NAVERまとめのインセンティブがスマホを優遇する形に変化

  • 12 May 2016
  • のぶやん

NAVERまとめのインセンティブが『スマートフォンのユーザーが多い人に多く割り振る』というようになったそうです。今まで基準になっていた、Facebookなどは、40代〜60代ぐらいがボリュームゾーンになってしまっているので、そんなものを評価基準にしていたら、若者が喜ぶコンテンツが生産されないことに気がついたのでしょう。また、滞在時間にしてもパソコンからの滞在時間が長時間の文章が読めるので、『コンテンツが多い人が有利』みたいになっちゃう傾向があります。それを是正する為にスマートフォンファーストを取り入れたと見えます。

要は若者向けのコンテンツを作れ

60代・70代のジジババが見るような政治ネタのコンテンツを連発されて稼がれても、LINEを主力にしているLINE社にとってメリットは極めて少ないのが現状です。だって、ジジババはLINEなんて使わないで、今でもガラゲーを使っている人が多いので、LINEとか持っていない人も多くて、NAVERまとめとの相乗効果も見込みづらいというものがあります。スマートフォンでみられるようなコンテンツと言えば、若者向けのコンテンツが多いでしょう。あとは、女性向け。ファッション、ネイル、料理など。

私のNAVERまとめにまとめちえる分野は多岐にわたるので、特に影響は受けないものと感じています。若者向けからお年寄り向け、真面目なのから、ふざけたものまで、どんなものでも対応できます。また、保有しているウェブサイトも、10代が中心になって動いているものから、60代以上が使っているコミュニティまで、幅広いです。ただし、女性向けはまだ弱いので、ウェブサイトにしても、NAVERまとめにしても、女性向けコンテンツを増やすことが求められますね。ファッション分野の強化でしょうかね。

巨大化しているNAVERまとめ

NAVERまとめというサービスは、当初こそ様々な批判があったものですが、いつの間にか日本で10位に入っていたという巨大サイトになりました。言い換えれば、NAVERまとめのキュレーターとして継続してコンテンツを作った人というのは、それなりに報酬を得られたということもあって、『良かったと言える』と思います。成長する分野に身をおくというのは、何をやっても大切な事で、NAVERまとめでコンテンツ生成した事によって、少なからずインセンティブを得られたという事になります。特にスマートフォンからの収入を直接的に得られる手段として、NAVERまとめを活用できた事は良かったと思います。

NAVERまとめの可能性としては、今後のコンテンツが更に増加すれば、今の2倍、3倍のサービスとして日本で上位5本のサービスに入る可能性は十分にあると思います。そうなってくると、既に社会のプラットフォームというよりは、検索エンジンとしても強みを発揮する事ができるようになってきて、本当に凄い事になってきます。そして、NAVERまとめの成長を見ると、GoogleやYahooを凌ぐ可能性を秘めていて、その可能性が十分にあるという事です。何がGoogleと違うかと言えば、人が関わっているということです。

人間が関わることの重要性

自動化はプログラムで多くの分野で容易になった反面で、面白いか、面白く無いかを判断するのは人の知能でしかできません。例えば、あるイベントに参加して、そのイベントのどの部分が楽しかったかということは、参加者の感覚であり、それをロボットが判定する事ができないのです。何が言いたいかと言えば、文章の面白いところをつまみ上げるという作業をロボットは苦手としています。どこが笑えるか、どこが泣けるかなどは、ロボットには分かりません。だから、NAVERまとめのように人の手が入った方が強くなります。

逆に言ってしまえば、『選ぶ』という作業以外は、全部ロボットにやらせた方が効率的ということになります。非効率だけど人間がやるべき作業というのは、感情に任せた選定作業という事になるでしょう。それ以外のところは、ほとんど自動化してしまった方が良いという事になります。選定作業と言えば、『動画の編集』なども選定作業と言えるでしょう。動画の編集作業というのは、膨大な動画の中から人々の感情を揺さぶるシーンだけを抜き出すという非常に高度な作業になります。

雑誌が売れるか・売れないかは編集長次第

雑誌の編集長などは、個性が重要になるとされていますが、その『コンテンツの選び方』というのは、とても重要です。今、流行っている事を含めながらも、将来的に流行りそうなものを入れて、爆発的な売り上げを記録する雑誌というものが求められています。NAVERまとめと雑誌が違うところは、雑誌が1つのチャンネルとして機能しているのに対して、NAVERまとめのチャンネル機能は既に薄いものになっており、ユーザーアカウントはそれほど意味を持たなくなっています。それで良かったのではないかな、と思っています。だって、NAVERまとめの編集長がピックアップして、トップページで表現を行った方が正常です。各自が表現を行おうとしても、1日に1人が作成出来るコンテンツというのは限られていますし、各自が表現をしようにもアクセスに結びつきません。

良いコンテンツをピックアップする着眼点をどうすればいいか?といことは、誰もが悩んでいることでしょう。真面目にコンテンツを見て、真面目に選び出せば、誰もが似通ったコンテンツを選ぶと思います。多分、半分ぐらいは同じコンテンツを選ぶのではないでしょうか。あとの半分で、センスが問われるのだと思います。

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