NAVERまとめとYahoo JAPAN提携の衝撃!

  • 30 March 2013
  • WEB情報屋

NAVERまとめとYahoo JAPANの提携の話題は、インターネット上でも思わぬほど大きな話題になっています。今までは、NAVERまとめが何かのプレスリリースを発表したところでそれほど大きな話題にならなかった(ニュースでも2,3のニュースサイトに取り上げられる程度だった)のですが、2013年1月に新制度が開始される頃からニュースに取り上げるサイトが増えて、今回のNAVERまとめとYahoo JAPANの提携では、かなり大きな話題になっている気がします。

まあ、相手が日本を代表するウェブサイトを運営しているYahoo JAPANという事もあるのですが、私がNAVERまとめの利用を開始した時には、NAVERまとめ全体で1000万PVぐらい(1まとめ数万PVが多い方でしたね)のサイトだったと思うので、こんなに存在が大きくなった事に驚きを感じます。しかしながら、単にまとめサイトを作るだけではなくて、インセンティブの配布を開始するという非常にコントロールが難しい前例がないような事まで行って、事業として成立させようとするNHN JAPAN社の経営手腕が優れていたのは、他の会社が真似しようとして失敗(Yahoo!くくる、はてなまとめ)した事でも良く分かります。

新感覚の知識共有サイト

従来であれば、自分が持っている知識というのは、共有しようと思ったところで簡単に共有する事はできませんでした。ブログで共有するという方法はありますが、ブログで共有するには、ブログにアクセスを集めなければなりません。また、ブログで共有するのは、統一されたプラットフォームで美しく見せるのは難易度が高くなってしまいます。また、写真を入れたり、リンクを挿入したりするのも、ブログであれば大変に面倒な事です。

NAVERまとめでは、最近の流行であるJavascript主体としたサクサクと動くプラットフォーム上で、写真の挿入であったり、リンクの挿入がシンプルで簡単に行う事ができます。これによって、ブログなどで面倒なまとめであっても、NAVERまとめのプラットフォーム上ではシンプルで美しくまとめあげる事ができるようになっています。また、自分のまとめに対して、アクセス流入もとであったり、TwitterやFacebookの共有数を見れるなど、まとめ作成者支援のシステムも整っています。これだけシステムをゼロから作って動かすのは、並大抵の作業ではなく、NHN社の技術力の高さとマネジメントの高さがに驚きます。

知識共有がお金になる

従来のFaQサイト(例えば、Yahoo知恵袋)などにおいては、素晴らしい回答したからと言ってお金が貰える訳ではありませんでした。しかし、NAVERまとめでは、自分が多くの人に共有されるようなまとめを作ると、インセンティブが貰えるシステムになっています。たとえ、インセンティブの金額が多くなかったとしても、たとえ1円であったとしても、自分の作ったものに対してお金が発生するという事は、情報を発信していく大きな動機になります。良い情報を作り出そうと思えば、一般的にはそれに対してある程度の労力が必要になったりするからです。

NHN社は、「1億総キュレーター」を目指しているという事で、Yahoo JAPANの検索エンジンに採用されてNAVERまとめの認知度が高まっていけば、今まで以上にNAVERまとめ上で「まとめを作成する人」が増えて、NAVERまとめの成長の原動力となる事が期待できるのかもしれません。知識、情報を共有するという事が(少しでも)お金になるという事が多くの人の認識になれば、NAVERまとめ上で情報発信する人が増えるし、高額の電子書籍を安価にする圧力にもなる可能性があるでしょう。

検索エンジンのあり方を変えるサイト

Google検索で「六本木」を検索する人は、どのような回答を求めて六本木を検索するでしょうか?過半数以上の人は、六本木のタウン情報を検索したいと思って検索しているに違いありません。そして、もう過半数の人は、六本木についての最新の時事話題について調べたいと思っている人が多いかもしれない。「六本木」について検索した人が欲しい情報というのは、六本木のタウン情報であるカフェ、レストラン、そして六本木の遊び場スポット、ホテルなどが大半でしょう。

しかし、現在のGoogle検索で「六本木」を検索した結果として出てくるのは、1番目に「六本木とは何か」のWikipadia、六本木ヒルズの公式サイト、六本木経済新聞というニュースサイト、そして「マスコミが報じない!六本木クラブ「フラワー」襲撃殺人の犯人情報まとめ」という既に過去のもにになりつつある非常に古い共有数が多いニュースであったり、Yahooの知恵袋の回答などが出てきます。こうした人々が「六本木」について知りたいと思っているのとは、全然別の次元の検索結果がずらりと並んでしまうので、検索エンジンのサイトを1ページめから数多くのサイトを開いて、自分が欲しい情報に到達するまで時間のロスをしなければいけないという事が起こっています。

NAVERまとめにおいては、少なくとも「六本木」とくれば、六本木のタウン情報、レストラン、カフェが出てくるような作りになっていくと考えられます。また、時事のニュースにつていもGoogleよりも的確な情報が手に入ることが期待できます。六本木のおしゃれカフェなんて20店舗ぐらいのものでしょうし、皆が行きたいレストランだって30店舗ほどしかないでしょうし、六本木のショッピングスポットだって10ヶ所あればいいところです。その僅かな情報がまとまったサイトをGoogleで探すのが今までは困難だったのです。たった20店舗のオススメカフェを探したり、30店舗のオシャレなレストランを探したり、10ヶ所のショッピングスポットを探すのに何時間もかかっているのは本当に馬鹿馬鹿しくなってきます。

Google八分の危険性を排除

私がNAVERまとめで、数十万PVほど集めた1つのまとめ(以前に最も成功していたまとめ)に関して、アクセスがほとんど無くなったと思って確認してみると、Googleの検索上位からいつの間にか消えていました。以前は、検索するとほとんどトップに出ていたにも関わらず、検索の順位でかなり下の方に下落してしまいました。Googleの検索エンジンがどうして私のまとめを下位に落としたのかは不明ですが、NAVERまとめにおいても、ブログなどのコンテンツと同じようにこうしたGoogleから順位を下落させられるという事が起こりうるという事を実感しました。

Googleのシステムが変更されて、NAVERまとめが上位に表示されなくなった場合には、NAVERまとめ自体のPV数が大幅に減少するビジネスモデルの危険を内在していました。そこで、NAVERまとめ側もYahoo JAPANと提携することで、万が一にもGoogle八分されてもビジネスとしてしっかりと成立するようにと裏をとっておいたものと考えられます。日本の検索の8割を占めるとされるYahoo JAPANの方でしっかりと検索で表示されるようになれば、NAVERまとめがGoogleに無視されたところで、その影響は軽微で済むからです。今回のYahoo JAPANとの提携は、そういった意味でもビジネスを安定させる上で重要だったと考えます。

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