代の人が入って、経済的な側面をしっかりと議論できるようでないと、市民連合に対しては賛同しかねます。それは、20代後半から30代が感じている事であり、無党派層の違和感でもあります。学者の先生方の「憲法を守るように」という議論に対して両手を上げて賛同していますが、それと日本の財閥などの問題点をしてきする現実主義とはまた違うと考えています。

2000万人署名に対する疑問

私は野党を強く応援する身でありながら、2000万人署名に参加していません。それは、2000万人署名に対する疑問が拭い去れないからです。そもそも、2000万人署名がどこから、どうして出てきたものかも知りませんし、それが市民を巻き込む意義に関しても、賛同しかねます。「労力をかけて署名を集めるべきなのか」というところがまだ、納得がいくものではないという事です。様々なイベントで署名用紙を頂きましたが、自分が署名もしてないのに人に署名を進めることなどできませんし、どうして署名しなければいけないかの意味が理解できないのに、署名する気にはなれません。意味が分からないのに署名するのは民主主義ではないですから。

単に署名を集めて下さいというのでは、誰も動きません。その署名をすることによって、世の中がどのように変わって、署名がどこでどのように使われるのかという事を理解しないで署名する訳にはいかないからです。「安保に反対するから署名して下さい」「市民連合に賛同するから署名して下さい」「安倍を引きずり降ろすから署名して下さい」「総がかり行動の応援として署名して下さい」と、署名の意味も様々でしょうが、あまりに曖昧すぎて、この署名活動には理解をしかねます。よって、現在において署名する気はありません。

何故か共産党が署名を1000万人集める

市民連合において学習院大学の佐藤先生からの話によると、「市民連合への賛同は、署名を持って行っていく事とする」という事ですが、それは違うと思います。ならば、共産党が2000万人の署名のうちで1000万人の署名を集めると発表された事についてはどうなるのでしょうか?それなら、共産党が2000万人のうちで1000万人集めるという事は、市民連合の半分は共産党を支持しており、実質的に市民連合の半分が共産党であるという理解にならないでしょうか?

市民連合が支援する候補は、「無党派で市民が選出した人」となっているにも関わらず、共産党が1000万人分の署名を集めるのはおかしいと思います。市民連合は政党色を出すべきではなくて、市民連合が集める署名に対して共産党が集める署名を含めるべきではないと考えています。市民連合は、結局は「学者+共産党だった」と言われかねないような組織にならないでほしいです。

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