企業と個人が海外に出ていかなければ生き残れない時代に必要となる基本の語学力

  • 19 June 2017
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これからは、日本の内需が大幅に減少していくとみられており、企業も個人も海外に出ていかないと生き残っていけない時代になってきています。

日本の国内需要の減少

日本は、内需が非常に強い国であり、全産業における輸出が2割しかなくて、他は全て国内のサービス業などです。この日本の力強い内需ですが、少子高齢化と人口減少に伴って、これからはどんどん弱くなっていく見通しがたてられています。つまり、生き残っていくには、海外進出はどうしても必要になっていくという事です。

海外進出するにあたっては、とにかく語学が必要となる事は誰でも分かる事です。海外の文化を知る前に語学力がなければ、『最初からお話にならない』からです。企業でいくら1つの技術力を磨いたところで、語学力がないとコミュニケーションできないという事では、これからは厳しい時代になってきているでしょう。

語学力は基本中の基本として必要で、その上でコミュニケーション能力が必要という事になります。通訳を使うのではなくて、親しくなろうと思ったら徹底して言語力を身に付ければ、更に親しい関係になり、ビジネスでも大変に役に立ちます。西村ひろゆき氏が『中国語をできる中国人を雇えばいい』みたいな話をしていましたが、ビジネスをする上では、相手を信用できるか否かは別の問題があります。

求められる能力の多様化

従来であれば、1つの企業で1つの技術を習得すれば良かったのですが、これからは多様な技術を持っていないと生き残っていけません。例えば、自動車会社が大量の部品から自動車を製造する事は難しくて、それで優位性を保ってきましたが、今はIT技術の進展によって自動運転が可能になるとされていて、それに製造業を単にくっつけたような状況が生まれつつあります。つまり、全てコンピューター上で設計して、あとは世界中のどの工場でも作れるという状況です。

自動車は今まで数百万円もしてきましたが、製造の部品がIT化によって省略されれば、数十万円で車が売られる事ができるようになるとされています。Googleなども既に自動車業界に興味を持ち始めていて、自動運転の技術競争が加速しています。

海外に出るのに必要な能力

海外に出ていく為に企業に必要な能力は、会社の社員が持っている能力ではダメかもしれません。会社の社員をリストラしたり、新規採用したりして入れ替えて、新しい人材で勝負していく必要が出てくるかもしれません。そうした時にまっさきに必要なくなるのは、高給取りで役に立たない45歳以上の社員です。能力が高い訳でもなく、これから能力が身に付く見込みもない社員は、高級なだけでまっさきにリストラ対象になるでしょう。

例えば、金融機関に大量採用されて、金融機関の窓口で投資信託を販売していたような人は、リストラされたらどこに行くのでしょうか?海外に出るといっても、その能力を身に付けた人はほとんどいないでしょう。IT化によって金融業界の窓口が必要なくなると、こうして大量されていた営業マンのような職種の人は、その能力を活かせる場所が全くなくなってしまう危険性があります。簡単に言ってしまえば、働きながら必死で別の能力を身に付ける努力をしていないと、リストラされた時に次の同業種の競争が激しくて働く場所がなくなってしまいます。

従来の働き方のように大企業だから企業にしがみついていれば、昇進・昇格してなどというのは単なる夢物語になりつつあり、学歴が高くて営業力が最強でという人になるか、別の能力を身に付けるかという選択肢になってきています。もし、学歴が大した事がなくて、営業力も普通レベルであれば、別の能力を伸ばしていくしかないでしょう。

金融業界のグローバル化

金融業界では、今後はグローバル化が更に進むとみられています。現在、特に銀行は国内の顧客を扱う事が普通とされてきました。これからは、海外の銀行が日本国内に参入したり、逆に日本の銀行が海外に参入したりして顧客の奪い合いが繰り広げられる事は確実でしょう。そうしなければ、金融業界の発展はあり得ないからです。また、海外証券を買う時には、海外の証券会社を通じて直接買った方が手数料が安く済むかもしれません。

ビットコインの仮想通貨は、こうした金融のグローバル化を後押しする可能性があります。今までは、海外にお金を移す時の手数料が高すぎて、お金を自由に移動できませんでした。それは、ビットコインなどの仮想通貨を利用する事によって、数字の移動で簡単で安全にお金を移動させる事が可能になろうとしています。この分野も発展途上です。

楽天が海外で失敗する理由

楽天は海外進出で失敗を重ねていて、日本国内から出る事ができません。それで社内の公用語を英語にするなどの措置をとっていますが、逆に無駄なコストがかかっているだけで成果が出ているという話を聞きません。楽天の主な顧客は日本人であり、日本人にサービスを提供する上で、英語を社内公用語にする事を重視しすぎると、例えば人材の採用などで歪みが出て、自社の強みまで失ってしまう可能性があります。

楽天は多角化のあまりビジネスが中途半端になっている部分も出てきました。例えば、利益率が高い金融事業を拡大して稼いでいますが、楽天銀行はSBI住友銀行と競合で、楽天証券は、ガチンコSBI住友証券と類似サービスになってきています。そして、そのサービスの質は、SBI住友証券の方が全体的に良いサービスとなっています。

ソフトバンクは成功企業か

日本で数少ない海外で大活躍できる企業としてソフトバンクの例があると言われる事がありますが、ソフトバンクには買収した会社の資産がありますが、同時に10兆円を超える負債があります。そして、この負債がスプリントなどの買収で急膨張している事から、海外の投資家にはソフトバンクの社債も評価されていません。ソフトバンクの知名度で社債がバンバン売れるのは日本国内の話です。

海外企業の買収は華やかでもありますが、同時に会社が潰れるだけのリスクの大きさも抱えていると言えるでしょう。ソフトバンクが収益源としている日本の携帯事業も競争が激しくなってきており、今のままの収益がずっと続くとは思えません。

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