熱海のリゾートマンション価格が崩壊!100万円以下で購入できる70年代物件が多発

  • 30 January 2017
  • のぶやん

熱海には、1970年代から1980年代にかけて、沢山の『リゾート系マンション』が建てられました。入口からホテル風の広いロビーがあって、温泉が付いていたり、プールが付いていたり、バルコニーが付いていたりとリゾート感があるマンションが贅沢です。

100万円以下で買えるマンション

その1970年代~1980年代に建てられた熱海のリゾートマンションが価格崩壊を起こしています。1970年代の老朽化した築40年以上の物件が特に安値になっていて、50万円ほどで売られている物件も沢山出てきているのです。

バブルに向かって土地・建物の代金が上がっていた時には、投資対象として買われていたものです。今では、空室だらけの老朽化したリゾートマンションとなっています。

キッチンとお風呂が老朽化

建物自体は、築40年で住むことが出来なくもないと思うのですが、問題になるのが老朽化したキッチンとお風呂です。築40年で昔のままだと、快適に住もうと思えば、リフォームが必要になる場合がほとんど。

10年後2020年に築50年を超えてくると、もう買い手を見つける事が難しくなって、誰も住まずに廃墟になる可能性があります。現在は、熱海駅近くに新築物件なども出てきていて、中古物件が駅近くでも値下がりしています。駅から遠い場所を好んで購入する人はほとんどいません。

維持・管理費が高額

熱海の場合には、普通のマンションの形をリゾート風にして『リゾートマンション』にしていて、温泉などを引き入れたりしているリゾートマンションもあります。共同大浴場、プールなどの施設を維持する為に維持管理費が一般のマンションと比べると高額になっていて、維持・管理費が3万円のマンションも珍しくありません。

一戸建てと違って維持・管理費が高いという事は、それだけ投資家が買いたがらない傾向が出てくるので、実際に住むような人を見つけてこないといけないという事になって転売が難しくなります。転売が難しい物件に手を出したい投資家というのは少数派です。たとえ、内装が築70年にしては良い物件であったとしても、リフォームしても転売できる可能性が低い時点で、投資対象とはならないでしょう。

駅近物件が200万円

熱海の駅に近い物件であっても、200万円以下という物件が多くなってきています。1990年代に建てられて、築26年ぐらいで200万円以下に暴落している物件もあります。それらの物件を見ると、やはり維持・管理費が2万円後半の物件で、実際に居住して電気・ガス・水道費を負担するとなると、場合によって4万円を超えてしまって、自分が保有しているにも関わらず毎月の家賃のように費用がかかってくるという割に合わない状態に陥ります。

熱海のあたりでは、上下水道5000円が当たり前で、管理費3万円と合わせると、維持するだけで3万5千円かかります。更に電話を使ったり、インターネット回線を使う場合には、月々の支払いは軽く4万円を超えてくる事が予想され、自分が定住するには高すぎるし、貸し出してもほとんど利益が取れない状況になってしまいます。こうした激安物件の多くは、ファミリーで住むには狭すぎて、1人で住むにはアクセスが悪すぎます。

ホテルに泊まった方がいい

熱海のリゾートマンションは、500万円で売られている物件でも、月額管理費が3万円もかかってしまいます。毎月3万円も出せば、東京からの交通費・ホテル宿泊も可能になります。毎月のように「熱海でしか遊ばない」という人ならば、リゾートマンションの保有もいいかもしれませんが、一般人からするとリゾートマンションを購入するよりも、ホテルに宿泊した方が自由度が高いでしょう。

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