日本企業では、少子高齢化によって新卒の採用が困難になってきています。良い人材と思わなくても、どんどん採用を与えていかないと、新卒を採用できないような状況になっています。はっきり言って、大手企業以外に競争などほとんど存在していないような状況で、会話ができれば採用口には困らないような状況になっているでしょう。移民を受け入れていない事もあって、日本国内にほとんど人材における競争がないような状況になっています。

単純作業は、ロボットに置き換わるという話が盛んに出てくるようになってきました。現状、単純作業はロボットに置き換わっている訳ではありませんが、多くの作業であ賃金が下落しています。

日本の場合には、会社に勤務していると、全て会社の事を優先に考えさせられる事を強要されてしまいます。

労働者は、労働力以外の生産手段を持ち合わせていない場合、自分の労働力を売りにかけて賃金を得ようとします。その場合には、労働者が資本家の生産手段となり、活用される事になります。個人というのは、この個人の労働力分の生産力しか持ち合わせていません。これが資本家になると、企業株式の一部・もしくはすべてを保有する事によって、同時に大勢の個人を動かす生産手段を持ち合わせる事になります。

本来、自分の時間を自由に決める事ができるはずの人間ですが、会社に勤務していると、出勤の時間が決まっているので、朝は必ず定時に起きて会社に出勤しなくてはいけません。もし、定時に起きて出勤しなければ、会社をクビになってしまうっでしょう。

ローマ時代の奴隷というのは、『資産』であり、『所有物』として扱われました。現代社会では、会社の奴隷と表現されても、資産・所有物とまでは言えませんが、使用者、被使用者という言われ方は今でもされています。労働力を使用する物と使用されるものがある事は明確です。

大企業に勤めて、30代、40代ぐらいになってくると、年収450万円~年収600万円ぐらい貰えるようになって、生活水準としてはそれなりに安定します。一方で、フリーター・派遣社員になっていると、年収150万円~250万円ぐらいから抜け出す事ができなくなり、40代になって大企業社員と派遣社員の収入差が驚くほど大きくなるのが今の日本社会と言えるでしょう。だだ、大企業を辞めてしまえば、企業社員だった人の収入が落ちるのが普通です。

奴隷制度を終わらせた産業革命

産業革命が起こってくると、アメリカ北部で工業が発達するようになって、奴隷を使って工業生産を行う事が非効率になってきました。賃金労働者の労働意欲は奴隷に比べて高くて、賃金労働者であれば、知識を身に付けるという向上心もあります。奴隷のように言われた作業だけを単純に行っているような生産スタイルと言うのは、非常に効率が悪くなってきたのです。必要とされたのは、熟練した機械工労働者であり、奴隷ではありませんでした。

『千円札は拾うな。』という書籍を書いた安田佳生さんは、リクルートに勝つためには、自社も優秀な社員を採用する必要があると考えて、社員に対して2年目から新幹線のグリーン車を使ったり、新卒に対して高給を約束したりして、ワイキューブを人気企業に押し上げました。しかし、実際には高給取りの社員は、『自分たちは高いお金を貰って当然だ、何故なら優秀だから』と考えるようになり、業績は上がらなかったというのです。

ワイキューブは、売り上げが伸びても利益が伸びず、借金によって経営を成立させる企業になって、従業員に対しても借金でお金を払っていって、倒産に突っ走る事になります。

インターネットで稼ぎたいというのであれば、単純労働者になればなるほど稼げません。特にクラウドワークスであったり、ランサーズみたいなブラック企業ばかりが集合する非常にやばいサイトに登録して、稼げると勘違いしたら大間違いです。これらのサイトで稼いでいる人は、ほとんどプログラマーばかりで、プログラマーが1日で終えるような作業で稼げるというのであれば、やってもいいかなという案件をこなしている人たちです。誰にでも出来る安い案件のライター業で稼ぐのは至難の業ですのでやめといた方がいいでしょう。

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