仮想通貨の出現でインターネットでオープン化されていく決済システム

  • 1 December 2017
  • のぶやん

最近、流行しているビットコインは、誰かの中央組織に依存せずに決済を安全に行えるシステムとして脚光を浴びています。2009年に誕生した当初は、『手数料が安い』と言われていたのですが、今では手数料はそれほど安くないとされています。それでも、多くの人が便利だからという理由で利用しています。

ビットコイン自体は、コインチェックであったり、GMOコインなどの取引所を使って、誰でも簡単に手に入れる事ができるようになりました。ビットコインは、今では家電量販店、航空会社、VultrのようなVPSホスティング会社でも使えるようになりました。実際に使えるものになった事で、ビットコインの価格上昇にも結び付いています。

誰でも参加できる発掘作業

ビットコインの発掘は困難であるとされていますが、ビットコインの発掘には基本的に誰でも参加する事ができます。ビットコイン発掘の難易度が高くなってきていますが、ビットコイン以外の通貨(オルトコインと呼ばれる)であれば、容易に手に入るものが沢山あるのでオルトコインを発掘すればいいのです。

マイナーゲートに登録して、自分のパソコンにダウンロードを行って発掘ボタンを押すだけで、誰でも簡単に発掘作業に参加して仮想通貨を手に入れる事ができるのです。これは、誰のパソコンであっても『決済』の手段を提供するお手伝いができるという事を意味しています。誰かが決済を独占する訳ではなくなっているという事を意味します。

発掘参加者の多さが価格を決める

ブロックチェーンのシステムでは、発掘の参加者が多い(発掘パワーが大きい)という事は、それだけ決済する時のスピードが速くなる事を意味しています。現在の仮想通貨の発掘に使用される電力は、韓国の1年間の電力消費量以上とされており、活発に発掘が行われています。

発掘の参加者が増えれば増えるほど、仮想通貨のやり取り(トランズアクション)が安定しますので、良い通貨の証明になって、価格が高騰するという事になっています。決済システムの構築は、皆で行うものという考え方であり、多くの人が自分のサーバーを持ち寄ってトランズアクションに参加しています。

容易になる国際決済システム

ビットコインの決済は、インターネット上であれば国籍を全く関係ないものにするので、国際決済が非常に容易になります。今までは、マイナー通貨であれば、基軸通貨であるドルが基準になって決済が行われてきましたが、マイナー通貨をドルにしてから、またマイナー通貨に変換するというのは、非常に大きな手数料がかかっていました。

今後は、ビットコインのし支払いが増える事でオンライン上で安価な手数料で物・サービスが安全・安心にやり取りされる事が期待されています。

中国が主要なプレーヤー

ビットコインの採掘は、中国が主要なプレーヤーとなっています。中国の場合には、不動産がバブルと言われる水準で推移しており、投資できる場所には既に投資を終えたような状況です。13億人に対する不動産供給は既に足りており、その余ったお金は、発電のソーラーパネルであったり、ビットコインに向かっています。

中国政府としては、ビットコインで国内のお金が外国に流出するのを防ぎたいという考えがある一方で、電力を大量に消費するサーバー工場が1つの事業として成立しているという事実もあります。こうした事情から、政府が仮想通貨の取引所を閉鎖しておきながらも、通貨の発掘自体が続けられているという状況になっています。

多くの人が利用する事が大事

ビットコインの高騰によって、ビットコイン自体がトランズアクションの量を増やす事は難しくなっています。既に一般のパソコンで発掘はできない状況になっていて、専門のパソコンを使わないと発掘できない状況では、それを支える為に取引の手数料が高くなって当然でしょう。これでは、ビットコインがこれ以上価格を上げるのは難しいと言えます。

簡単に言ってしまえば、ビットコインの制限された状況は、インフレを生み出さないのですが、それが不足してデフレを起こしているような状況になっている訳です。ビットコインが想定以上のスピードで発掘が行われたためで、既に通貨を分裂させて『ビットコインキャッシュ』を生み出すなど、人為的にデフレを回避する事が行われています。

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